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ルイコフイチゲ 極寒の地に咲く花

類古府一華 (ルイコフイチゲ)


キンポウゲ目、キンポウゲ科、オキナグサ属


ユーラシア大陸の東方、オホーツク海南の西部に
位置する島、樺太(カラフト)を原産の高山植物。


翁草(オキナグサ)とは、日本国内で見られる植物
であるが、樺太では数種類のオキナグサの仲間を
見る事が出来ると云われる。本種はそのひとつ。


北部の類古府(ルイコフ)に自生していることから
ルイコフイチゲの名がつく。極寒の地にある植物
とあって毛が多く生えて、寒さに耐える防御力を
備えている。


この植物のもうひとつの防衛は有毒物質である。
これは全草にプロトアネモニン ラナンクリンなど
の毒を含んでおり、分泌される汁液により皮膚炎
を引き起こしたり、誤食すれば腹痛、嘔吐、血便
のほか痙攣・心停止に至る可能性もある。


これはカシポオキナグサ、ヒトツバオキナグサと
並んで三大オキナグサのひとつとなっている。


そんな厳しい環境に育つ植物ではあるが、普通に
ネット通販で買える植物となっており、冷涼環境
を整えることで育成できる。



和名 類古府一華
   (ルイコフイチゲ)
学名 プルサティラ タテワキ
   (PULSATILLA TATEWAKI)
分類 キンポウゲ目、キンポウゲ科、オキナグサ属
種類 多年生草本
草丈 15〜20cm
開花 4〜5月
花色 薄紫
花径 4〜6cm
毒物 プロトアネモニン、ラナンクリン
症状 腹痛、嘔吐、血便、痙攣、心停止
原産 樺太
言葉 何も求めない
   奉仕
撮影 咲くやこの花館

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