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先進医療体験記〜体外授精/採卵周期編 【麻酔有無のレポあり】

こんにちは、風香です🍀

この記事では、私が体験した体外受精の治療のうち、採卵周期の流れ(通い方)、回数、費用、痛みを語ります。
タイミング法・人工授精とは異なり、体外受精は体力・心・時間・費用の負担がかなり重くなります。(麻酔なしでの採卵は激痛でした。あり無し両方を経験した私ならではの痛みレポもあります!!)
医療は患者一人一人の体に合わせてオーダーメイドなので、皆さんに当てはまるわけでは決してありませんが、ステップアップを迷っている方はぜひ参考にしてください。

本記事は、下記の「移植周期編」につながります。


1.体外受精とは

ネットで検索すればより専門的で正しい情報が得られますので深く解説はしませんが、2.にかかわる重要ポイントだけ押さえます。

体外受精とは、卵巣にいる卵を体の外に出し(採卵)、精子と出会わせて受精させ(受精)、子宮に戻す(移植)という治療です。

体外受精におけるクリニックとの関わり合いをこれまでのステップと比べると、
・タイミング法は卵巣にいる卵の成熟度を見るのみ
・人工授精は卵の成熟度を見る+精子を子宮に送り込む
といった形でほとんど受診回数が少ないですし、痛みもありませんし、内診の恥ずかしさだけ乗り越えればよかったものの、
・体外受精では、採卵も移植も手術っぽいのと、場合によっては移植が別周期になり、しかも間に休憩周期が挟まる
という時間も手間もお金もかかる治療法です。

2.私の場合の進め方

まず、私の場合は、採卵周期と移植周期は別になりました。理由は、卵胞の発育が悪いため、狙った周期で採卵するには、卵胞の発育を促す薬を使わねばならず、そうするとたくさんの卵胞が同時に育つため、卵巣への負担が大きくなってしまうからです。

採卵周期の流れ

採卵周期は2周期経験しましたが、採卵日当日を含め4~5回の通常受診+注射のみで3~4回の通院をしました。
通常受診は、まず1回目として生理開始2日目にホルモンチェック(血液検査)と今周期のスケジュール決定(薬の服用方法と、いつ何回注射をして、何日後に卵胞の発育を見て、だいたいこれくらいに採卵になるけど予定大丈夫?みたいな話)をしました。

続いて、注射日。卵胞をたくさん育てるための注射を3回ほど打たないといけません。普通の人は通院せず腹部や腿などに自己注射するみたいですが、私は極度の注射嫌いで、自分で打つなんて考えられないので、全て通院で打ってもらってました。(会社に近いクリニックを選んで大正解★)

通院で打ってもらう注射と自己注射は種類が違うらしく、前者のほうが痛いらしいです。でも私は自分で打つのは確実に無理なので通院して涙を流しながら毎回超痛い注射に耐えてました。

排卵日の直前と思われる時期に再度受診し、医師が超音波で卵胞の発育を確認します。ここで発育が悪いと注射のオカワリ指示が出ます。(涙)
で、いよいよ採卵日が決まります。

なお、採卵日前日からの点鼻薬や禁食に関する指示が出ますので、採卵日を決める日は普段よりクリニックの滞在時間が長くなります。余裕をもって予約しましょう。普段から2時間待ちとかなので、この日は仕事を早めに切り上げていくか、いっそ半休がオススメ。

採卵日当日は上記の指示を守り、時間に余裕をもってクリニックに向かいます。ちなみにこの日は精子持参ですのでお忘れなく
普段いかない手術のエリアに案内され、個室の待合室で手術着に着替えて手術室に連れていかれ、採卵となります。
採卵術が終わったら取れた卵の個数と空胞だったかどうかなどが執刀医から説明されます。それを聞いて終了です。

採卵本番と麻酔について

採卵は2周期分経験したのですが、1回目は麻酔無しで挑み、2回目は反省を生かして麻酔有りでやりました。

単刀直入に、麻酔有りを強く強くおすすめします。
※注意※但し、自由診療の人が優先されるので、予定が合わない場合、保険診療の人は麻酔NGになるそうです。

採卵術を具体的に書くと、膣から針を入れ、エコーで卵の位置を確認しながら、卵巣方向に向けてその針を膣壁にぶっさします
卵巣に到達したら卵を吸い取ります。卵が見える分だけこれを繰り返し、針を抜きます。

・・・字面が痛いですね。腹筋に力を入れたりすると多少痛みが弱まるらしく、麻酔無しでの挑戦の時は、先生もそういうコツを教えてくださったり、1個とるごとに待ったりと最大限配慮してくださいましたが、ありえない激痛で爆泣きでした。なんで女側ばかり痛い目を見るのでしょうか。
夜まで痛みは残りますが、麻酔してないので一応出社も可能です。(しねぇけどな!タクシーで帰ろうな!痛いから!)

一方麻酔をした回は、手術台に上がって本人確認をした後にひじの内側にすぐに点滴の針を入れられます。先生の準備が整い次第、麻酔薬が流されて意識を失い、揺り起こされた時には終わってます。個室に戻る際ふらつくので看護師さんが支えてくれますし、その日は仕事や車の運転は確かNGだったと思います。
また、麻酔があったとは言え、暫くすると切れるので結局麻酔無しの時と同程度の痛みが残りました。でも、採卵中のMAXの痛みが無いので万々歳です。

麻酔有無による費用差は次節に記載します。

3.かかった費用(※個人差あり!参考まで)

例によってここからはセンシティブな話になるので、症状の個人差によってによって変わることや、診察してくれる病院や医師の方針次第なところもあることをご理解いただいているかの確認のため、有料部分とさせていただきます。

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