今日も誰かが見えていた

今日は朝から小雨が降っているので爺さんおかしくなるだろうと予想はしていたのですが・・・
雨が降ると気圧の変化なのか脳の血管がつまるのか妄想やいろんなものが見えるようです。

階上にて仕事をしていたら、“カチャ“と鍵が開く音が・・・。ん？

階段上から玄関の様子を見ると外に出た形跡が・・・
階下まで下りて玄関の扉を開けようとしたときにはすでに門を開けて道路へ
慌てて後を追ったのだけど、こんな時に限って爺さん歩くスピードいつもの5倍増し

大通りに出る前に爺さんに追いついて、

私「爺さんどこ行くの？雨降ってるのに。」

爺さん「自転車置き場」

・・・？どこの？いや、どこにある？
駅前まで行くつもり？　ん？ん？ん？
頭の中に“ハテナ”がいっぱい。

そもそも爺さんのいうことにまともに判断してはいけないことをすっかり抜け落ちて（笑）でもあまりに自信満々にいうのでこっちがたまに間違ってる？と錯覚を起こさせる。（笑）

私「爺さんどこの自転車置き場に行くの？この辺にある？」

爺さん「知らんのや。さっき赤ちゃん背負ったおばさん来て、自転車置き場の自転車が積み重なって邪魔だから整理してほしいって言ってきたから。」

・・・今度は赤ちゃんずれのおばちゃんなんや・・・

私「爺さん　その人この雨の中来はったの？　雨やし、爺さんどこの自転車置き場かわからんのに行かれへんし　もし来ても爺さん力なくなってきたから無理でしょ？私が行くから今日は帰ろうか。
どうしてもってなったら多分また来はるわ。」

と家路に向かわせるという・・・。

その後ひと眠りした爺さんにさっきのおばさんってどこの人？
って聞いたら、

爺さん「何をいっとるんや。何の話や？」

と忘れておりました。・・・
やられた・・・私がやばい奴みたいやん。