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『伊沢拓司の軌跡Ⅰ・Ⅱ』を読んで

本の紹介、第2弾です。紹介と言うか、感想というか、自分の振り返りも含めてと言うか。
今回紹介したいのは伊沢拓司さんの『伊沢拓司の軌跡Ⅰ・Ⅱ』

前々回の投稿で好きなYouTuberが…という話をしたのでお気づきかもしれないが、私はQuizKnockが非常に好きである。webサイトもYouTubeも面白くてタメになるので是非見てほしい。ていうのはどうでも良くないけど、取り合えず横に置いておいて、本について語っていこうと思う。

https://books.rakuten.co.jp/rb/13441197/?l-id=c-recommend-toho-reco&rtg=04dbd0ad81b48cdd6fc05c0fe6ec9cb3

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概要
この本は、クイズプレイヤーの伊沢さんがクイズを始めてから高校3年生までを振り返った自叙伝になっている。中学1年生から現在まで、どのようなことを考え、成し遂げてきたのかが記されている。クイズに対してだけでなく、勉強や受験についても触れられている1冊だ。
巻末には自作クイズが500問掲載されており、非常に読み応えのある本になっている。


私がこの本を読んで1番に感じたのは”かっこいい”である。芸能人だからとか、高校生クイズ優勝してるからとか、そういうの抜きでかっこいいと思った。


かっこいいポイント1
まず、"~優勝"のようにトップまで上り詰められること、上り詰めたいと思えるものがあることが羨ましいなと思う。
私にも好きなことはあるし、小学校では水泳とそろばん、中高ではバレーをしていた。だけどどれもてっぺんまで上り詰めてはいない。そもそも上り詰められるわけがないと、どこか冷めた感情を抱いていたと思う。
そう考えると、クイズでトップになろうと思えること、それ自体がすごいし、実際に上り詰めてしまえる所は尊敬でしかない。

かっこいいポイント2
また、クイズでトップになるために、反省と努力を繰り返せるというのは誰でもできることではない。もちろんトップになるには欠かせないことだ。トップになるとまでいかなくても、上達したい、成長したいと思うならば必要な行動ではあると思う。しかし、定義が曖昧な努力という言葉。何をどうしたらいいのかが明確でないのに続けていくのは非常に大変なことだと思う。

かっこいいポイント3
自分に足りていないものの分析、それを補うために自分がすべきことは何か、ということを中学生の時点で行っていることに秀抜さを感じた。
私がこれまでしてきた習い事、部活では先生がメニューを全て決めてくれていた。私たちに足りていない力は何で、そのためにどんな練習をするのか。高校生くらいになると自分たちで考えることも増えたが、大半は他人に頼っていた。
他の人がどうかは分からいけど、中学生の時点でこれが出来ていた人は少ないんじゃないかと思う。


というのが、本を読んで感じたこと。

自分の過去と照らし合わせながら読むことで、改めて伊沢さんの凄さを感じた。それと同時に自分の努力不足も痛感した。部活も勉強も趣味も全部。そして、もう少し色んなことを頑張ってみようかなと思った。トップに上り詰めるとは言わない。けど、好きなことは好きと、得意なことは得意と誇れるくらいにはなりたいと思う。

この本は、大会の様子やクイズの思考法についてかなり詳しく述べられているので、クイズを始めたい、興味があるという人には是非読んで欲しい1冊である。もし、そうでない人にオススメするとしたら、中学・高校生活を振り返りたい人、何か頑張りたいことがある人に読んで欲しいかなと思う。

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