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AFRICA MAIMAI


アフリカマイマイ (AFRICA MAIMAI)


腹足網、柄眼目、アフリカマイマイ科に
属する陸生巻貝で世界最大のカタツムリ。


空港での持込禁止生物のパンフレットを
手に入れてふむふむと内容をチェックし
そのリストの中にしっかりとエントリー
されている。


植物防疫法というものがあり、有害動物
として、分布地からの持出を禁止される
もので、日本国のみならず他の国々でも
同様の措置が取られている。外来生物法
に於いても生態系被害防止外来種に指定
されている。


以前にこのカタツムリに触れるだけでも
寄生虫がヒトの身体に取り憑く事により
致死に至るものと文献で読んだ事があり
詳しく調べると、アフリカマイマイの中
に広東住血線虫が寄生していた場合には
ヒトが触れる事でコレに寄生された場合
死に至るというもの。


その触れるといけないとされるのはこの
アフリカマイマイが這い回った痕跡にも
貝殻に触れても寄生されるリスクがある
というものである。


そもそもが、このアフリカマイマイなる
生物が何故に沖縄県の宮古島にいるのか
であるが、台湾ではこれを食用とする。
多分、その寄生生物は何らかの処置より
無効化するのであろうが、これを沖縄で
食用に持ち込んだのが戦争中の事であり
これが沖縄にて敗戦後には無管理状態に
なって帰化してしまったのである。


アフリカマイマイは、雑食性で葉だけで
なく、動物性のものも食すもの。彼らの
移動速度は一般のカタツムリと比較して
倍以上のものである。食欲は旺盛であり
農作物に対する被害が大きい為、農業の
従事者にとりとても厄介なものである。


宮古島に着き、雑木林の中を探索したら
これが地面にあり、直に触れるのは良く
ないなと棒っ切れでひっくり返すと巻貝
の奥には本体が奥の方に見えた。これは
完全夜行性なので、昼の間は活動停止し
地面に転がっていた訳である。


触れてはならず、持ち帰ってもいけない
とても危険な生物である。






和名 アフリカマイマイ
    (AFRICA MAIMAI)
洋名 ジャイアント アフリカン スネイル
   (GIANT AFRICAN SNAIL)
学名 アカティナ フリカ
   (ACHATINA FULICA)
分類 腹足網、柄眼目、アフリカマイマイ科
種類 カタツムリ類
殻径 7~8cm
殻高 20cm
原産 東アフリカ
   モザンビーク、タンザニア
食性 植物の葉(特定せず何でも)
   菌類
   動物の死骸など
   コンクリート(他のカタツムリ同様)
媒介 広東住血線虫
   (ヒトに寄生すると髄膜脳炎より致死)
   ※見つけても手で触れてはいけない
規制 植物防疫法 分布地域からの持出禁止
   外来生物法 生態系被害防止外来種指定
   世界侵略的外来種規定 ワースト100
備考 世界最大のカタツムリ
   台湾では現在も食用として利用


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