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拳(コブシ)


モクレン目、モクレン科、モクレン属
日本を原産とするモクレンの仲間の落葉低木。

千昌夫氏の歌ったヒット曲『北国の春』の中
『白樺 青空 南風 こぶし咲く あの丘北国の
あゝ北国の春』と、その歌詞の中の歌い出し
辺りに登場する樹木の名前である。昔の演歌は
歌詞も覚えやすかったなと書きながら思う。
演歌というと、これもコブシを効かせるとよく
耳にするが、歌っているその中で一瞬だけ音を
上下させるテクニックのことを指す。こちらの
漢字は『拳』ではなく『小節』の漢字を使う。


『辛夷』(コブシ)と表記されるのが一般的で
これは、これの花の蕾を使用する中国の漢方名
に由来するものである。

もうひとつの漢字表記は、タイトル通りであり
花が終わった後に、奇妙な果実が付くものだが
そのカタチから『拳』(コブシ)の名がついた
とされている。


コブシの果実がこんなにも『変な形』な理由は
『受粉の不均一性』が原因と考えられている。


コブシの花が風や虫より受粉される中に於いて
全ての雌蕊が均等に受粉されない事が多いため
その結果、受粉が成功した部分は実として発達、
受粉が不完全だった部分は十分に成長しきらず
そんな事からこんなチグハグな果実の形になる
ものであり、この植物の自然な生態なのである。



和名 辛夷 (コブシ)
   拳 (コブシ)
   山蘭 (ヤマアララギ)
   田打桜 (タウチザクラ)
洋名 コブシ マグノリア
   (KOBUSHI MAGNOLIA)
   コブス マグノリア
学名 マグノリア コブス
   (MAGNOLIA KOBUS)
分類 モクレン目、モクレン科、モクレン属
種類 落葉小低木
草丈 10m
開花 3〜4月
花色 白
花径 10cm
花弁 9枚
原産 日本全国(北海道〜九州)
言葉 信頼
   愛らしさ
   友情
   友愛
撮影 大野川緑陰道路

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