「透明な螺旋」読了
待ってたぞ、圭吾!
東野圭吾の最新作、ガリレオ湯川先生の帰還です!ファンならずとも、この科学探偵の名推理には心惹かれずにいられないはず。今回は、湯川学の過去の秘密にも迫るエピソードが散りばめられています。なんとも人間らしい、不確実な人生の縮図のような展開が胸に響きました。
加害者はいつだって"悪"で終わらない。このガリレオシリーズの魅力は、犯人の背景を知ることで「それも仕方ないよな...」とどこか共感してしまうところ。人はいつ何がきっかけで悪に手を染めてしまうのか分からない、そんな不安と切なさが描かれていて、ただのミステリーを超えた深い物語に仕上がっています。
「容疑者Xの献身」が特にお気に入りだった僕にとって、今回の新作もまた大いに満足させてくれるものでした。ドラマの映像もいいけど、やっぱり原作で味わう湯川先生の知性と人間味が最高。ガリレオファンなら絶対に見逃せない、圭吾マジックをぜひ体験してみてください!