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✅【ついに来た】リアルタイム音声生成AIのメリットと落とし穴

結論

音声生成AIは、誰でも自由に有名人の声を再現できる革新的な技術です。

しかし、その利用には注意が必要で、特にプライバシーの問題や誤解の生じやすさ、そして技術の誤用が挙げられます。

最近では、音声生成AIの誤用による問題が明らかになりつつあります。

最近流行りの画像生成AI。

目まぐるしい進化によって、法的な規制や倫理的なガイドラインが追いついていませんが、遅かれ早かれ世間に広まる技術であろうと感じています。

そんな生成AIで、気になる情報を見つけました。

動画を視聴して、一瞬で、”ついに、ここまで来たか”と感じました。

特に、出力される音声が”あまりにも本人に似すぎている”・・・

しかも、ほぼリアルタイムで生成・・・

動画でも触れられていますが犯罪の増加が否めない感が。

というわけで今回は、音声生成AIのメリットと落とし穴についてまとめました。

メリット

1.楽しみの拡大

まず、エンターテインメントの新たな領域を開拓すると考えられます。

これは、音声生成AIにより、誰もが好きな有名人の声で話すことが可能になり、自分の声をその有名人の声に変換するというエンターテインメントを楽しむことができるようになるからです。

また、友達と一緒に楽しむために、自分の声を面白おかしく変えてみることも可能です(声変換と言えばヘリウムガスですね)。

一見するとただの遊びに見えるかもしれませんが、これまでにないコミュニケーションの新たな形を提供する可能性を持っていると言っても過言ではないでしょう。

2.コンテンツの創造

続いて、クリエイティブ産業にとても大きな影響力を与える可能性があると考えられます

例えば、声優が不足している場合や、特定の声を必要とするアニメーション、ゲーム、映画などの制作に役立つことができます。

また、この技術はオーディオブック(amazonのAudibleなど)の制作を容易にし、より多くの作品がオーディオブックとして利用できるようになります。

さらに、声優・役者・家族の声をデータ化しておくことで、その人が故人になってからもAIに代弁させることが可能になるかもしれません。

もちろん人間が可能ならば、愛犬やペットの音声も再現可能でしょう。

「どっちがリアルか!?クイズ AI音声 vs 生音声!!」とかもありそうですね。

3.アクセシビリティ

また、障害等により声を出せない人々にとっても重要なツールになり得ると言われています。

例えば、自分の声を失った人が、AIを使って元の声を再現し、自分の思考や感情を表現する手段とする等の活用です。

これにより、コミュニケーションの自由を大幅に向上させ、生活の質を改善させる可能性があります。

落とし穴

1.プライバシー問題

課題の一つは、プライバシーの問題です。

有名人や声優などの音声データは、youtube、テレビ、ラジオ、映像作品などから簡単に入手可能なため、無断で使用できてしまう恐れがあり、その人のプライバシーを侵害する可能性があります。

この問題は、法的な規制や倫理的なガイドラインで対応する必要があります。

2.誤解の可能性

AIが再現した声の精度が高いことにより、本人の発言と誤解されることで、混乱や問題が生じる可能性があります。

たとえば、有名人の声で話すAIが、その有名人の意見や発言と誤解されると、誤情報の拡散やその有名人の評価に影響を与える可能性があるため注意が必要です。

3.悪用の危険性

音声生成AIと聞いて、パッと思いついた人も居るかと思いますが、悪用の危険性を孕んでいます。

例えば、スタートアップElevenLabsが開発したAI音声生成プラットフォームは、1分以上のサンプル音声があれば、そのサンプルの人物の声で自由に喋らせられるという特性があるため、著名人の声を自由自在に操ることが可能です。

しかし、これがネット上で悪用され、有名人がヘイトスピーチや絶対に話さないような内容の話をする音声クリップが投稿されたという事例があります。(実際に起きた事件です。)

また、ジョー・バイデン大統領の声のクローンを作り、あたかもAIが作り出した大統領の声で、ロシアへの侵略を宣言する音声を生成するという事例も報告されているようです。(こちらも実際に起きた事件です。)

以上のような悪用を防ぐ方法を考えることは、音声生成AI実用化への最優先事項と言えるでしょう。

今回の記事のポイント


  • 音声変換AIはエンターテイメント、コンテンツ制作、アクセシビリティ向上などの多くの利点があります。

  • しかし、プライバシーの侵害、誤解の可能性、不正な利用の危険性といった落とし穴も存在します。

  • これらの利点と落とし穴を理解し、適切に使用することが重要です。

  • 最近では、音声変換AIの誤用による問題が発生しています。これに対する対策は現在模索されています。


「ひとこと」

いかだでしたでしょうか。

音声生成AIは、私たちの生活を豊かにする可能性を秘めた驚くべき技術です。

特に、音声生成AIは正しい知識を持って利用することが大切です。

そしてもし、SNS等で誤った情報や不適切な内容を見かけたら、それがAIにより作成されたものである可能性を念頭に置くことも大切です。

近年の技術の進歩は目まぐるしいですが、私たちもその変化に対応し、理解し、適切に対応することが求められそうです。

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