くじけないで
こんにちは、かとしょーです!
先日一緒にご飯に行ったある方の紹介で「くじけないで」という詩集を買って読んでいました♪
こちらの詩集は柴田トヨさんという方が綴られた詩を纏めた物になります。
白寿、99歳になろうという時に出版されたもので、載っている詩もどれもお年を召されてからのもの…そもそも詩を書いて新聞に応募を90歳を過ぎてからだというのです!
人が変わるのに遅いことなんてない、動こうと思った今が人生で一番若い時だ、というようなことは何かの本や名言集、このnoteでもよく見かけるものですし、僕もこの考え方が好きです。
好きですが、やはり実例としてこれ程の挑戦の例を知ると驚きますし尊敬します。
載せられている詩の内容は温かく、柔らかな表現でありながらも、明治から平成までの1世紀を生き抜いてきた人としての重みや年を取って身体の辛さや寂しさを抱えながらも一日一日を大切にしていこうとする切実さもあり、にも拘わらず辛くて悲しいことばかりではないことを訴えていて心に火が灯されるようでした…。
中でも特に感動した詩が2つ、1つは本の最後に書かれていて、先に述べた始めるのに遅いことはないというのとも繋がっていてとても素晴らしい詩なので是非買って読んでみて欲しいと思います♪
ここではもう一つの感動した詩、「貯金」について話をさせてください。
「貯金」という詩でトヨさんが貯めていると話したもの…それは「やさしさ」です。
人から貰った「やさしさ」を心に貯金する、寂しくなったときは引き出して元気になる、年金より良い、と詩っています。
これ以上なく簡潔に、人にとって最も大事なことが心の繋がりであることを示し、
かつ「あなたは独りじゃない」と励ましてくれてもいるように僕は感じました。
余りの感動に思わず目頭が熱くなり、自分の貰ってきた「やさしさ」を数えた程です。
そして思ったのは、今健康で動ける自分は積むだけじゃなく、誰かのために「やさしさ」を与えることもできるし、貰った「やさしさ」に対して「やさしさ」を返したり、他の人に分け与えることもできる、
誰かの「やさしさ貯金」を貯めることもできるのだということ、そしてそれを繰り返していれば自分の「やさしさ貯金」も貯まっていくということです。
世の中には悲しいこと辛いこと嫌なことが沢山あります。
でもそれだけじゃない。くじけないで乗り越えるために必要なものも揃っている。
そんなことを人生の大先輩から学べる詩集でした。
この記事を読んだ方が「やさしさ」に気付いたり、くじけないで立ち上がる力を得る助けになれたらなら幸いです。
記事に使わせていただいた画像のラッパ水仙の花言葉の1つは「復活」です。
記事を読む貴方の人生に何度苦難があろうと、その度に立ち上がり、復活できることを祈ります。