気遣いができるとご縁が生まれる理由
人生は誰に出会うかで変わっていきます。これは間違いありません。
ここでは「ちょっとした気遣いができる」だけで、ご縁が生まれる事例をご紹介します。
ここに、HさんとOさんという2人の男性がいます。
この2人の共通点は、身体に不調があるということです。
Hさんは腕が痛く、Oさんは足が痛いという状況です。
そこで2人は接骨院に行こうと思い、それぞれの人脈で良いところを紹介してもらいました。
Hさんの事例
知人に紹介してもらってから、すぐにその接骨院に行き、受付表には紹介者を書く欄に名前を書き、施術をしてもらいました。
さすがに紹介をしてもらっただけのことがあり、腕の痛みも和らぎ、次回の予約をして帰ってきました。
Oさんの事例
知人に紹介してもらってから、すぐには行けずに、2週間ほど経ってからその接骨院に行くことになりました。
その間に紹介者のYさんが接骨院に行った際に「今度Oさんという友だちが来るかもしれません。足が痛いと言っていたのでここがオススメだよと宣伝しておきました」と、先生に伝えていました。
そしてやっとその接骨院に行けたOさんは、紹介者のYさんに「この前紹介してもらった接骨院に行ってきました。すごく良かったのでまた予約を入れてきました。ありがとうございます」と伝えたのです。
そしてそれから1週間後に、紹介者であるYさんがその接骨院に行くと、先生が「この前紹介してくれたOさんが来てくれましたよ。ありがとうございます。それにしてもOさんは感じの良い人ですね〜。実はOさんが言っていて、私も初めて知ったのですが・・・」と伝えたのです。
2人の事例における違いは、何でしょうか?
2人とも身体の不調は解消していますので、もちろん喜んでいますし、2人とも次回の予約を入れているから、施術に関しても当然満足しているでしょう。
しかしOさんの周りでは、Oさんだけでなく他の人も喜んでいるのです。
そして紹介者であるYさんと接骨院の先生との会話では、Oさんの話で盛り上がっています。
なぜ盛り上がっているかというと、それはOさんが気遣いができる人だからです。
人は嬉しいことがあると、ついつい他の人に言いたくなるじゃないですか?
人ってそんなものです!
OさんがYさんから紹介されて、この接骨院に行ってきた一連の出来事の中で、喜びの伝播が起きていたのです。
この事例を読んでいるあなたも、なんか良い気分になっていませんか?
喜びは伝播するのです!!
では、2人の事例における違いはなぜ生まれたのでしょうか?
大した違いはありません。
ちょっとした気遣いができるOさんが、ちょっとした感謝を口にしただけです。
ただそれだけの違いです。
しかしその「ちょっとした気遣いができるだけで、大きな違いを生む」のです。
Oさんの周りで見られた「ちょっとした気遣い」はどんなものがあったでしょうか?
例えば・・・
・Yさんが「今度Oさんという友だちが来るかもしれません。足が痛いと言っていたのでここがオススメだよと宣伝しておきました」と、先生に伝えていました。
・Oさんが「この前紹介してもらった接骨院に行ってきました。すごく良かったのでまた予約を入れてきました。ありがとうございます」とYさんに伝えていました。
・先生が「この前紹介してくれたOさんが来てくれましたよ。ありがとうございます。それにしてもOさんは感じの良い人ですね〜」とYさんに伝えていました。
それぞれに感じた「ありがとう」を言葉にして伝えていたのです。
たったこれだけの「気遣いができる」という違いなのです。
では「ちょっとした気遣いができるだけで、大きな違いを生む」という「大きな違い」とは何でしょうか?
それがズバリ「ご縁」です!!
「ちょっとした気遣いができる」だけで、関わる人の心の距離が近くなり、圧倒的に仲良くなっています。
仲良くなるということは、そこに信頼関係が生まれてくるので、この人に何かをしたり何かを伝えようと思った時に、そのハードルが下がっていきます。
さらにその人のことを「良い人」だと思うと、何かをしてあげたくなるのが人間です。
その結果この事例では、仕事に直結する人を紹介してもらったり、ランニング仲間を紹介してもらいサークルに入ったりなど、さらに新たなご縁が生まれました。
関わる人みんなが「ありがとう」と思い、それを思うだけでなくお互いに口にすることで気持ちが伝わり、喜びが伝播しているのです。
人生は誰と出会うかで変わってきますが、その背景には今回のような事例も影響するのです。