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命の循環・トートバッグのリペア
7年くらい使っているクレッタルムーセンのトートバッグ。スウェーデンのアウトドアブランド。
リサイクルナイロン100パーセントの生地を使ったトートバッグを世界初で制作した会社みたいです。
これにはリサイクルナイロン100パーセントの生地が使われています。
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アウトドアブランドということもあり、タフなナイロンでして、耐荷重もけっこうあります。さすがに擦り切れてきたのでリペアしました。
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昭和前期の綿布を、少量だけ持っているのでこれを使って縫い付けました。
ナイロンへのリペアは、難易度が高いです。私のやる気のせいもあり、仕上がりはヒドいことになっています。
ナイロン布が引きつり放題ですがとりあえずよしとします。
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綿布なので、ナイロン生地でのリペアよりは重たくなってしまいます。
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数年前、あるお茶屋さんにて、この綿布生地が売られていたので買いました。
綿布生地はとても色褪せていて歴史を感じますが、元々は画像の1番大きな生地の色合いでした。
古くなっているのは、理由がありまして、一時期、デニムの財布にこの綿布を縫い付けていました。
前ポケットに財布を入れますと、財布の生地が汗をとても吸収し、劣化が早いです。
デニム財布も寿命がきたので、引退してもらい、綿布を取り外してまた再利用しました。
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《命の循環》
リサイクルイコール無条件に素晴らしいというわけではありません。
生産過程の道中が、人や材料にとって劣悪な環境であるならば、喜ばしいものではないでしょう。
開発者や販売者に愛されてない製品と、皆に祝福されて出来上がった製品では、力がだいぶ変わります。
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どんな生地や製品にも、命の終わりというものがあります。
製品化するために、圧縮に圧縮を重ねて、リサイクル商品として生まれ変わっていくことを望まないモノもいます。
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どこかで、誰かが、生き物や製品の終わりを担当する必要があります。
本質的には、命(魂)に終わりはなく、死をもって構造が変わり、エネルギーが移動し、再構築されていきます。
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《調和》
布に尋ねます。トートバッグに確認をとるために尋ねます。同じ組織として働くことになりますがよいですか?と。
一般的には、綿のほうがナイロンより魂は進化しています。
鉱物→植物から動物への進化の過程がありますが
現代の地球では、ミックスメディア的に交わる場面が多々あります。
パッチワーク作品一つをとっても分かるように、今は、より皆が交わりやすくなっています。
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《綿布の役割変換》
財布としての役割を終えて、次はトートバッグのサポートです。
綿は天然繊維、植物繊維であります。
昭和前期に織られた布です。同じ工場で、同じ時期に織られたものはもう、地球上に存在はしていないかもしれません。
布になるぞと決めた、植物のエネルギーが、ずっと続いて役割をこなしてくれているわけです。
種は、計画的にどう成長していくかをプログラムされています。
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植物。
神木など特殊な役割の木々以外は、人間のように自由意志(運命の自由度)みたいなものは少ないようです。
それでも植物も、綿化して、製品化していく過程で植物さんの魂が学び成長していくようです。
木々は、人間のそばにいるほうが、植物としての生まれ変わりの段階として、最期のほうらしいです。
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《働き》
ぞうきんになるべくして、生まれてくる布がいます。
働きからして、ぞうきんの見た目は、汚くみえるものが多いかもしれませんが、学びが大きい段階の植物かな…と観じます。
ぞうきんの素材は、いまでは綿100だけではなく、ポリエステル、ナイロン、レーヨン混も多いでしょう。
どこの布に混ざり合うかで、学びが変わりますね。
つくづく、製品や名称や組織のイメージにまどわされず
“そのもの”を視る必要があるな…と観じます。