ローゼル　赤いその実は酸味が爽やかな健康食品

ローゼル （ROSELLE）


アオイ目、アオイ科、フヨウ属の多年生低木


このローゼルの真っ赤なこの姿は、花でなく
実である。過去に何度かこれを見つける度に
写真を撮ろうとIPHONEを身構えたものだが
その周りは蟻（アリ）だらけだったので撮影
はしていない。強く息を吹きかけても何故か
これの実からは立ち退かずアリは踏ん張る。
どうやらこのローゼルの実はベタベタしてて
その粘性が手伝ってアリは飛んでいかない様
なのである。


そんなローゼルが沢山あるのを見つけて撮影
した。その横には水洗いをされている果実が
テーブルいっぱいに拡げられていてご年配の
女性が、『これを食べてみ、美味しいからね』
と、ひとつ私に分けてくれたのだ。


酸味が口の中に拡がってく爽やかな味である。
これの和名『花梅』（ハナウメ）に納得する。
『みなみ農園』にて栽培されたローゼルであり
こうして水洗いした後の実が『CO-OP』にて
販売されるのだという。許可を貰って撮影を
すると、こんなものに興味をもつ男は珍しい
と言いながら楽しそうに笑ったのであった。


ローゼルのこの実にある強い酸味はクエン酸
によるもので、その含有量はお酢に匹敵する
とも言われている。他にリンゴ酸やビタミン
Ｃ、アントシアニン色素成分、ミネラル成分
も含まれており、ハーブティー、ジャムなど
にも加工され、疲労回復にも効く健康食品と
なっている。


沖縄は、どこを歩いてても女性の方が優しく
接してくれるのが、心地良い。それととても
生き生きと働いている女性の姿ばかりが目に
つくのであった。女性の方が絶対数が多い？
とても、不思議である。

和名　花梅 （ハナウメ）
洋名　レモネード ブッシュ
　　　（LEMONADE BUSH）
　　　フレンチ ソレル
　　　（FRENCH SORREL）
　　　ジェリー オクラ
　　　（JERRY OKURA）
学名　ハイビスカス サブダリファ
　　　（HIBISCUS SABDARIFFA）
分類　アオイ目、アオイ科、アオイ亜科、
　　　フヨウ属、ローゼル種
種類　多年生低木
草丈　１５０〜２００ｃｍ
開花　９〜１１人
花色　クリーム色
花径　１０ｃｍ
原産　アフリカ北西部
渡来　江戸時代後期（鑑賞目的）
言葉　繊細な美しさ
撮影　沖縄県久米島

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