かかりつけのお医者さんみたいに担当したい
ぴったりくる表現が見つからないとき、例えることを覚えた。
あと数日で退職するITの仕事は、「ホテルのフロントみたいな」っていうとざっくり通じる。
詳しく説明するとややこしいし、漢字や聞きなれないカタカナいっぱいの話になる。そんなのはいやだ。できるだけひらがなで話したい。
細かいことはどうでもよくて、イメージが共有できたらそれでいいじゃない。
最近、自分のしてきたことと、もっとやりたいことは「担当する」なんだなぁと自覚した。
半年間受講してきた「言葉の企画」の最終回では、100人くらいのたくさんの人の前で「あなたを担当させてほしい」という話をさせてもらった。
発表を終えてから10日ほど、ずっと考えていたのは「担当する」の具体的ななかみ。
で、何するの?
自分でも言葉にすることが必要だし、どうやったらあなたの頭のなかにも届けられるのか。
昨日は、心太郎くんの『来年は、お医者さんになりたい。』を読んで、くるみちゃんと働き方の話をして、病院で行う企画の話をきいてっていう1日を過ごした。
そして降ってきた。
わたしがやりたいのって、かかりつけ医みたいな担当だったな、と。
かかりつけ医とは…なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師。(日本医師会より)
相手のことが好きっていうのをベースに、積み上げてきた知識や経験を組み合わせて、今のあなたにベストな処方箋をオーダーメイドで出したい。
お薬のむのとかリハビリするのがしんどかったら、話を聞くし、一緒にやる。
調子わるいときじゃなくて、健康診断みたいに現状をとらえるために定期的にお話することや、良さをキープしたり増進させたりするのもできそう。
難関手術をバンバンこなして命を救ってくれるスーパー外科医みたいなことよりも、日頃から近い距離にいて、ずっと見てるからこそできることをしたいかな。
一個のことを突き詰めるより、たくさんのことを身につけたい欲がずっとあって、トータルでできるようになりたいんだよね。
かかりつけ医的なかかわりは、マルチポテンシャルになりたくていろーんなことに手をのばしてきたのがうまく生かせる気もしてる。
今できること全体のレベルアップを図りつつ、できることをもっと増やす。
そうやって、必要としてくれてる人の役にたてたら。
わたしのイメージ、伝わったかな?
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