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【あらすじで読むアークナイツ】メインストーリー3章「起死回生」①

10月は色々な情報が出て溺れかけた月でしたが、その反動か11月はだいぶ落ち着いた月でしたね。メリハリがあるのは良いこと。
ぼちぼちアニメに追い越されそうな感じです。アニメのミーシャ、とてもかわいいなぁ。


攫われたミーシャの行方


2章は近衛局・ロドスの両隊がレユニオンの襲撃に遭ったところまででしたが、3章は彼女らが再び合流したところから始まります。
チェンはアーミヤに対し、自分たちがレユニオンの待ち伏せに遭ったこと、そしてミーシャを「赤い服の女」に攫われたと話します。これは2章で彼女自身が話していた通り、Wのことでしょう。
続いて、チェンはこう言います。

私は、本当なら――
3-1戦闘前:チェン

口を噤み、言葉を濁すチェンに、アーミヤは真剣に訴えます。現状のロドスは十分な情報がないまま戦っており、その状態でレユニオンに対して適切な戦略を立てることはできない。これ以上の秘匿は、龍門とロドスの協力関係にも影響すると。
チェンは彼女の話し方が「あの医者」(ケルシーでしょう)に似ていると言い、その要求を受け入れます。

チェンは、2章終盤でミーシャに語ったのと同じ話をアーミヤにもしました。
ミーシャがチェルノボーグの要人の娘であり、どんな情報を持っているかは近衛局もわかっていないこと。しかし「何かを知っているかもしれない」可能性だけでも、龍門を狙うレユニオンに彼女を渡すわけにはいかないということを。

アーミヤはそれを聞き、すぐに動かなければと意気込みますが、チェンは冷静に彼女へ指示を伝えました。ミーシャの捜索は元より近衛局の任務であり、彼女を攫われてしまったのは近衛局側の落ち度であるため、追跡はこちらで行うと。
ロドスは近辺にいるレユニオンの排除を引き受け、チェンは言葉の通り部下と共にミーシャの捜索に向かいます。

視点はロドスではなくチェンに。彼女はレユニオンの集団を相手しながら、彼らの動きについて考えを巡らせます。
1章まででも描かれた通り、レユニオンにも階級制度があるようです。龍門に残っているのは捨て駒ばかりと思われますが、2章ラストで部下に報告を受けた内容では、彼女と合流するはずだった援軍は一人のレユニオンに足止めを受けたとのことでした。

チェンは何かに思い至りそうですが、そこにレユニオンの伏兵が現れました。危なげなく彼女はそれを撃退しましたが、部下には周囲の設備を壊しすぎないでほしいと進言されます。
彼女は明らかに生真面目そうな雰囲気ですが、どうやら戦い方は結構激しい人物のようです。

そのうちに、レユニオンの大部分が撤退したという報告が近衛局隊員から上がり、アーミヤたちロドスも対処を終えて戻ってきました。
チェンは、部下に「数日前に捕らえた、レユニオンの構成員と思しき容疑者」について尋ねます。

場面は一時、その容疑者の一人を尋問していると思われるシーンに切り替わります。近衛局の隊員は、恐らく捕縛した際に発見されたクロスボウについて、それから「スラムで何をしていたか」について聞いていますが、何の答えも得られてはいないようです。

明かりとか椅子とか、ちょっと中国みありますね。

レユニオン構成員と思しき容疑者、黒髪の少年らしき後ろ姿、そしてクロスボウとくれば、正体は0・1章に登場したレユニオン幹部のファウストでしょう。
近衛局側には彼がレユニオン構成員であるかも明らかになっていないようですが、チェンは何としても彼に口を割らせろと命令しました。

そして話題は例の「援軍」、近衛局主力部隊に移ります。

主力部隊の状況はどうだ?
まさか今も、例の感染者に勝手を許しているのか?
3-1戦闘後:チェン
それが、向こうのレユニオンも撤退した様子とのことで……
おとり作戦の可能性を警戒して、ホシグマ督察が調査に当たられているそうです。
3-1戦闘後:近衛局隊員

このホシグマという特徴的な名前の人は、すぐあとに出てくるので今は割愛します。レユニオンの動きに翻弄されていることに悪態をつきつつ、チェンはアーミヤに声を掛けました。
ミーシャ奪還のため、今度こそ近衛局とロドスの共同作戦となります。ただし、やはり攻撃の主体は近衛局であり、偵察や先鋒はロドスが務める、といった形のようです。

ただでさえ偵察チームの人が足りない、と嘆くフランカに、アーミヤは再びペンギン急便に連絡をするよう指示しました。


チェンの部下、ホシグマと合流


ほどなくして、直前で話題に出たホシグマさんが現場に到着します。彼女はチェンの部下であり、相棒のようなポジションでもある、龍門近衛局の重要人物です。
先の話にもあった通り、彼女は近衛局の主力部隊、特別督察隊を率いて一人のレユニオンの女性――タルラと戦っていました。ホシグマは相対した彼女の印象について、「心ここにあらずといった様子にすら見えた」とチェンに語ります。

次にホシグマは、ロドスのリーダーであるアーミヤを紹介され、丁寧に挨拶を交わします。
彼女はそのリーダーが未だ幼い少女であることを認識しながらも、それを気にしている風には見えません。チェンもまた同じですが、どちらかといえば年齢より実力重視の人なのでしょう。

ホシグマはアーミヤに、ロドスの状況について尋ねます。アーミヤは先ほどペンギン急便の二人と連絡を取ったのか、ロドスはすでに、ミーシャを連れ去ったレユニオンの動向を掴んでいると答えました。
その答えを聞き、ホシグマは感心したように言います。

なるほど。
確かに、能力の高さを感じます。
隊長の評価に違わぬ方々のようですね。
3-2戦闘前:ホシグマ
えっ? チェン隊長が、我々を評価してくださっていたんですか?
3-2戦闘前:アーミヤ
まあな。
3-2戦闘前:チェン

チェンはそれだけ言うと、すぐに部下のホシグマに対して、近衛局の全小隊を招集するよう指示を出しました。
彼女はこれまでロドスに厳しい目を向けている雰囲気でしたが、その裏でしっかりと実力は評価していたようです。

ともあれ、近衛局とロドスは共同作戦を開始します。ホシグマはアーミヤとレユニオンの対処について話しつつ、こう言いました。

強そうな外見に違わず、好戦的な人のようです。


「スカルシュレッダー」とミーシャ


一方、視点はレユニオンに連れ去られたミーシャに移ります。彼女は一人のレユニオン構成員に語り掛けられています。
彼は親しげな様子で、スカルシュレッダーからずっとミーシャの話を聞かされていたのだ、と伝えました。

ミーシャは少しずつ口を開き、彼に質問をします。同じ感染者である彼が、レユニオンに入った理由は何なのか。
彼は答えました。感染者だからという理由で、チェルノボーグで家畜以下の扱いを受けてきたと。妻も子供も殺されたと言う彼は、激しい怒りと復讐心を露わにします。

ミーシャは黙ってそれを聞いており、彼は熱くなりすぎたことに気づいて謝罪します。
そこにスカルシュレッダーが現れ、レユニオン構成員に声を掛けました。彼らは現在いる採掘場跡地を一時的な拠点にするようです。彼らも確かなダメージを受けており、時期を待ってチェルノボーグに撤退する、と彼は部下に言いました。

……
……ねえ、アレッ――
3-2戦闘後:ミーシャ
――その名前は捨てたんだ。
もう呼ぶな。
3-2戦闘後:スカルシュレッダー

2章で初めて対面したとき、二人とも、互いの存在に何か気がついているようでした。そしてこの会話から、二人は過去からの知り合いであり、ただならない関係であることが伝わってきます。
スカルシュレッダーは、自分をコードネームで呼んでほしいと言い、ミーシャはそんな彼の様子に恐れを感じているようです。

ミーシャは彼に理由を尋ねますが、「そのうちお前にもわかる」と濁し、話題を変えようとします。
スカルシュレッダーはミーシャが龍門に向かったと知り、レユニオンの仲間を連れて追ってきました。仲間たちとの関係も良いようで、その時は彼らがミーシャの救出に乗り出してくれたのだ、と語ります。

それを聞くミーシャは、スラム街での光景を思い出したのか、彼らが無関係の他人に危害を加えたことに嫌悪感を示しました。スカルシュレッダーは、当然だと言い放ちます。

だって、ウルサスの言葉にもあるじゃないか。「友に接するは春風の如くせよ」――
「されど敵に対するは」――――
3-2戦闘後:スカルシュレッダー

彼は自ら言葉を遮ると、ふと記憶が蘇ったのか、チェルノボーグで経験した凄惨な出来事について話しました。

ウルサスで鉱石病に感染した者は、感染の事実が明らかになれば直ちに捕縛され、隔離されます。
感染者となった彼は家から引きずり出され、それでも彼の手を離さなかった母親さえ、ひどい暴力を振るわれたのです。

ミーシャもまたその場にいたことを示唆しながら、「あの時、レユニオンの皆がいてくれたら」と彼は慟哭します。
ミーシャが自分に寄り添ってくれたアーミヤを信じたのと同じように、スカルシュレッダーはレユニオンの仲間たちを信頼しているのでしょう。

ミーシャは、その凄惨な現場で何もできなかったこと、その恐怖を思い出して苦しみます。スカルシュレッダーは「お前を責めてるわけじゃない」と言い、今は当時とは違うと断言しました。彼はレユニオンに入って戦うことで、勇気を得たのだと。

チェルノボーグ崩壊を目にしたミーシャは、レユニオンが罪のない一般市民まで攻撃したことを非難します。
しかし、スカルシュレッダーは彼らを「罪のない」人々とは認めようとしませんでした。彼らは感染者の扱いについて異議を唱えず、隔離政策を打ち立てる政府と戦う人間はいなかったと。

……レユニオンには、二人のリーダーがいる。どちらも、ウルサスとずっと戦ってきた人なんだ。
二人は、ウルサス人の中にも、感染者のために政府と戦ってくれる人間はたくさんいると言っていた。
だけどそんな奴、チェルノボーグには一人もいなかった。
3-2戦闘後:スカルシュレッダー

サラッと言っていますが、レユニオンのリーダーは「暴君」タルラだけではないことを、ここで示しています。もう一人は、この時点では登場していないパトリオットを指しているのでしょうか。余談。

レユニオンとロドス、感染者のために戦い、敵対する二つの組織について知るミーシャ。
彼女は、ロドスが感染者を助けようとしていることをスカルシュレッダーに伝えようとしますが、彼は聞き入れようとしません。

それは当然でもあります。
彼はすでにロドスと交戦しており、彼から見ればロドスは仲間を傷つけ、ミーシャを奪おうとした組織でもあるのですから。

感染者は、長く苦しんできました。2章でフランカも言っていた通り、感染者の多くはロドスの語る事実よりも、レユニオンの掲げる理想を信じるのでしょう。
ミーシャは戸惑いながら、レユニオンに加入するわけではないものの、スカルシュレッダーの語る言葉に理解を示した様子でした。

スカルシュレッダーは、誰にも守られない感染者をレユニオンが守るのと同じように、自分がミーシャを守ると誓います。
鉱石病によって奪われた、二人の時間を取り戻そうとするかのように。


2ステージ分しか書き取れてないのですが、お話的にキリが良いのでここまでにします。
思いのほかアレッ……スカルシュレッダーとミーシャの話が濃かった。

しぐれ子でした。ではまた!

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