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大人になっても悔し泣きできるあなたがうらやましい

「あーあれは悔しかったんだよな」

コンサートのMCで、最近泣いたことを相方にバラされたわたしの担当。

バチバチにケンカした故らしい。

聞いて、うらやましいな、と思ってしまったのよね。



「デビューするまで絶対泣かない!」と言ってきた彼だ。わたしは舞台の泣くシーンでしか涙はみたことがない。

しかも、年下にもいじられるくらいやわらかくて、どんな人でも受け止めてくれるクッションみたいな性格だ。

それが、コンサートのリハーサル中、ケンカして泣く??

ちょっと、想像できなかった。



最近、悔し泣きをしたのはいつだろうと思ったらきっと、母と電話でケンカしたときだった。

旅行かなにかの話で、わたしの「やりたい」と、母の「止めておけば」が合わなかったとかだと思う。

わたしも考えに考えてのことだったから、あれは譲れなかったのよね。

でも、考えてみたら取るに足らない家族ゲンカでしかない。

その前はもう思い出せないけれど、何だったんだろう。保護者への対応で、していないことを謝るように言われたときだったかなぁ。



普通に生きていたら、大人になって仕事で悔し泣きすることなんてそうそうない。

一般的には、大人になってまで悔し泣きするなんてダサくてかっこ悪いのかもしれない。

それでもわたしは、悔し泣きするような仕事がしたい。


わたしの周りにも大人な人が多くて、ミーティングなどをしていてもすぐに折衷案などを出してくれることが多い。もめることすら少ない。

人の話はまず共感して受け止めましょう。否定してはいけません。

それがうまいコミュニケーションのコツです。

そんなことはわたしだって分かっている。でも、できないよ。

それは違う、と思うことに、共感してるフリなんてできない。

もっといいと思う方法があるなら、ちゃんと言うのが全体のためになると信じてる。

みんなが本心でどう思っているのかは分からないけれど、どんな意見にも「いいですね、いいですね」って言って、無難に会を進めることがいいことだなんて、わたしには思えない。

そんなの、いつまでもわたしが反抗期の中学生のまま成長できていないだけなんだろうか。


譲れないものは譲れない。

よりよくするためのアイデアがあるなら、相手にもちゃんと言ってほしい。

テーブルの上に本音と本音をちゃんと出して、その上でより良い方法を考えたい。

必要なら、場の雰囲気が悪くなっても、ケンカしてもしかたないと思いませんか?



ケンカするほどのこだわりをもって取り組む。

こだわりを出し合って本気でケンカできるくらいの人とつくる。

いくつになっても、そんな働き方がしたい。

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