私が気を付けてるパワポの作り方ポイント5選
日本語のレッスンでは、特に初級だとパワポって必須ですよね?
オンラインレッスンだけでなく、対面レッスンでも、学校によっては電子黒板の導入がされているなど、電子化が進んでいます。
日誌(日報)も手書きではなく、システムに入力する学校もあります。
パワポに慣れてないから不安に感じる方もいるかもしれませんが、そんなに難しい機能を使う必要はないと思いますので、恐れなくても大丈夫だと思います。
ただ、「会社員時代にプレゼンの資料作ってたから、パワポの作り方なんて大丈夫」って思っている方の方が、要注意だと感じます。(私もその一人でした^^;)
そこで、今回は、日本語のレッスンにおけるパワポの作り方で、私が気を付けているポイントを5つ紹介します。
【こんな人に読んでもらいたい】
・パワポに不慣れで不安を感じている
・日本語のレッスンにおけるパワポの作り方を知りたい
日本語教師養成講座でのPPT使用
日本語教師養成講座でも、受講中に行う模擬授業では、パワポを使用します。
慣れていな方は、養成講座受講中に、少しでも慣れておけると良いと思います。
~こんな先生がいらっしゃいました~
以前私が勤めていた日本学校で、ベテラン先生が完全紙or手書きで授業を行っていました。全く問題ないのですが、毎回小さいキャリーバッグを持ってきて、大量の教材を持ち歩いていました。
PPTを使えればUSB1つですみますので、今後の事も考えて、PPTで授業を作成する事に慣れた方が良いと思います。
日本語学校での電子黒板の導入
冒頭にも記載した通り、日本語学校でも電子化が進んできており、電子黒板を導入している学校が増えています。
学校によって、ホワイトボードと電子黒板どちらもある場合と、電子黒板のみの場合とあるようですが、いずれにしても、電子黒板を使用する機会は増えています。
電子黒板は、ページを増やしていけるので、いちいち黒板を消さなくてもよく、また、戻りたいときも前のページに移動すれば前に書いた板書を見せれます。
≪私の体験談≫
以前勤めていた日本語学校でも、電子黒板の導入がありました。
最初のうちは、起動するのに手こずったりしましたが、慣れると、ネットに接続もでき、とても便利でした。
クラスの雰囲気がどよ~んっとしていたら、レッスンに関連するYoutube動画などを映すなどして、学生さんの興味を引くなどできるので、個人的には、とてもよかったと思います。
PPT作成時のポイント5選
では、ここから私がレッスンの際に気を付けているポイントを5つ紹介します。
①文字は大きく
日本語のレッスンの際は、何よりも、文字は大きくしましょう。特に、初級の授業では、より意識して大きくすると◎です。
また、読み方を振る際も、そのルビも大きくしましょう。
ルビが小さくて見えないって事は、起こりがちです。
もちろん、バランスを見ながらですが、できるだけ大きくすることを意識すると◎です。日本語学校での授業は、一番後ろの席の人でも見やすい様に作れるといいですね。
文字が小さくて読みにくいというのは、それだけでストレスになります。初級の方は、ただでさえ、日本語が分からず苦労している人もいるので、できるだけストレスを省けるよう心がけれると良いですね。
②余計な物は入れない
日本語の授業で使うPPTは、シンプルイズベストです。
「ラインを入れた方が、きれいだから」
「挿絵があった方が、いい感じだから」
などの理由で、授業と関係のない物は入れないようにした方がいいです。
今日は何を勉強するのか、重要なところはどこなのかが分かるように作れると良いです。
③絵は万人が分かるもの
パワポ作成時に、どんな絵を使おうかと悩んでいる人は多いと思います。
絵を選ぶ際の基準としては、「誰が見てもそれだと分かる物」を選ぶようにしましょう。
あえて、考えてもらいたい時以外は、絵で学習者を混乱させないように心がけましょう。犬なのか猫なのか熊なのか、分かりずらいのは良くないです。
≪過去の私のやらかし体験≫
私は一度、絵でクラスを混乱させてしまった事があります。思いもよらない所で、レッスンが中断してしまい、伝えたい事が伝えられずに終わってしまいました。絵で悩んだ際は、同僚の先生や家族などに見てもらい、自分と同じ答えを持っているか確認するのも一つの方法です。
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④字体に注意
おすすめの字体は「教科書体」です。名前の通り、教科書で使用されている文字です。
一見、明朝体も良さそうですが、明朝体は角が「三角」になっており、これを、一生懸命書き写している人がたまにいます。
⑤PPT作成に凝り過ぎないこと
パワポを作っていると、色々な機能を使いたくなっちゃうんのですが、必要以上にアニメーションなどつけなくて良いと思います。
私のPPTは、ほぼアニメーションはゼロです。真っ白の背景に、文字を打つか、絵を大きく貼っているだけです。
決して難しくないので、PPTにあまり慣れていない人でも、すぐに使いこなせると思います。
凝るべき点は、PPTの機能ではなく、授業内容ですので、導入方法や練習内容を考えるのに時間を割いた方が断然いいです。
レベルに応じたPPT作成を!
初級の方はたくさんPPTを使用すると思います。視覚的にも楽しんでもらえるので、絵や動画なども交えながらPPTを上手に使えると良いですね。
中級、上級となってくると、パワポやワードの使い方は、少し変わってきて、必ずしも見やすさを重視しなくても良い場合もあります。
例えば…
・学習者さんが話した文をその場で打ち、間違っている文法を考える
・わざと分かりにくい絵や、少し長めの文章を見せて考えてもらう
もちろん、学習者さんによったり、学習内容によってはPPTをたくさん使用する事もありますが、初級の方がたくさん使用するかと思います。
担当される学習者さんのレベルや、学習内容に応じて上手くPPTを使用してくと良いです。
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