その日暮らしの経済学を読んだんだった

タイトルからして願望が滲み出ているね。
読んだり見たりしてもその瞬間忘れるやばい脳みそに退化しており自分が怖い。今日たまたまテレビ点いてて私東京サラダボウルとバニラな毎日も観てたじゃんとようやく思い出す始末。ずっと配信で見てたけどやっぱりテレビで見るといいなと思った

これも読んだのはちょっと前でちゃんと近くに図書館があった時代の話なんだがふと思い出したので書く

昨日言及した下妻物語でもヴェルサーチのバッタもんが出てくるんだが、今の日本でそういう事やったら捕まるんだよな?
ドンキに売ってるフルーツオブザルームとかラルフローレンもだいぶ怪しい気はするんだが海外ブランドは意外とOKなのか そういやボッテガが流行った時ああいう網目ダウンみたいなバッグがすごい流通していた気もする
ファッション系は意外と不問なのか?

とにかくこの本でもそういうぱちもんを作る、仕入れて売る人の話が出てきて、中国とかアフリカとか(あとたぶん他のアジア南米とかも)はそういう著作権的なことに対してかなり緩いというか、相手のこと考えずに平気でパクるしそれで捕まるという心配も全体的に希薄なかんじがするんだが、それがいいかは別としてそういう緩い雰囲気から出てくる良いものもあるよなと思う。実際日本のアニメTシャツとか、オフィシャルじゃなさそうなものの古着が高値で取引されてたりするみたいだが、それの元を辿って取り締まることもできないし、ぱちもんの方が色々デザインが自由で、面白いし珍しいってなったりするからライセンス料払って真面目に作るのが馬鹿らしいような気もしてくる。一回ハウルのぱちもんTシャツ(南米産)をネットで見て、すごい高かったけどおしゃれで高いのにすぐ売れた記憶。(各キャラがシルエットになってて、知ってる人はハウルとわかるけど言い逃れしようと思えばできそう。)
そういうのはほんの一部で、一度使ったら終わりのようながらくたが大部分なのかもしれないが。

最近ネットで無料の情報を享受したり、個人間でやりとりすることに慣れていて、日本でもそういうモラルがやや希薄になってるかもしれないが(だから選挙違反とか派手にやらかすし、中古市場でも悪いことを隠して売ろうとする人が結構いる)やっぱり日本で店やろうとか、何か作って売ろうとなったら色々衛生面とか営業許可とかお金とか品質とかクレームとかいろんな面倒な手続き面等を先に考えてしまってなかなか踏み出せないところがある。しかし中国とかその他アジア出身の人と話すと、「服作ってる」と言ったら「じゃあそれ売れるね!」といきなり言われたり、外国で仕事が決まらない時、喫茶店に履歴書を出してると言ったら「僕の家の庭でコーヒーの屋台だす?」とか平気でいう。自分で勝手に売るっていうことに一切抵抗がない。こんなんで売っていいの?とか一切考えない。これは国民性以前に自分の性質もあるが、この程度で売れるか、文句言われたら、そもそも誰かに許可とらないとだめ?とかごちゃごちゃ考えていって結果やらない方向になる。そしてそのうち自分のためだけにやってもなとやる気をなくし、楽な方に流れて、そもそも作らなくなる。
ぱちもん無法地帯により真面目に自分の頭で考えて作る人が割を食う部分もあるだろうが、その精神は是非見習いたいと思う。延々仕事決まらない、誰かとうまくいかないってうじうじ嘆いてるより生命力が高い気がする。
って言って面接行くんだけど。まあさすがにno moneyでは厳しいからね

そういやいつかケーキに鬼滅のキャラ書いて売ってた人が捕まってたような 上手く描けるのは才能だと思うし需要があるならそのくらいだめなのかなとか思っちゃったけど稼ぎすぎて目立つとだめなんだろうね。
この辺記憶があやふやだが、明らかに偽物とわかり、その客層がそもそも本物を高くて買えない人たちだからまあ必要悪というモラル感覚はなんか理解できるような気がする。アフリカの人はパクリに寛容な分自分の手の内も簡単に教えてしまうようだ。
しかし全員ではないのはわかるが某アジア諸国にて勝手に特許とったり自分も結構パクってるのに人にパクられるとキレ出す人がたまにいたりするのはよくわかんないけどそういう商魂たくましいのがこれから先生き残り日本は淘汰されるんだろうかと思うと世知辛いというか虚しいというか
たまにネタの源として利用されてない?と思うことはある。しかも元ネタより売れてて複雑的な
色々安いからと中国に任せてるからパクられてもしゃあないのかもしれないが
最近米も買い占めされてるみたいだし。日本人でも転売、詐欺は横行してるからなんともいえないがほんとにどうなっちゃうんだろうね 誰も破らない最低限の道徳すら守らない人が勝つことになっちゃうのかね

日本のは耐久性が良すぎて困る(?)とかトランプに言われてるらしいがどうなることやら 自分も一瞬工場で働こうかなと思ったんだけど(人と喋りたくない時)色々理由はあれど夜勤必須が多くてとりあえず今のところ断念している。しかし日本にこんなに夜勤してる人がいるの?それで今の便利さが成り立ってるのかと驚く。だから自分も便利さを享受するだけじゃなくてそこの歯車に入って貢献しなきゃいけないかなとも思うんだがしんどいなとも思い これは甘いと言われるんだろうか。
実際やったらいけるのかな 工場で働く人はそれが苦でなくやってるのか、金のために嫌でも毎日我慢してるとしたらすごいな。

周りを見ると物は溢れてるかんじがするし、頼まれずともきれいなもの、面白いものを作りたいという人が世の中にいっぱいいて、自分は誰かが作ったものや誰かがいらないと言った物から選んでいって、自分個人では作らずに絶対に必要なものを提供する仕事をした方がいいんじゃないかと思ったり、色々周りのバランス等考えるとジレンマがあり、どうすべきかよくわからない。
わがまま放題やってやろうと昨日思ったのに、結局色々別のことを考えている。
自分のやりたいことをやってれば、世界のバランスとれるっていうのはアダム・スミス的臭いに蓋(植民地無視)というような盲目な楽観論でも変な精神論でもなくほんとうなんだろうか。
そういう風にやりたくないことはしなくていい、皆が得意なことをすれば世界は適正に回るんだという人もいれば、やりたくない事をするのが仕事なんだよ!!アホ!!という人もいる。
まあそもそもそんなに絶対何がやりたいとか絶対何が得意とかがそんなにないから困ってるんだが

何にしてもその日暮らしというか、なんでもすぐ捕まるっていうんでなく面白ければ多少認められるというか(結構動画とか音楽のremix的なのは放置されてる印象ではあるが)、その場その場で仕事が変わって雇用されるも自活するも臨機応変が当然ってなかなかできない発想でいいなあと思って、そういう感覚を自分も世の中にもちょっとあると(全開だと多分困る)楽になって色々考えも広がっていいかと思った。

終わり

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