ヒダカミセバヤ

日高見せばや （ヒダカミセバヤ ）


ベンケイソウ科、ムラサキベンケイソウ属


北海道の山岳地帯の岩場という厳しい環境に
自生する多年生の多肉植物、日本の固有種。


花の季節になると大量の桃色の花が見事に
咲き誇るその姿は素敵な眺めとなる。


『見せばや』（ミセバヤ）の名前は、花の季節、
高野山の僧侶がこの花姿を目の前にし、和歌
の師匠の『冷泉為久』（レイゼイタメヒサ）に
『君に見せばや』の詞を添えて贈った事に由来
するもので、意味は『君に見せたいものだ』
と謳ったものである。


多肉植物の花は、一般の植物の花とは違った
魅力を持つものであり、その名の由来も成程
と頷けるものである。

和名　日高見せばや（ヒダカミセバヤ）
　　　玉緒 （タマノヲ）
洋名　シーボルドズ ストーンクロップ
　　　（SIEBOLD'S STONECROP）
学名　ヒロテレフィウム カウチコラム
　　　（HYLOTELEPHIUM CAUTICOLUM）
分類　ユキノシタ目、ベンケイソウ科、
　　　ムラサキベンケイソウ属
種類　多年生多肉草本
草丈　５〜１０ｃｍ
開花　夏〜秋
花色　桃
花径　１０ｍｍ
原産　日本、北海道（日吉、十勝、釧路）
言葉　つつましさ
　　　大切なあなた
場所　六甲高山植物園
撮影　240429

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