花紫

花紫 （ハナムラサキ）

マメ目、マメ科、ハナズオウ属

一般に、花蘇芳（ハナズオウ）の名で知られる
樹木である。昔は至る所に花がつく樹木だなの
印象であったが、以前の記事にイエスキリスト
を裏切ったユダが、その処刑を聞きつけて首を
吊った樹木として紹介をした。

先週の土日に桜特集の為に撮影に行った植物園で
時にびっしりと幹に蕾をつけたハナズオウを前に
撮影をしていた時、母と娘らしい二人が私の横を
通った際に、『うわっ、キショッ！』と声を上げ
そのまま去って行った。関西弁で『キショッ！』
は、標準語に直すと『『気色悪いわね』となる。

私はもう、どんな植物も樹木もあるがままの姿と
普通に認識するものだから、普通にハナズオウの
幹の全面についた花の蕾に対してもユニークな花
だな程度の感覚で撮影をしていたのである。

ちょっと『ファブル』の中の『それが普通なのか』
の感覚に近い様である。

ユニークなカタチと感じるのか？
キショッ！と思うのか？

さて、貴方はどっちサイドであろうか？

和名　花蘇芳 （ハナズオウ）
　　　蘇芳花 （ズオウバナ）
　　　蘇芳木 （ズオウギ）
　　　花紫 （ハナムラサキ）
洋名　チャイニーズ レッドバド
　　　（CHINESE REDBUD）
学名　サーシス チャイネンシス
　　　（CERSIS CHINENSIS）
分類　マメ目、マメ科、ハナズオウ属
種類　落葉低木
草丈　２〜５ｍ
開花　春
花色　紫、桃
原産　中国
言葉　裏切り、不信、疑惑
　　　高貴、喜び、目覚め、豊かな生涯
撮影　京都府立植物園

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