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SUGAR CANE


シュガー ケイン (SUGAR CANE)


イネ目、イネ科、サトウキビ属


沖縄県が全国生産量でナンバーワンを占める
農作物が、砂糖黍(サトウキビ)となる。


この首位の座の獲得には理由があって、これ
を育てる為に必要なものが揃っているからで
それは温暖な気候と大量の水のふたつとなる。


世界にはサトウキビは何種類もあるものだが
植えればなんでも良いと言うわけではない。
イネ目、イネ科にあたる、このサトウキビ、
これもイネと同様にブランドも、特徴もある。


宮古島に植るのは『サトウキビ農林31号』
品番KY 99-176は、九州沖縄農業センター
から産出されたサトウキビの農業品種である。


夏植えで多収が確保される品種で耐倒伏性
や落葉性、耐病性に優れ、手での刈込みが
しやすいなどの利点を持っている。宮古島
の農地の7割を占めるサトウキビでもあり
農業従事者の方にとって余計な手間などが
掛からないに越したことはない。


これらのサトウキビ畑にはスプリンクラー
が設置されていて、雨水保存の大型タンク
からの噴霧が定刻になると行われている。
宮古島では、サトウキビ畑に於いて何度も
その光景を目にし、省力化につながってて
感心させられた。


サトウキビには、糖度基準というものがあり
基準糖度帯としては(13.1~14.3度)と
厳密な糖度が数値化されている。この数値を
下回れば規格外品としての扱いを受けるので
こういうブランド品種が重要となってくる。


私が訪れた宮古島、島の外周には、アダンや
ギンネム、ハーフフラワーなどの台風除けの
樹木が島全体を風雨から護っているわけだが
内地の畑は殆どがサトウキビ畑であり、私の
身長をはるかに超えたそれらが沢山植ってて
収穫していたなら、一本くらいは買いたいと
思っていたが、誰もサトウキビ畑で刈り込む
姿は一切、見えず仕舞いだった。


サトウキビの収穫サイクルの決め手には開花
が基準となり、一斉に刈り取られる。我々の
合宿より2〜3週間ほど後がその時期らしい。


この植物はバイオマスエネルギーとして利用
も可能であり、その葉は染料にも使われる。
収穫した後には粉砕され、圧縮され、絞った
液分を煮詰めて糖分を抽出する。それら廃材
は再びサトウキビ畑の肥料となる。とっても
環境にやさしい植物となる。


私は四年前に初めてサトウキビの茎を齧って
感動し、またサトウキビを来年こそ齧りたい
と思っている。




空から見下ろした宮古島の大地。
農場の70%以上をこのサトウキビが占有、
ビニールハウスのものはマンゴーだそうで
後はカボチャがチョコチョコと植っている。


和名 砂糖黍 (サトウキビ)
   甘蔗 (カンシャ)
洋名 シュガー ケイン (SUGAR CANE)
学名 サッチャラム オフィシナラム
   (SACCHARUM OFFICINARUM)
分類 イネ目、イネ科、サトウキビ属
種類 多年生植物
草丈 150〜300cmテレカ
開花 秋
花色 赤
原産 ニューギニア
言葉 平和
撮影 沖縄県宮古島

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