ビャクダン 仰ぐ扇子に漂うは、心鎮める優しい香り
白檀 (ビャクダン)
ビャクダン科、ビャクダン属に属する常緑樹
であり、樹高は5〜10mにもなる。
成長すればする程に、他の植物への寄生する
依存性が強くなる植物である。
ビャクダンの名から判る通り、香木としての
利用価値が高いものであり、これの材からの
扇子などはとても甘く上品な香りを持つ。
樹皮、枝、葉、花は、殆ど香りはないもので
心材自体も美しい香りが常温下でもする様に
なるには最低でも30年はかかるものである。
半寄生植物の為、生育に長い時間がかかる事
から育成も難しく、その価格が年々高騰傾向
にある。扇子の他には、仏像にも使われたり
お線香にも使われている。
これの香り成分は、サンダルウッドオイルと
呼ばれるもので、主成分サンタロールがこの
主たるもの。殺菌作用の他には、鎮静作用も
有しているもの。
香木としては、沈香、白檀、乳香、などが
有名であるが、これらも追って記事にしたい
と考えている。
撮影時には気づかなかったが、ネッタイシマカの
姿が収まっており、ビャクダンの花の蜜を吸う姿
となる。これら吸血するのはメスの蚊だけであり
それもオスと交尾したものだけが、吸血性に転じ
我々に襲いかかる。次の子孫へと効率良い養分に
なるのが動物の血液だからである。この個体には
交尾するパートナーと巡り会わずだった為に花蜜
だけを吸ってもう少し生き延びるのだろう…
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和名 白檀 (ビャクダン)
老山白檀 (ロウザンビャクダン)
洋名 サンダルウッド
(SANDAL WOOD)
チャンダナ
(CANDANA)
学名 サンタラム アルバム
(SANTALUM ALBUM)
分類 ビャクダン目、ビャクダン科、
ビャクダン属、ビャクダン種
種類 熱帯性常緑樹
半寄生植物
樹高 5〜10m
開花 5〜7月
花色 紫、黄
花径 5〜6mm
原産 インド、インドネシア、
オーストラリア
言葉 思慕の心
撮影 武田薬品工業京都薬用植物園、温室内
香木エリア
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