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ありのままを見てほしいよね、素を磨こう

けっこう前から、言葉コレクションをしている。

本で、ドラマで、誰かとの会話で、「これは!」って刺さるフレーズに出会ったときに、忘れないように書き留めておくメモのようなもの。

Twitterでは #言葉コレクション ってタグつけて投稿していて、ときどき検索しては眺めている。

自分に刺さったものばかりなので、やっぱり何度見てもグッとくる。振り返れるのは、集めてきたことへのごほうびだね。



最近コレクションに追加したのは、白石麻衣さんの言葉。

ありのままを見てほしいから、ありのままが恥ずかしくないよう、素を磨いてます。

(anan No. 2269)


その考え方、とてもいいなぁと思ってすぐにメモした。


人は、仮面をかぶることがある。

どんなに可愛い、かっこいい、誠実な、そういう理想の仮面をつけても、みている人は仮面をつけていることに敏感。(仮面をつけてるってことは、本当は真逆のひとなんじゃないか)って思われているかもしれない。

それに、仮面をかぶっていることを一番よく知っているのは自分なわけで。


以前の職場のトップの方が、いつもポジティブで、みんなを褒める発言ばかりする方だった。

わたしの密かにやっている裏での仕事などもよく見ていてくれて、廊下ですれ違うときなどに呼び止めて、「あの掲示物、つくってくれたんですよね」など細かいところまで何度もほめていただいた。

でも。

わたしは、彼のことばを心の底からよろこんで受け取ることはできなかった。

3年間一緒に仕事をしたけれど、それが彼の本心なのか、いつも分からなかったから。「いい校長であろう」と、自分のなかのよい校長を演じているように見えた。だから、仕事面ではいろいろ頼って助けていただいたけれど、本当の本心は伝えられなかった気がする。

すごく良くしてもらったのに申し訳ないけれど、仮面1枚分の距離はうまることはなかった。

できたら、仮面をかぶらずに過ごせる場所で、それをいいねと言ってくれる人たちと過ごしていきたい。


ストレスのかかる環境にめちゃくちゃ弱くて、仮面をつけ続けなきゃいけないような仕事はしなくなった。

今はほぼ仮面なしで過ごせて、なんならすっぴんでも大丈夫みたいな人たちと関われているのはすごく心地がいい。



どんなに頑張っても、ふとしたときの言葉・態度に出てしまうのが”素”。

そんなときに、漏れ出たわたしが「いいなぁ」って状態だったらいいよね。


酔ったときや車を運転しているときは素がでやすいっていいますよね。

でも、「寄ったときの性格は、本来の自分が強まってるだけ」とも聞いたことがある。白石さんのいうとおり、距離が近くなったときほど恥ずかしくない素であってほしいと願わずにいられないな。



って書いていたら、「めちゃくちゃお酒のんでるときの方がいい感じだから、いつもお酒飲んでればいいのに!」ってほめてもらったことを思い出した。

いつも気の置けない大切な人とお酒を飲んでいるような、心がオープンで何でも楽しく言えるようなわたしが素になりますように。がんばって鍛えるね。



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