足。
仙太郎下駄を買い求めました。
シューフィッター、下駄屋3代目の経験を活かし、浮指・外反母趾・がに股を改善して、正しい歩行ができるように考案された、仙太郎下駄。
周りで着用している友人たちが多く、以前から気になっていました。
試し履きさせていただきながら、私の足を見てくれた、仙太郎下駄工房の青柳さん。
「あー、この足は合う靴ないわ。これは大変。」とすぐに。
そうなんです!私の足、本当になかなか合う靴がない。
長さがあり、幅はなく、
指の付け根に対して踵のほうが幅が狭くなっていく。
ヨーロッパ型の足で、日本人には少ないから、この足に合う靴は日本ではまずない。
普通に販売されている靴は、幅広のものばかり。
3Eとか4Eなんて、私には幅が余って余って仕方がないのです。
靴の中で足が動きすぎる。
どんどんつま先のほうへと足が動き、外反母趾になりました。
足は身体の土台。
すごく重要。
だから、靴選びが大切すぎる。
なのに、販売されている中に合う靴がない…
矛盾とつらさ。
でも、
下駄という昔から日本人が履いてきた履物なら、私の足にも合う。
これってすごいことだと思うのです。
日本の昔からの知恵のすごさ。
風呂敷の、どんな形のものでも包めることもすごいなぁと思ってきたけれども。
下駄の、どんな足にも合うことはすごいなぁと。
新しいもの、便利なもの、手軽なもの、安価なもの、
そういうものに目が行きがちな毎日だけど。
でも、
昔からあるもの、汎用性が高いもの、人の手で手作りされているもの、
そういうものを大切にしたいと思います。
仙太郎下駄、山形県高畠町に工房があります。
まほろばのふるさと。
とても良い場所です。