たまごだけごはん

読書と映画と、その後いろんな感想を読むのがすきです。忘れっぽいので、自分も感じたことを書き散らかしてみたり。好物はたまご料理。あとは群像劇とホラーと現代俳句。二児の母と家業で、シャトルランみたいな毎日です。

たまごだけごはん

読書と映画と、その後いろんな感想を読むのがすきです。忘れっぽいので、自分も感じたことを書き散らかしてみたり。好物はたまご料理。あとは群像劇とホラーと現代俳句。二児の母と家業で、シャトルランみたいな毎日です。

最近の記事

【小説】お探し物は図書室まで/青山 美智子 感想

表題とは違う本なのですが、最近著者カッケー!と痺れた一冊がありまして。 実にタイトルそのままの内容なエッセイ、花田奈々子さんの「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」です。 著者はヴィレッジヴァンガード下北沢の店長から、蔦屋書店のブックコンシェルジュを務めたプロ書店員さん。 出会い系でヒットしたよくわかんない相手と合って、その人に読んでほしい本をすすめた一年間が綴られています。 出会い系だから当然、ヤリモクや宗教系などの魑魅

    • 【評論】なぜ働いていると本が読めなくなるのか/三宅香帆

      はじめてこのタイトルを目にしたとき。 「なぜ本が読めなくなるのかって、働いてるからって表題にアンサー出とるじゃん」と、脳内あたりすまえ体操が流れた。 本屋の一画を占領して、平積みの特設コーナーが設けられている。答えがタイトルで分かりきっているのに、何やら読むべし読むべしと高圧的なオーラ。 しかもそれを「本を売っている本屋」自体が放っていることに、なんだか釈然としない気分になった。 「なぜ読めなくなるのか」の理由を説いた本を推すとは、実質本屋の敗北宣言みたいなものじゃ…?

      • 【小説】禍/小田雅久仁 感想

        駅のホームの向かい側に、 つい昔の思い人の面影を探してしまう。 こんな所にいるはずもないのに。 そんな気持ちで、 最近の「世にも奇妙な物語」を観ています。 ◇◆◇ 1話目は人気の若手俳優を起用した、 内容がうすいホラー(大抵主人公が死ぬ) 2、3話目でコミカル系かシュール系、 マジで要らないんですが感動系をはさみ、 4話目で本命をもってくるがイマイチ印象に残るものはない…。(そしてCMを挟むごとにチラつく、事前にネットでばら撒いた案件の消化) 最近このパターン多過ぎ

        • 【小説】をんごく/北沢陶 感想

          突然ですが自分語り。 私は「家族従業者」という、労働基準法が適用されないスーパー雇用体系のもので、平日はフルタイムだし、休みは多くて週1日。 しかもその貴重なお休みのうち、半分は掃除と一週間分の買い物でもっていかれる。 そして追い打ちをかけるように、大抵その曜日はどこも定休日。 それは図書館も例外ではなく・・・。 本好きとしては、これはかなりの痛手。 図書館という有象無象のジャングルから本に出会い、 貸出期限というタイムリミットの中で積ん読をせず、 自分に合わなくても無責

          【ムック】このホラーがすごい! 感想

          なんだか無性に、好きなもの。 夏休み入る前、KADOKAWAとか文庫本出してる出版社がバラまいてる「ナツイチ 夏の100選」みたいな小冊子もそのひとつ。 なんなら今でも、書店で見かければ必ず頂いてるくらいには好き。 夏らしいビビットな表紙にゆるキャラ。 体裁よくまとめられたあらすじに、 読書欲をかきたてられる煽り文句。 新たな本に出会えるワクワク感に誘われて、 気になったページの耳を折ってみたり。 自分の好みと照らし合わせて本を選ぶ楽しさは、 メニューが多い居酒屋さんで

          【ムック】このホラーがすごい! 感想

          自己紹介と好きな小説・映画十撰

          ごあいさつ こんにちは、はじめまして! たまごだけごはん🍳です。 読書と映画鑑賞が好きです。 これまで本や映画の感想をぽちぽちTwitterに上げていたのですが、まとまった文章を公開するには、noteの方が見やすいなと思ったのではじめてみました。 感想文を読むのも好きなので、作品の嗜好が似ている方と交流できたら嬉しいです。 フォロー・コメントはお気軽に。よろしくお願いします。 プロフィール 誕生:1994年 性別:女 家族:旦那 息子2人 職業:家業の総務

          自己紹介と好きな小説・映画十撰