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3 ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉 「家庭内での対立」

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、またトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介してます。

ゴードン博士の哲学は「勝負なし法」という民主的な話し合いで対立を解決することなのだと私は理解しています。「親業」は、その話し合いのためにコミュニケーションのスキルを身につけるトレーニングプログラムと言えます。

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今日の親が陥っている最大のジレンマは、家庭内での対立 ーー 親と子の間に必ず起こる ーー を扱う際に、二つの方法しかないと思いこんでいることにある。〈中略〉この二つの「勝ち・負け」法以外に、もうひとつの方法があると聞いて驚く。〈中略〉この方法は親子以外に起こる対立をほぐすためには長年使われてきたにもかかわらず、親子の対立にこれを利用しようとした親は、いままでほとんどない。
(第1章 P14)


親子の間に対立が起きると、自分の解決策を子どもに押しつけて親である私が勝つ方法を取ることが多く、子どもに我慢をさせ過ぎたかなと反省すると、たまには子どもの解決策を飲むことも大切と、勝つと負けるをバランスよく保つのが良いと思い込んでいました。

特に子どもが小さい時には、甘過ぎてもダメ、辛過ぎてもダメとバランスを取ることばかりを気にして、話し合いで解決するという発想がなかったことに気がつきました。


今では、子どもと民主的な話し合いを持つことで、対立も気持ちよく解決でき、信頼関係が深まることを実感しています。

根底にある人間感は、やはり子どもといえども一人の独立した人格を持った人間として尊重するという価値観だと思います。


ビジネス用語で言えばダイバーシティですよね!50年以上前にゴードン博士は家庭、家族に多様性と人権意識を持っていたのですね❣️


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