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CUSCUTA


カスクータ (CUSCUTA)


ナス目、ヒルガオ科、ネナシカズラ属に分類
されている熱帯地域に見られる一年生植物。
日本に渡来したものはアメリカが原産のもの。


パラサイトプランツ、完全なる寄生植物である。


この植物自身には、一般の植物がもつ光合成を
する為の葉緑体を保有しない。そして土中から
水分や養分を吸い上げる根はない。種から発芽
した時には根があるのだが、寄生する植物へと
辿り着いた瞬間にその根はなくなる。それゆえ
和名では、根無蔓(ネナシカズラ)と呼ばれる。


種から発芽したこれは、ひたすらに他の植物に
巻き付いては、寄生対象とする植物へと複数の
アンカーを次々と打ち込んでいく。それにより
寄生された植物の養分を全て吸い尽くして殺す。


そして、他の植物を殺した後には白い花が咲き
種をばら撒く。この種は長寿命で何年も生きて
発芽するとまた、他の植物を全滅させる。


例えば、興味本位でこのラーメン状の蔓の一本
を興味本位で持ち帰って、自宅の庭に放り投げ
置いておくだけで、その庭はこの植物に占拠を
されてしまう。


世界で最も恐ろしくも、悍ましい(オゾマシイ)
寄生植物となる。


これを全滅させる方法は、汚染されたその大地
を火炎放射器で完全に焼き尽くして、土中内の
種を完全に焼き尽くすか、土そのものを完全に
入れ替えるかだけしか方法は残されていない。


私の住む大阪では、淀川の河川敷で大量発生を
したこの植物が、ありとあらゆる植物を襲って
全滅させている姿を以前の記事で載せた。


それが、沖縄県の宮古島の複数箇所でその猛威
をふるう姿を目の当たりにしたのである。


以前に河川敷で見たものは、黄色であったのが
宮古島では、橙色、黄緑色のものも出現してて
特に黄緑色のものは、出現しているコレに対し
気付きにくいものとなる。

片っ端から巻きつくこの植物は、樹木も襲う姿
を私の以前の記事にも載せている。


和名 根無蔓 (ネナシカズラ)
洋名 フィールド ドッダー
   (FIELD DODDER)
学名 カスクータ (CUSCUTA)
分類 ナス目、ヒルガオ科、
   ネナシカズラ属
種類 一年生植物
   完全寄生植物
草丈 1m
開花 8〜10月
花色 白
花径 3mm
原産 地球の熱帯地方
言葉 下賤(ゲセン)
撮影 沖縄県宮古島の複数箇所

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