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「かかとのひび割れをケアして」。妻の優しさが嬉しい

僕は乾燥肌だ。

いまもあかぎれで皮膚がぱっくりと割れて痛むため、利き手である右手の人差し指には絆創膏がびっしりと貼られている。

右手以上にひどいのが、右足のかかとだ。まるで日照りで乾燥した地面が割れような状態になっている。

ズキ、ズキと歩くたびに痛みが走る。絆創膏を貼ってもすぐに剥がれてしまう。ふやけるので乾燥は少しましになるが、根本的なケアにならない。

どうしたものかと困っていたら、昨日、妻がこのようなものをくれた。

ユースキンのスキンケアクリームと、かかと専用靴下だ。

僕は体に不快な症状が起こっても静観する傾向がある(ただ面倒なだけ)、妻はすぐに解決に向けて動く。今回も、僕がいつまでも苦しんでいるのを見かねて、プレゼントしてくれたのだ。

「寝る前にちゃんと塗って寝るんだからね!」
「クリームはケチらないで、たっぷり塗るんよ」

妻の優しが嬉しかった。

妻は1年7か月前、息子を出産してから心身の調子が優れない。いっときのようなメンタル不調はなくなってきたものの、産前と比べて免疫は明らかに低下して、風邪を引きやすい。いまも喉の不調を訴えて、安静にしている。

自分の体が辛い中でも、僕の体を思いやる気持ちが嬉しかった。息子が生まれてからは、本当にいろいろなことがあった。夫婦それぞれが生き方、働き方を大きく変え、子育てという一大共同プロジェクトに向き合ってきた。

ちょっとオーバーな言い方をすれば、子どもを持つということは、以前とは人生がガラッと変わることを意味する。そんな激動の状況で、夫婦がお互いを思いやり、愛情を育み続けられているという事実を見て、僕は幸せな気持ちになった。

いま、妻は寝室で息子と一緒にスヤスヤと寝ている。妻も息子も、僕にとってはこの世で1番の宝物だ。

愛する妻からもらったスキンケアクリームをかかとにたっぷりと塗って、僕もぐっすりと寝よう。

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