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七十二候の「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)(93)

七十二候の土脉潤起

七十二候の「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」という季節についてのお話です。

二十四節気は立春から雨水(うすい)へ移ろいました。
雨水は、冷たい雪が雨にかわり、山につもった雪もゆっくりと溶け出すころ。


それにより田畑も潤い、ここから農作業を始める目安とされてきました。
このころ、朝夕はまだ冷え込みますが、寒さもほんのりと和らいでくるような気がします。


七十二候の「土脉潤起」は、雨水のはじめの七十二候にあたり、これを初候といいます。
次候の「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」、末候の「草木萌動(そうもくめばえいずる)」へと続いていきます。



「土脉潤起」は「つちのしょううるおいおこる」と読みます。
なんだか難しいうえにあまりパッとイメージが浮かびませんが、「雪に代わり温かな春の雨が降って、寒さに固くなっていた大地がうるおう」という意味の季節になり、土の中で眠っていた生き物たちとももうすぐ会えるころです。


毎年2月19日から2月23日頃にあたり、いよいよ春に向けて自然界も着々と準備を進めているのが感じられますね。



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