【#3ゼロ初級者とレッスンをしよう】媒介語の使用について
ゼロ初級者とレッスンをするとなると、正直日本語のみ(直接法)では、難しい場合もあります。
ただ、個人的には、媒介語はできる限り使わない、または、最小限度の単語のみを言う程度で十分だと思っています。
そこで今回は、上手に媒介語を使うには、どういった事に気を付ければいいのかをまとめてみました。
【こんな人に読んでもらい】
・ゼロ初級者とレッスンしたい人
・媒介語を使ってレッスンをしたい人
・媒介語の使用で悩んでいる人
そもそも媒介語とは
日本語教師の方であれば、皆さんご存じだと思いますが、日本語のレッスンでの媒介語は、日本語以外の言語の事です。
英語や中国語などの事を指します。
日本語教師養成講座では、基本的に直接法(日本語のみを使用)での教え方を学ぶと思います。
私は、日本語のレッスンなので、直接法で問題がないのであれば、わざわざ媒介語を使用する必要はないと思っています。
「日本語は日本語で教える」これが大前提です。
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どんな時に使うの?
では、どんな時に媒介語を使うのでしょうか。
多くの場合は、ゼロ初級者や初級者とレッスンをする際に必要な場合が生じると思われます。
オンラインレッスンで聞こえるか、見えるのかの確認をしたい時、まだ日本語が不慣れな方の場合は、媒介語で聞いた方がいいかもしれません。
また、レッスン中に、少し込み入った質問をされた場合、軽く媒介語を使って端的に説明した方がスムーズかもしれません。
媒介語の使用はいつと決まっていませんので、学習者さんの状況を見ながら、必要最低限度で使うと良いのかな、と思います。
気を付けたい事
媒介語を使用する上で気を付けると良い事は、先生がペラペラ話し過ぎないという点です。先生の語学力を見せる場ではありませんので、流暢にたくさん話す必要はないです。
先生がたくさん話すと、学習者さんは「あ、先生たくさん話せるから色々聞こう」と思って、媒介語であれこれと質問攻めに合ってしまう可能性があります。
気づいたら、日本語のレッスンなのに、媒介語ばかり使ってるなんて状況になりかねません。
上手な使い方
媒介語を上手に使う方法として、私のおすすめはキーワードを言う事です。
必ずしも完璧な文で言う必要はありません。
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Listening
Reading
Speaking
homework など
これらを使って文章を作らなくても、この単語だけ言えば、大体の場合、分かってくれます。(大人の場合)
※子どもとのレッスンは、少し異なると思いますのでご注意ください。
単語だけ言うと、確かにちょっと変だな?と感じるときもあるかもしれませんが、日本語のレッスンなので、日本語が変でなければ問題ないと思います。
最初のうちは、手こずるかもしれませんが、何度もレッスンを重ねていくと、良いキーワードを見つけられると思います。
上手に話せない…
流暢でなくても全く問題ないです。
相手に伝われば、発音は多少違っていても、問題ないと思います。
学習者さんによっては、発音を教えてくれたりして、良い交流の機会にもなったりします。
トイレ
ノート
アイフォン
インスタグラム など
カタカナ英語は、割と面白がってもらえたりもします。
文法用語を英語で言おう
実は、レッスンで使う媒介語で多いのは、文法用語だったりします。
ここで紹介するものは、知っていて損はないと思いますので、必要でしたら、覚えてみてください。
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