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日本の社会保障費が、あなたの健康と子どもたちの未来を決める。

将来、病気になり、こどもたちのお世話になりたい親御さんはいますか??


新しい健康の在り方。

読者の皆さんは、考えたことがあるでしょうか。

「正直、今はこどもの子育てに追われてて、自分の健康はそっちのけです。」

という、お父さん・お母さんの皆様。
特に、お母さま。毎日お疲れ様です。


とはいえです。。


今は、お子さまを支える、育てる身にあるご両親の皆様も、
年を重ねていけば、いつかお子さまからの支援やサポート受ける日が来るわけです。


人生100年時代と言われる時代の中で、20年後、30年後を見据えた時に、

健康に過ごし、お子さま、お孫さんとできるだけ長く元気に過ごすのか。
病気で体を悪くしてしまい、お子さまのお世話になるのか。


そんな未来を想像した時に、
後者を選択を取る人は、いないはずです。

本日は、忙しいお父さん、お母さんに伝えたい、

“日本の社会保障問題から考える、新しい健康の在り方。”

について、いつも通りWeekly Ochiaiでの対話をまとめていきたいと思います。


■日本の社会保障をシフトせよ。

まず、日本の一般会計の歳出。

つまりは、日本と言う国はお財布のお金をどの程度、何に使っているのか、みなさんはご存知でしょうか。


2020年度の一般会計歳出は102兆円。
その内、34.9%を35.9兆円を社会保障費が占めています。

もちろん、日本の国のお財布のお金は、みなさんの税金から徴収されています。
参考までに、歳入も載せておきます。

<歳出>

102兆円日本歳出

<歳入>

102兆円日本歳入

抜粋)財務省HP:これからの財政を考える。
https://www.mof.go.jp/zaisei/current-situation/index.html
https://www.mof.go.jp/zaisei/current-situation/situation-debt.html

社会保障費とは、年金、医療、介護、子ども・子育て等のための支出。
のことですが、ご想像の通り少子高齢化の日本では社会保障費が一番多くの支出を占めています。


では、日本の社会保障費の約50%を占める費用はなんでしょうか。




年金です。

社会保障の内訳

財務省HP:日本の財政を考える。
https://www.mof.go.jp/zaisei/aging-society/society-security.html


年金が約50%、医療30%、子育て関連13%、介護7%程度です。

ここで不思議に思った人もいるかもしれません。

先ほどの社会保障費の歳出は、35.9兆円だったのに、財源の下には120.3兆円と記載があります。

額が増えている??

社会保障給付費の財源に“税金・借金”とありますね。これは、先ほどの歳入の円グラフの公債金(32.6兆円31.7%)を示しています。

つまり、国の借金です。

社会保障費は支出額が莫大なため単年の税収では賄えない。
そのために、国は借金をして社会保障の財源を賄っているわけです。

つまり、将来世代にツケを後回しているんですね。。

もう既に日本の財政がマズイ状態であることはなんとなく、イメージできたと思います。

さて、ここで重要なのは、


年金が約50%、医療30%、子育て関連13%、介護7%。


この比率です。


社会保障費の大きな比率を占める、年金と医療。

この費用を抑制するために、一人一人ができることって何だと思いますか??


健康的に、長生きすることです。


年金は、65歳以上から受給が始まります。
つまり、死ぬその日まで健康に働く、もしくはお金を自ら稼ぐことができれば、年金は不要です。

医療は、病気になった時の健康保険などの手当てです。


つまり、みんなが健康的に病気になることなく、元気に過ごすことができれば、医療費も不要です。介護もそうですね。

つまり、今の社会保障費の支出は、

病気になった後、不健康になった後。

後始末的な費用の増大しています。
でも、それが例えば予防で防ぐことができれば、莫大な後始末的な費用を抑制することができる。


費用から、投資へ。


という考え方が、日本の社会保障の壮大なテーマです。

例えば、リカレント教育(生涯教育)によって、働く人の就業年齢が上がり税収が増え、年金を中心とした社会保障費が下がれば、

そっちの方が、遥かに安上がりですよね??

社会保障費ではなく、社会保障投資という考え方に、日本人がシフトしていく。

治療から、健康に生きるための予防。

が、一人一人の人生のテーマになる。そんな、新しい考え方と生き方が求められています。

そこで、活かされるのがテクノロジー。

というわけです。

💪


■テクノロジーで、病気を予防する。


病気予防のために活躍するのが、テクノロジー。

つまり、IOT(インターネット・オブ・シングス)。

要は、全てがインターネットにつながるという概念です。

AppleWatchなど使われている方は、わかると思いますが、Applewatchでは、歩行速度を測ることできます。


実は、歩行速度と関係のある代表的症状の一つが、


認知症。


上記記サイトみていただくとわかりますが、認知症の手前の段階、MCI(軽度認知症)では、


歩行速度が遅くなる。


傾向があると言われています、その目安は秒速80CM。

しかも、MCI(軽度認知症)の段階であれば予防医療、運動や食生活の改善、認知トレーニングによって、認知症を予防できると言われています。

例えば、AppleWatchで歩行速度下がったことを検知し、健康アプリを通じて、
本人、またはお医者さんではなく、健康トレーナーのような方に通知するシステムがあれば、


テクノロジーによって、認知症を予防する。


そんな未来が十分に起こり得るわけです。


🤭



■健康の概念をアップデートする。

Weekly Ochiaiの番組内では、テクノロジーを使った様々な取り組みが紹介されています。


しかし、一番大切なことは、宮田先生が最後に述べていたように


一人一人の個人が、健康に対する概念をアップデートすることです。


病気になったから病院に行く。
という後始末的な健康に対する考え方ではなく、

自分の健康のために自己投資する。
という一人一人が元気に長生きするための、先行投資を行う考え方。


それは、食生活であり、睡眠であり、運動であるわけです。


そして、自らテクノロジーを活用すること。


僕は、基本的に物欲なし人間。使えるまでモノは使い続けるタイプですが、
WeeklyOchiaiを見てから、AppleWatchを購入することを決意しました。笑


例えば、僕の住んでいるシンガポールでは、政府とAppleが提携し、LumiHealthというアプリを通じて個々人の健康増進のために、パーソナライズ化されたアクティビティ提案、または健康診断のお知らせなど、

国として、テクノロジーを活用しながら国民の健康を増進する政策活動が、既に動いています。

こういった時代の流れに乗り遅れずに、個人としても、日本としても、
取り組んでいくことは、高齢化社会の日本では待ったなしの状況です。


自らの健康の概念をアップデートする。

それが、将来読者の皆さんがお子さん、お孫さんと長きにわたる人生を共に、幸せに生きる上での、最重要テーマです。


最後に、そのために日本国民として、僕たち一人一人が取り組むべきことを考えます。


🤔


■社会保障に関心を持ち、投票する。

なぜ、シンガポールで政府とAppleが提携して、すでに健康とテクノロジーの社会実装が進んでいるにも関わらず、


日本では、進まないか。


考えたことありますか。


例えば、AppleWatchの心電計の機能は2018年から米国で使用されていましたが、日本で解禁されたのは、2020年です。

なぜなら、医療機器等外国製造業者の登録申請
すなわち、厚生労働大臣の認可、時間がかかる上に、1000万超の費用、そして5年毎の更新が必要です。


Appleが見捨てなかったからよかったものの、日本の国力が今後落ちて行った時に、
日本をAppleのような海外企業が見捨てる可能性は十分にあります。


そして、なぜこのようなことが起きるかというと、、、、



若い世代、僕たちの世代が、選挙に行かないからです。

なぜ、国が借金をしてでも、年金、介護、医療に莫大な費用を支払うのか。


高齢者の人気を取ることが、選挙の当選につながるからです。


以下の図を見てください。

選挙世代別

総務省HP:国政選挙の年代別投票率の推移について
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/

50歳代、60歳代の投票率は、63%、72%です。


一方、


20歳代、30歳代の投票率は、33%、44%です。


だからです。
僕らが行動をしない限り、社会保障費はいつまでたっても


費用から投資に進みません。


20歳、30歳代が、選挙を通じて声を上げ、投票率が90%超になれば、必ず変わります。


逆に、僕らが行動を移さないと、シンガポール、中国、そしてアフリカといった国々では、
どんどんテクノロジーと健康の融合が進むのに、日本は海外企業に見放され


いつまでたっても、旧来の後処理的な病気の始末に追われている。


はっきり言います、これは最悪の未来です。

いやいや、アフリカとは医療レベルが違いますよ。

と、高見の見物をされている方。

アフリカではコロナ禍でオンライン診療が10倍超に成長した国がいくつもあります。
さらに、薬の配布にドローンが飛んでいます。


オンライン診療で診察を受け、ドローンで薬を受けっとった読者の方は、いますか??


いませんよね、きっと。
それが、世界と日本の現実です。


オンライン診療が日本で進まないのも、開業医会(高齢の方多め)が反対しているからです。


そして、それが選挙の票になるから。


とはいえ、その会も数万に過ぎません。
若い世代が、選挙にいけばそれで風向きは一気に変わります。


選挙に行くことと、あなたの将来の健康。
選挙に行くことと、あなたがこどもたちと過ごす未来の生活。


は、密接に結びついています。

だから、僕たちは選挙に行き、声を上げるべきなんです。


👍


■まとめ

本日は、

“日本の社会保障問題から考える、新しい健康の在り方。”

について考えてきました。

冒頭で説明したように、日本の一般会計の歳出に占める社会費用は増加の一途をたどり、
その費用は将来世代へのツケ(借金)によって賄われています。


もし、あなたが未来に生まれるこどもに、そして目の前にいるこどもに、
その負担を押し付けたくないのであれば、

大切なことは、

あなた自身が、健康で元気に長生きすることです。


社会保障費を費用ではなく、投資。
として捉える、病気から予防への考え方のシフトが必要です。

そのためには、IOTによるテクノロジーを活用し、
一人一人が、自分の健康管理をデータに基づいて社会と連携しながら行う。

何よりも、健康という概念をアップデートし、
今までの病気を治す治療から、テクノロジーを活用し、病気を予防するための生活習慣を見直す。

そんな新しい健康に対する価値観のアップデートが、求められています。


そして、日本人として僕たちがやらないといけないことは、

政治に関心を持ち、選挙に行くこと。

日本がテクノロジーを活用して、長期的に国民全体の健康を増進する政策に舵を切るように、あなた自身が声を上げることです。


もし、あなたが長い将来にわたって、おこさんと長く、元気よく幸せに暮らしたい。

もし、あなたが目の前で育てている、おこさんの負担を減らしたい。


そう本気で思うのであれば、あなた自身の健康を気遣うこと。

そして、

テクノロジーを活用し、

選挙で声を上げること。


この2つは、日本人の一人一人が取り組まなければならない、



あなた自身の生き方に関わるテーマです。





ではでは、本日もありがとうございます。
また、明日のnoteでお逢いしましょう。


P.S 本Noteでは述べられませんでしたが、番組ではより政策的な議論が展開されていました。これは、本当に全読者の皆さんに観て欲しいです!


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