エフォートレスギターの楽譜のこと
本棚がレパートリーになり、初見演奏を可能にする。
この初見演奏は、一度手にかけた作品を10年後に出してきて弾いたときでも
可能でなければなりません。
そんなこと難しいと思われるかもしれませんが、
エフォートレスギターは頭で
作品を覚える必要がありません。
かといって音楽の暗譜演奏を否定するものでもありません。
寧ろ、最短に実現出来る方法でもあります。
初見演奏が楽に弾けるので、
作品を覚える気がなくても
身体が勝手に、覚えていってくれます。
コツは、本番や人前で弾いてるときと、
まったく同じ感覚で弾くことです。
【いつも本番を再現する】
他者がいる
経験は絶対必要になってきます。
人前で、演奏するときに
途中でやめたりしませんよね?
初見演奏でも最初から最後まで必ず通すこと。
昔からそのようにするものなんです、
それが本来、音楽なんです。
認識を変えましょう。
一度入った演奏、その作品を弾ききること。
この持続感
そのために、楽譜は
必要のない情報は徹底して省く事、
指示は直感的に把握できることが大事になってきます。
すべて大事な事に集中し、
それを持続するフォームを見つける
◯楽譜作成の流れ
楽譜は既存のものでもいいですし、自分で作成するとなおいいですが、
どちらでも結構です。
順番は以下になります。
1、 全体量の把握 (リピート記号の有無)
その曲なんページですか?
譜めくりは必要か? 出来たら見開きで終えたいです。
A4サイズの紙3枚までなら、譜面台にのります。
必ず自分で使う範囲で原本はとっておきコピー。
製本テープなどで編集しましょう。
譜めくる時は、音価の長い音か、フェルマータでできるように工夫する。
ギターの場合は右手でめくります。左手を離していいのは開放弦のときのみです。
2、 左手と右手の表記
左手から運指を書いていく
エフォートレスギターでは全ての音の運指を明らかにします。
なぜならテンポ(今)の中で
自身の動きを明確にするためです。
左手はポジション表記だけです。
ポジションは漢字で表記します、
昔はローマ数字でした。
指番号の記述は、ほとんど必要ありません。
異例の指使いの番号だけ書きます。
ポジション表記として、漢字。これだけ。
右手の運指へ
人差し指で弾く音は、
おたまじゃくしを青色に塗る。
薬指で弾く音は赤色に塗る
中指は何もなし。
親指は何もなし。
小指は使いません。
これでいける。
右手の運指
色を塗る。これだけです。
右手の運指は選択肢が比較的あるので
仮設定で書いていきます。
とにかく決める。書いていく。
テンポに入れば自分の身体が反応するので
心配はいりません。
色を塗ると、
簡単な上に、超強力に視覚に訴えてきます
【読譜行為】とは
テンポに入り
楽譜を読み
器楽演奏に変換して出す。
最初にいっていた、2つの前提
1、楽譜が読める事
2、楽器の指板の音をある程度覚えていること。
ここはその理由としてなんです。
ちなみに、
運指をつけるのは、
最初はしなくても大丈夫です。
作品挙げていくので、参照してください。
運指全部書いてます。
とりあえず体験してみてください。
詩を朗読するのと全く同じ。
初見で、止まらず、最後まで、
楽器演奏するだけです。
それが難しいんだよ、、、
と思われるかもしれません。
エフォートレスギターは
それを『ゆっくりの速度』でします。
3、 遅読譜法
本当にゆっくりなんです。これ最強なんです。
これなら出来ます。
しかし、なんでも「やり方」があります。
集中して、勇気をもって直視すること。
このふたつがあれば、魔法にかかったようにあらゆることが問題でなくなります。
大袈裟に言ってるわけではありません。
集中と勇気が必要なんです。
みんな自分を見たくない病
行為すると すぐ否定に走るんですね。
比較してジャッジするんです。
そして、好きではじめた事が 苦痛になる。
これを光の速度でやるから、自覚がない。
他者は関係ありません。
出来の評価なんて中指立てましょう。
スペースから演奏することだけに集中します。
これを毎日自分に言いましょう。
これは技術だと思ってるんです。
この最強のゆっくり
これを遅読譜法と名付けたら、
過去に取り入れられて、ピアノの教育などではつかわれてるようです。
弦楽器では同じ高さの音の選択肢が
複数あることから
この方法は定着しなかった歴史があるようです。
もったいない。もったいなすぎる
この練習方法 本当にすごいんですが、
最初は疲れます。
また 続けていくと
”慣れ”が自然発生してきます。
慣れとの遭遇。
慣れの研究が必要になってきました。
うまくつきあっていく必要がありそう。