自己紹介と好きな小説・映画十撰
ごあいさつ
こんにちは、はじめまして!
たまごだけごはん🍳です。
読書と映画鑑賞が好きです。
これまで本や映画の感想をぽちぽちTwitterに上げていたのですが、まとまった文章を公開するには、noteの方が見やすいなと思ったのではじめてみました。
感想文を読むのも好きなので、作品の嗜好が似ている方と交流できたら嬉しいです。
フォロー・コメントはお気軽に。よろしくお願いします。
プロフィール
誕生:1994年
性別:女
家族:旦那 息子2人
職業:家業の総務
住居:ほぼ関西
趣味:読書・映画鑑賞(後のレビューサイト巡り)
温泉 紅茶 Twitter徘徊
嗜好:オムニバス、群像劇
ジャンルはSF、ホラー、ファンタジー
ドラマ、ロマンスでも何でも
食べ物が美味しそうな作品も好き
俳優声優ともに渋いおじさまに沼りがち
アニメ・マンガはジャンプ系がメイン
SCP/特撮/現代俳句/おつまみ/柴犬/
◆◇◆
書こうと思っていること
読書と映画鑑賞が好きです。(2回目)
でも本当は、見終わった作品のレビューを見て、
「そうそう!」と思わず相槌を打ちたくなる感想や、
うまく言語化できずモヤモヤした胸の内を射抜くような表現に出会ったり、
時には自分とはまったく違う評価に、別視点からの想いを馳せてみたり。
作品を通して、気持ちの答え合わせも楽しかったりします。
そうして多くのレビューと巡り会っていくうちに、自分も感想の発信をしてみたくなりました。
そもそも忘れっぽい性格で、時間が経つと内容が抜けていたりするので、アウトプットと忘備録も兼ねているのですが。
文章のクセで、熱がこもると「ですます調・である調」の制御が困難になったり、つい一昔前のオタクのような、調子をこいた文章になりがちです。
記事というより書き散らかした投稿ばかりになるかと思いますが、ぬるま湯のような温度で見守っていただければ幸いです。
まずは百聞は一見に如かず。
自分は何かより、何が好きかで自分を語れよ!(ドン!)ということで、私の好きな小説・映画を10作品選んでみました。
ランキングではなく、はじめてその作品に触れた年代順に挙げてます。下へ行くほど新しいです。
トリコのフルコースみたいに、今後出会う作品によって、随時追加や編集していくつもりです。
よろしくお願いします!
◆◇◆
マイ小説ベスト10
声の綱/星新一
オムニバス形式の楽しさに目覚めさせてくれた一冊。多数の視点から、じわじわ人工知能が人類を脅かしていく過程が繋がっていく。短編集なので読みやすくて惹き込まれるストーリー。さすがはショートショートの神様!表紙のイラストが可愛い。
ラッシュライフ/伊坂幸太郎
伊藤幸太郎作品はけっこう読んできたけど、群像劇好きとしてはコレが一番かな。トンデモな登場人物どうしが絡み合っては、『あの時のアレはこうだったのか!』と解明されていくのは快感の域。
この人の作品読むと、その後の自分の脳内言語が伊坂幸太郎節っぽくなるのは私だけじゃないはず。
アルジャーノンに花束を/ダニエル・キイス
私に莫大な権力があるとしたら、この本を読書感想文の永年課題図書にしたい。知的障害者の青年が脳手術を受けて天才的な知能を得る話なんだけど、知能によって文体がしていく構造は画期的でおもしろい。切なくて苦しい読後感から、「何を持って人は愛されるのか」見つめ直すことで、人生において確かに実を結ぶ一冊。
失はれる物語/乙一
乙一さんの作品はバラエティーに富み、ジャンル関係なくして凄みがあるので、もう愛さずにはいられない。多彩な天才。ホラーはキッチリおぞましく、ヒューマンドラマはほろりと温かい。温度差で風邪をひく、いやむしろ「ととのう」為に追いかけていたい作者さん。こちらは割とハートフルな方の短編集。お気に入りは「calling you」。
ZOO/乙一
そしてこちらはバイオレンスな方の短編集。子供の頃は怖いのが苦手だったはずなのに、今は好き好んでホラーを漁っている。そんな嗜好の方向を定めたのは紛れもなくこの一冊。中でも殺人鬼に閉じ込められた姉弟を描いた「seven rooms」は何度も内容を思い出しては、そのラストの衝撃を反芻したもので…。内容の恐ろしさの割に、さらりと易しい文章も魅力です。
文鳥・夢十夜/夏目漱石
夢十夜・第一夜のうつくしさは有名すぎるけれども、文鳥を読んだ後の痺れは凄まじいものだった。一度読んだだけで文鳥の愛らしさにノックアウトされ、飼いたくなり、何度ホームセンターの小動物コーナーへ通ったことか。夏目漱石は時代の隔たりを感じさせない、感情がダイレクトに伝わってくる感じが親しみやすくて、ことばを操る天才なんだなと思い知らされる。正直何度読んでも、夢十夜は理解しきれる自信はないけど。
芸人交換日記/鈴木おさむ
携帯小説のような雰囲気で、サクサクとテンポよく読める。売れない芸人コンビの諦めと別れと物語。お笑いというポジティブかつ正解が不明瞭な世界で、コイツと人生を共にするというブロマンス関係が個人的な弱点なので、刺さりました。田中圭とオードリー若林が演じた舞台版もぜひ。春日のプロポーズドッキリの若林さんレベルに鼻垂らして嗚咽すっからマジで。
食堂かたつむり/小川糸
1日1組限定、メニューはお客様次第。そこで食事をすると願いが叶うと噂の食堂のお話。真冬の朝に飲むお味噌汁みたいな、あたたかくて美味しそうな作風が醍醐味の小川糸デビュー作。登場人物に寄りそう気持ちのこもった料理、丁寧なくらしぶり、田舎のスローライフ…。憧れるなぁ。精神がささくれて、トリートメントしたいときの読書に。他作品どれも素敵でおすすめです。
青と赤のエスキース/青山美智子
一枚のエスキース(絵画)を巡ってストーリーが展開してゆく、ハートウォーミング群像劇。普段本読まない人のカバンに勝手にそっと忍ばせたい本(駄目だよ)NO.1。読みやすくて、映像では表現できない文章ならではの仕掛けがあって、感動できる。読書のエッセンスが詰まった一冊。売れっ子作家さんなのにまだこの一作しか読めてないので、これから挑戦していきたい。
太陽帆船/中村森
読み終わってないし、小説ではなく句集なのですが、大切な一冊なので。
だれもが胸のうちに漂わせていたけど、言語化できずに放置していた心象を、すくいあげて照らしてくれる。たった数個の音が織りなす無数の物語。
小説読むより効率よく物思いに耽れるので、旅行のおともに最適です。
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マイ映画ベスト10選
ハウルの動く城
作品への理解が深まるごとに、愛おしさが増してくるマイベストジブリ。主題歌「人生のメリーゴーランド」には毎度琴線わし掴みにされる。ベーコンエッグのシーンが大好き。額にいれて部屋に飾ってるくらい好き。
きっと、うまくいく
めっちゃ前向きな気持ちになれる、歌って踊れるインド映画の最骨頂。名門理系大学が舞台の青春モノ。扱うテーマやドラマ性が豊かなので、170分の長尺でも楽しく観れる。3回は観た。
ショーシャンクの空に
諦めないことの大切さと主人公の強さが心打つ、言わずと知れた名作。抑圧された刑務所、彩度の低い映像から一変、ラストシーンの青空は自分の身も心も洗われるような美しさ。
ロスト・エモーション
感情そのものが禁忌とされた近未来で、お互いに惹かれ合ってしまった男女を描くディストピアロマンス。「障害があると恋愛って燃えるよね」を煮詰めて瞬間冷凍したような、静かで激しい作品。Apple社が管理してそうな住居の機能美、洗練された映像も見所!
CABIN
ホラーかと問われれば悩むけど、ホラー好きは120%楽しめるマルチレイヤー・スリラー!!定番を逆手に取った演出や、日本あるあるな要素も踏まえたりと魅力がたくさん!スプラッターシーンをコマ送りしたくなる作品はコレで最初で最後だと思う。
LEON
可愛いとカッコいいと切なさがみっちみちに詰め込まれた最高傑作。こころの柔らかいところに突き刺さる、鋭利な「性癖」の針でできたハリネズミの大群みたいな作品。これ嫌いな人おらんやろて・・・。
シン・ゴジラ
邦画歴代No.1。なんと理詰めの人間賛歌。登場人物みんなだいすき。内閣総辞職ビームの絶望感と美しさは、映像界屈指の凄まじさ。京浜東北線ユーザーだったので、無人在来線爆弾には涙を禁じ得ない。
アベンジャーズ エンドゲーム
キャップの「アベンジャーズ、アッセンブル!」の台詞で脳汁があふれ出す。それまで観てきたマーベル作品の時間と体験の積み重ねが一度に押し寄せる、世界一濃密な胸アツ展開。推しはスパイダーマン!あとはGOGとDr.ストレンジと国王とハルクとロキと(略)
この世界のさらにいくつもの片隅に
戦時下の広島で生きる、ひとりの女性とまわりの人々の営みを描いた長編アニメーション。背景のモブですら実在した人をモデルにするほどの徹底した時代考証が織りなす、緻密な感動超大作。ほんといい作品。
すずめの戸締まり
ボーイミーツガール、家族愛、人間ドラマ、SF、震災の鎮魂。要素が無限大かつ、物語のまとまりも完璧な最強のロードムービー。新海誠タッチで描かれる、馴染みの深い東京の街並みはやっぱり素敵。
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初回から飛ばしすぎた気がする。
でも、心地いい疲労感。楽しかったぁ。
レビューから興味を誘われて、素敵な作品に出会う。
私にとってはよくあることなんですが、
自分の感想が今後みなさんの素敵なひとときへの
足がかりとなれば光栄だなぁと思っています。
改めて、よろしくお願いします!