【フルパワー】リースノヴァ【アドバンス・デッキ解説】
※カード名は《》で、アーキタイプ名は【】で括っています。画像はデュエルマスターズ公式サイト、DECKMAKER、DMVaultより引用させていただきました。
TCG 20th クロニクルデッキが2種類発売され、早速収録されているカードが採用されているアーキタイプを多数見かける週末となりました。
それらのデッキに収録されているカードを採用し、砕月(@saigetu0908)が使用、DM小倉CC(8/7(土)開催、アドバンス・80人)で優勝した【リースノヴァ】の解説記事になります。
特段どのアーキタイプに有利・不利は存在しませんが、”デッキパワーの高さをどんどん押し付けていく”アーキタイプとなります。アーキタイプのバリエーションとしてまっつー(@edge0218)が使用したデッキリストも紹介します。
参考までに2人の戦績は以下の通りです。
・砕月
・まっつー
早速ですが、デッキリストの解説に入ります。【リースノヴァ】でよく見かける《雷龍ヴァリヴァリウス》は採用していません。予めご了承ください。
1. デッキリスト①(砕月)
《チャラルピア》を採用し、《チャラルピア》を軸としたデッキリストになります。
2. デッキリスト②(まっつー)
《栄光ルピア》を採用し、《栄光ルピア》を軸としたデッキリストです。また、水文明のカードを8枚採用しているのも特徴です。
3. 採用カード解説
3.1 各デッキリスト共通
・《モモキング -旅丸-》
《ヴァリヴァリウス》を採用しない強みその①。
【5c】の《ドラゴンズサイン》、【ミラー】の《ドギラゴン》やドラグハート、【天門】の《ヘブンズゲート》を止めて時間を稼ぎ、《バトライ》からの大量展開に繋げます。
・《龍覇 ラブエース》
《ヴァリヴァリウス》を採用しない強みその②。主に《バトライ刃》を装備し、1枚ドロー。ターン終了時に《バトライ閣》に龍解させます。
次のターンに《モモキングRX》+《アルカディアスモモキング》、もしくは《モモキングRX》or《熱血カツキング》+《ドギラゴン》で《バトライ武神》を作ることができます。
・《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》
主に呪文面で使用します。事前評価で騒がれている通り、メタカードメタとして活躍します。バトルゾーンに小型クリーチャーを並べてくるアーキタイプに対して、クリーチャー面も使用することがあります。
・《最終龍覇 ロージア》
出すドラグハートは主に《ボアロアックス》、《ガイハート》。
《ボアロアックス》は《ロージア》(タップイン)+何かしらのカードで、相手の《アルカディアスモモキング》をケアするために使用することがあります。《ガイハート》は相手の《旅丸》を処理するために使用することがあります。
《ジュダイナ》の龍解条件、バトルゾーンに自分のドラゴンが3体以上も容易に達成することができます。
S・トリガーであることは忘れずに。マナに《熱血カツキング》を置いておくことで、Sトリガーの《ロージア》+《ボアロアックス》+《熱血カツキング》で2体処理止めることができます。
・《爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神》
《バトライ》のおかげで、バトルゾーンの展開を《ドギラゴン》に依存しなくなっているのが◎。デッキにドラゴンが30枚以上採用されているため、容易に2枚以上バトルゾーンにドラゴンを展開することができ、《バトライ武神》の見せたカードが3枚ともドラゴンであれば、そのターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。効果も達成することができます。
《バトライ武神》が攻撃中に《熱血カツキング》が捲れた場合、《熱血カツキング》の効果で《バトライ武神》を対象にすることで、アタックキャンセルができます。
・《邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロパゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス》
《ボアロアックス》はマナから《旅丸》、《モモキングRX》、《熱血カツキング》を踏み倒すことができます。このアーキタイプにおいては、生きた《パーフェクトネイチャー》と言えます。
3.2 《チャラルピア》型
・《チャラ・ルピア》
生きた《メンデルスゾーン》。除去される可能性はありますが、バトルゾーンに残ると手札のカードのコストが全て-2されると言っても過言ではありません。
《ラブエース》で手札が減りずらいので、《チャラルピア》と非常に相性がいいです。《ドギラゴン》から出るのも良し。
・《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》
単色の自然文明かつ、ドラゴンのブースト。クリーチャー面も相手のクリーチャー除去で使用することがあります。
・《超竜バジュラ》
《チャラルピア》型の特徴というわけではないですが、【ジョー星】へのささやかな抵抗として。
3.3 《ボルシャック栄光ルピア》型
・《ボルシャック・栄光・ルピア》
3→6をこのデッキリストの目標としました。《ロージア》、《メガマナロックドラゴン》、《アルカディアスモモキング》と強力なドラゴンに繋げていきます。虹が濁った場合でも、5マナで動けることも◎。
《栄光ルピア》からそのまま《アルカディアスモモキング》に進化できるのも強み。《ドギラゴン》からバトルゾーンに展開することもできます。
・《フェアリー・ライフ》
《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》
5枚目以降のブースト。《メンデルスゾーン》でない理由は、単色の自然文明であることです。また、《フェアリーReライフ》でない理由は、ビートダウンに対して1体止めた所で5マナ無いと結局何もできずにそのまま負けてしまうためです。
《お清めシャラップ》が持つ相手の墓地メタと自分の墓地回復を《クローチェ》を担うことができるため、《フェアリーライフ》にしています。
《ボルシャックゾーン》はドラゴンのブーストであることを理由に採用。虹の枚数が気になるのであれば、《フェアリーReライフ》に差し替え。
・《メガ・マナロック・ドラゴン》
《栄光ルピア》から綺麗につながるため,、《バジュラ》ではなく、《マナロックドラゴン》を採用。
・《龍素記号 Xf クローチェ・フオーコ》
水文明のカードを8枚確保するためのカードその①。既存のデッキリストで水文明のカードが《熱血カツキング》しか採用されてないのが非常に気になり、この問題を解決するために水文明のドラゴンを探しました。
単色のドラゴンであることが最大の強み。相手の墓地を消すだけでなく、ロングゲームになった際に自分の墓地のカードをデッキに返す目的でも使用します。
・《ボルシャック・サイバーエクス》
水文明のカードを8枚確保するためのカードその②。
《ドギラゴン》が持っているバトルゾーンの展開を《バトライ》が担うことができるため、《ドギラゴン閃》を減らし、《サイバーエクス》を採用しました。
《栄光ルピア》から革命チェンジし、打点、除去として使用することもできます。
4. 採用候補カード解説
・《地封龍 ギャイア》
【天門】へのメタとして。自然文明単色であることも強み。
・《Code:1059》
水文明単色のドラゴンであることが最大の強み。《バトライ閣》→《バトライ武神》の龍解を1枚で達成するカード。
《Code1059》を採用する場合は超GRゾーンに《Mt富士山MAXックス》、《バイナラシャッター》を採用することで《Code1059》をクリーチャー除去カードとして使用することができます。
・《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》
メタクリを除去しつつ、バトルゾーンの展開を補助するカード。《ドギラゴン閃》に革命チェンジできないのがネック。
・各種ドラグハート
基本的に《ガイハート》、《ボアロアックス》、《バトライ》、たまに《ジュダイナ》しか使いません。
S・トリガーで出た《ロージア》が2回ブロック可能になる《プロトハート》、《ラブエース》→《ロージア》の動きと《ラブエース》をブロッカーにする《ビギニング》、単純に2枚目以降の《ロージア》をスピードアタッカーにするための2枚目の《ガイハート》等が候補。
除去耐性を持たせる《ジャベレオン》。《ジャベレオン》は《熱血カツキング》のケアでシールドを3枚にされることがあるので、《レオサイユ》への龍解を狙うことができます。
5. デッキプラン
基本的に自分の強い動きを押し付けていくことを目標にします。戦績と構築を見てもらうと分かる通り、【天門】や【セロルピア】を完封できるカードを採用していないものの、勝つことができています。勝率はもちろん低いですが、相手が理想的な動きをしない限り勝つことができるのがこのアーキタイプの強みです。
5.1 《チャラルピア》型
《チャラルピア》または《メンデルスゾーン》から、《モモキングRX》、《熱血カツキング》→《ドギラゴン》または《ラブエース》+《バトライ》と繋げます。相手によっては《旅丸》をバトルゾーンに出し相手の行動を一旦縛ります。
《チャラルピア》がバトルゾーンに残ると、4マナ時は《旅丸》+ラブエース、6マナ時は《旅丸》または《ラブエース》+《ロージア》、7マナ時は《モモキングRX》または《熱血カツキング》+《ロージア》と1ターンに実質2ターン分の行動を取ることができます。
5.2 《栄光ルピア》型
《栄光ルピア》から《ロージア》、《メガマナロックドラゴン》、《アルカディアスモモキング》に繋げます。途中虹が濁らないことが前提にはなりますが、《フェアリーライフ》→《ラブエース》+《バトライ》→《モモキングRX》または《熱血カツキング》、《フェアリーライフ》→《旅丸》のプランを取ることもできます。
6. おわりに
読んでいただきありがとうございました!
アドバンスフォーマットはメタが読みづらいので、このようなデッキパワーで押し切るアーキタイプも使ってみてはいかかでしょうか?!
コメント、感想等々僕の参考にもなりますので、ぜひ送ってください!
デュエル・マスターズ、ワンピースカードゲーム。プレイヤーや大会運営の話。