ペルソナ設定の敵は自我です!
事業を進める中で、またはサービスを提供する中で、大切なことは顧客の立場に立つということです。
事業が世の中に受け入れられるということは、それはその事業が顧客に認められているということであり、サービスが喜ばれるということは、そこには満足している顧客がいてくれているということです。
だから顧客の立場に立つということは、とても大切なのです。
詳しくは、こちら「相手の立場に立って考える人と考えられない人」をご覧ください。
その上で大切なことは「顧客とは誰か?」を明確にすることです。
顧客の立場に立つということは大切ですが、顧客とは誰なのでしょうか?
この時にターゲットとする顧客を明確にすることが大切であり、それをペルソナ設定といいます。
ペルソナ設定とは、端的にいえば架空の顧客像を設定することです。
ペルソナはラテン語で「仮面」を意味していて、マーケティング用語として使われる「ペルソナ」は、商品を購入したりサービスを利用する架空の顧客という意味で使われます。
架空の顧客を想定する時には、年齢・性別・価値観・ライフスタイル・家族構成など、かなり詳細に設定していきます。
そして市場規模が大きければ大きいほど、このペルソナ設定が大切になってきます。
たくさんの人に買って欲しいと思うと、たくさんの人が顧客に見えてきますが、それではターゲットとする顧客にメッセージが届きにくくなるのです。
そして「たくさんの人に買ってほしい」という思いの根底に「たくさん売りたい」という自我があり、それが強くなってくるとペルソナ設定が曖昧になってしまいます。
「自分が提供するサービスは〇〇の人に喜んでもらうためのものです」と明確に言えるようにするためにも、ペルソナ設定は大切なのです。
またペルソナ設定を考えるということは、自分自身のサービスや自社の事業を見つめ直すきっかけにもなります。