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デザインチームをつくったら想定以上の成果が出てきた話

こんにちは。株式会社Engineerforce 代表取締役の飯田です。
デザインチームのメンバーに「1本目の記事はぜひ飯田さんお願いします!」との言葉をいただいたので記念すべき最初の記事を書かせていただきます。

デザインチームが発足してから1年弱が経ちますが結論、今のところ会社および私にとって良い影響ばかりです。具体的にどんな影響なのか、きっかけを振り返りながら書いていこうと思います。


デザインチーム発足まで

1人目デザイナーとの出会い

当時バーチャルランチクラブというサービスで隙間時間にさまざまな方々とお話しさせていただいていたのですがその中で出会った1人がデザインチームの隊長、谷田さんでした。

初めて出会った時は「デザイナーさんなんだなー」というくらい。
特に印象深かったわけでもありませんでした。笑

ただその後、弊社のプロダクトデザイナーをどうしようかと考えていた時期がありました。最初は台湾人のデザイナーの方にお願いしていたのですが言語の壁を越えられず、その後も何人かのデザイナーさんにお願いしてみてもなんとなくうまくいっていない状況でした。
そんなときにふと谷田さんにお願いしてみるかと思ったんです。

ふと思い当たったことの他にもお願いした理由はいくつかあって、1つはとても細かい動きの部分までデザインで表現してくれていること。もともと谷田さんが所属していた組織がオフショア開発をしていたこともあって海外のエンジニアさんとのやりとりが多かったそうなんです。画面作成に工数がかかるので必要最低限のデザインにしがちなのですが、谷田さんは言語の壁を越えるために「ここまで作る必要ある?」というような微細な流れの変化の画面まで作成していたんです。弊社にも海外のエンジニアがいることもあってこれは言語の壁を越えられそうだなと。

そしてもう1つは見積もりを経験していたことです。
弊社のEngineerforceというプロダクトは見積もりを工数を削減するツールなので実際に営業なので見積もりも実際にしたことないと課題感がわかりづらかったりします。谷田さんはデザインだけでなく出会った時すでに営業やディレクションも経験していたので見積もり工数の課題感もわかってくれていました。

そんな感じで谷田さんにお願いしてみると弊社エンジニアとのやりとりもスムーズになり、デザインもブラッシュアップされてみるみるプロダクトが改善されていくのがわかりました。そこで改めてプロダクトにおけるデザイナーって大事なんだなと感じましたね。笑

デザインチームを組織するまで

谷田さんの仕事ぶりを間近に触れ、デザインの大切さを再認識していく中で徐々に「デザインチームをつくりたいな」という気持ちが大きくなっていました。
ただ組織の1人目はとても重要だと考えていて、特に弊社はベンチャー企業なので部活の強豪校のキャプテンというよりは、そもそもその競技の部活が学校になかったけどそこで部活をつくって自分で強豪に立ち向かっていくような、MAJORの茂野吾郎みたいなタイプがよかったんです。

そんなことを谷田さんに軽く話したら「自分もデザインチームを持ってみたいんです」と。先述の条件にぴったりだったので「この機会を逃すわけにはいかない」と思いましたね。笑
弊社プロダクトの定例を毎週谷田さんと行なっていたのですがそこで毎週口説きました。「いつきてくれますか?」と。

なんとか口説き落とすことができて、そのあとはイケイケドンドン、2023年の7月にデザインチームがスタートしました。

チーム発足後の変化

デザインチームの立ち上がり

デザインチームは2名でスタートしたのですが谷田さんともう一人がなんと未経験だったんです笑
谷田さんの茂野吾郎的な推進力に耐えられるかなという心配はありましたが、組織がスタートする前から勉強してもらっていたので、裏でフォローすれば問題なさそうだなと。特に波乱はなかったです。

そんな2人で始まったチームもどんどん人数を増やし今では8名。
発足1年にして弊社の一大勢力です。

社内の変化

突如出現したデザインチームによって組織にもいい変化がありました。

1. 組織の雰囲気が変わった
谷田さんとデザインチームを組織するにあたって「もっとベンチャーっぽい雰囲気の組織にしていきたいよね」という話はしていたのですが、今でも変わらず率先してその雰囲気をつくってくれています。また、デザインチームがやっていることを他のチームが実践してみたり、デザインチーム走りでコミュニケーションが活発化したり、そもそもデザインという仕事の性質もあって社内のコミュニケーション量は圧倒的に増えたなと感じます。ちなみに仕事への取り組み方だけでなく定期的に開催される懇親会への参加率やモチベーションの高さも、目を見張るものがあります笑

2.他のチームとのハブに
デザインチームができると「あ、こんなことも"デザイン"というエッセンスを加えるだけでこんなに良くなるんだ」というシーンが増えてきます。そうするとあらゆるお仕事でデザインチームが必要になる。すると何するにもデザインチームの誰かしらはサポートしてくれるようになります。そうして気づいたら会社全体のハブになりつつありますね、デザインチームは。

3.間口が広がった
弊社には現在、デザインチームの他にエンジニアチームとITコンサルチームがあるのですが、デザイン入りで開発のお仕事に繋がったり、その逆もまた然りですがお仕事の幅と入り口の広さは格段に変わりました。インハウスデザインチームだけの組織もありますが、ここは受託デザインも請け負うデザインチームを組織してよかったなと思うところです。

Appendix.新陳代謝が起こった
これは全くデザイン関係ないのですが谷田さんが若いのもあってデザインチームは平均年齢が若い!平均年齢が5-10歳くらい若返りました笑

バーチャルオフィスも華やかになりました笑

デザインチームの未来

発足から組織にいい刺激をもたらし、なお進化し続けるデザインチームですが、私から期待することは2つです。

1つ目はより一層他の部門との連携を強めていくこと。
コミュニケーション量も含めてより他のエンジニアチーム、コンサルティングチームとの連携を強めていけるとより一層会社としても良い方向に進めるのではないかと思っています。社内外含めてバンバンアクションを起こせる組織にしていきたいですね。

そして2つ目は、全員がデザインだけでなくプロジェクトマネジメントもできるチームになるということです。
デザインチームのnoteでこんなことを言うのもどうかと思いますが、デザインは誰でもできるようになってくるし、AIの活用次第でどんどん役割は変化していきます。その中で弊社として求めるのはプロジェクトマネージャー、いわゆるPMとしての役割です。現段階でできる人間ももちろんいますが「全員が」デザインを理解したPMをできるようになると素晴らしい組織になるのではないかと心躍らせています。

思い出話がメインの初回になってしまいました。
このnoteがデザインチームの活動記録になっていくとのことなのでこのnoteの進捗を楽しみにしていてください。さまざまなデザインチームの活躍の記録が残されていくのだと思います。私自身もどんなnoteになっていくのか楽しみです。


Engineerforceデザインチームでは、新規サービスのデザインシステム作成や既存サービスのリデザインはもちろんのこと「これから社内にデザイン組織を構築していきたい」や「デザインに関する知見を蓄積していきたい」といった企業様に向けたサポートも実施しております。
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