幻のヒマラヤの青いケシ
メコノプシス (MECONOPSIS)
ケシ料、メコノプシス属の多年生植物。
ヒマラヤ山脈の高い位置にのみ自生する青い
ケシ類で、日本に初上陸した際は、この幻の
青い花のケシを一目でも見たいと植物園では
これのコーナーに長蛇の列が出来た事もある。
私も随分前にその列に並んだ。これを見る為
ではなく、植物園に行ったら賑やかになって
いたのだった。
青色のケシの仲間はケシ科メコノプシス属に
分類され、約80種類がヒマラヤ山脈などの
アジアの高地に分布している。花色は写真の
様な青色のものが鮮やかで美しいとされるが
他には、紫、赤、白、黄などもある。
標高3500m辺りから上部にしか見られぬ
メコノプシスを自生地で観察するには高山病
になるなどのリスクが避けられない。
世界にもこの植物の愛好家は多いが、一般に
栽培による維持が困難とされる植物とされる。
植物そのものに耐暑性がない為、この栽培に
ついては冷涼地での栽培か、もしくは冷房室
完備の状況下でのみ栽培が可能となる。
かつては『幻の』の形容詞がついていたけど
今では普通に他の植物と同様の感じで見る事
が出来る。美しい青色は昔とは変わらぬまま
清涼感があって良い。もちろん、この植物が
植わるのはとても涼しい温度管理がされてる
ゾーンで冷え冷えなので気持ちが良いもの。
目も身体も冷やされ、とても宜しいのである。
和名 喜馬拉雅青芥子(ヒマラヤアオケシ)
喜麻拉亜青芥子(ヒマラヤアオケシ)
洋名 ブルー ポピー (BLUE POPPY)
メコノプシス (MECONOPSIS)
学名 メコノプシス ホリデュラ
(MECONOPSIS HORRIDULA)
分類 キンポウゲ目、ケシ料、
メコノプシス属
種類 多年生植物
草丈 60〜120cm
開花 春〜夏
花色 青
花径 20〜50mm
花弁 4〜5枚
原産 ヒマラヤ山脈
チベット
中国(雲南、四川、青海)
ミャンマー北部
言葉 謙遜
撮影 咲くやこの花館
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