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カスパー・シュマイケルがレスター・シティを去る理由と周辺の動きについて

2022年7月26日現地レスターマーキュリーに上がった、ジョーダン・ブラックウェル記者の"Why Kasper Schmeichel could leave Leicester City and what would happen next"の翻訳記事です。


フランスでの報道では、GKはニース移籍に合意。
レスターシティが代役を獲得できれば、フリーで移籍することが許されるだろうとされている。

レスター・シティは重要な局面を迎えている。
キャプテン、カスパー・シュマイケルの将来がかかった移籍市場について。

『L'Equipe』は、シュマイケルがフランスのニースへの移籍に合意し、リーグアンへのフリー移籍はレスターシティが後釜を見つけ次第ブルーシグナルが出る見通しと報じた。突如のすっぱ抜きと思われがちだが、今に始まったことではない。数ヶ月前から可能性はあった。

ブレンダン・ロジャース監督は以前からチームの再編成を要求している。その最も効果的な方法は、クラブのキャプテンであり、ドレッシングルームでも影響力のある、そして最も長くチームを支えてきた選手、、、クラブでも上位の高給取りであるGKの売却だった。
様々な要素を考えると、難しい移籍になる可能性は多分にあった。

最初の動きは5月、リヴァプールから移籍してきてからダニー・ウォードにプレミアリーグでのデビューが与えられた場面だ。この試合でシュマイケルのプレミアリーグでの連続出場記録は149試合で途絶え、ロジャーズ監督は「チームの健全さを保つために」ウォードの出場が必要だと語った。

5月末、レスターシティが市場でポテンシャルの高いGKを探していたことが明らかになった。クラブは将来を見据えており、シュマイケルが契約の最終年を迎えていることから、来年に向けて準備を進めていることは明らかだった。

ブライトンのロベルト・サンチェスへの関心は、このスペイン人選手がプレミアリーグの他のどのGKよりも頻繁にクロスに対応できる点からくるものだった。セットプレーでの数値が悪く、昨シーズンのレスターシティ不調の原因ともなったウィークポイントだ。シュマイケルは自分のゾーンで勝負することを好んでいたが、実績を加味するとサンチェスを獲得することにはある程度GOが出ていたようだ。

シュマイケルのプレシーズンへの遅めの合流と、今月エビアンでのキャンプに参加していない唯一のトップチームプレーヤーであること、これにはキャプテンの将来についての質問が飛んだ。ロジャースの説明によると、35歳のシュマイケルは、クラブと代表のためのビッグシーズンへの準備、冬にはワールドカップが控えていて、代表選出濃厚の選手が他にたくさんいる状況では、オフが捻出できないため、だそうだ。

ロジャーズ監督は公の場で、シュマイケルが次のシーズンでもゴールを守る事を期待していると語っている。5月に行われたサウサンプトンとのシーズン最終戦で、シュマイケルはクラブに別れを告げるのかと聞かれ、ロジャースはこう答えた。「そんなことはないだろう。彼はここでとても幸せだと思う」

「彼はここでとても幸せだと思う。もちろん、彼も少しずつゴールが見える年齢になってきた。彼との会話では、とても幸せそうにみえる。まだあと1年ある」

「彼にとっても、我々にとっても、自身がベストコンディションであることは重要なことだ。ウォーディの例からもわかるように、挑戦はつきものさ。でも、ここでキャリアを続けたいと思っているはずだ。今まで、彼は素晴らしいキャリアを積んできたんだよ」


特に結論は出ていない。とにかく代役獲得の進捗が見えていないが、今シーズンで袂を別つことになる可能性は高そうだ。
どういう形にせよ、キャスパー・シュマイケルの功績が霞むことはない。

参照元:https://www.leicestermercury.co.uk/sport/football/transfer-news/leicester-transfer-kasper-schmeichel-nice-7384587

訳と文:はったあず(K)

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