【社員インタビュー#1】トリプルイー株式会社CEO 井上智央
はじめましてトリプルイー株式会社 学生インターンの大内です。
トリプルイー株式会社とは中国地方を中心に300社ものベンチャー企業を創出してきたKSJプログラム（旧 経洗塾）をベースとし、ベンチャー企業の事業構築、事業拡大に向けた戦略策定、ベンチャーキャピタルからのファイナンス、プロモーションをトータルでサポートする会社です。
今回は記念すべき第1回目の投稿ということで弊社代表取締役である、井上智央さんにインタビューをしました。
様々な経験をされた20代の話や、ベンチャー、スタートアップに対する熱い思いなど普段は聞くことができない貴重なお話をしていただきました。
Q大学卒業後はどのような会社に入社されたのですか？
大学と社会人で合計８年間アメリカに滞在後、25歳の時に日本に帰国しました。最初のベンチャー経験はデザイン家電のブランドを製造・販売しているベンチャー企業amadana株式会社でした。そこでは主にアジア圏へのマーケティング業務に従事していました。
amadana株式会社に入社後一番苦労したことはベンチャーでの働き方でした。ベンチャー企業では大手の企業とは異なり、OJT（現任訓練）で入社後社員を教育するというよりは自分自身で学習して成果を出すという働き方に対応しなければなりませんでした。自身で成果を出さないといけないため、入社当初からかなりのプレッシャーがありました。しかしこの経験のおかげで「建設的な自己否定力」が身につきました。自分自身を常に肯定して前へ進むだけでなく、「もっとこうすればよかったのかな」や「本当にこれでよかったのか」など一歩立ち止まって自分自身を客観的に分析する力が身についたことが一番大きかったと思います。
もし僕自身が大手企業に入社して、普通に働いて、普通に給料をもらえる環境に身を置いていたら、20代での自分自身の成長はありません。ベンチャー企業で生き抜くための力が身についたという点ではこの経験はとても重要でした。
Qamadana退社後、経洗塾を設立したきっかけを教えてください。
amadana株式会社で数年間いろいろな経験を積んだ後、会社の事業転換期に自分自身も次なるステップに進もうと思い、退社を決断しました。
その後は様々なベンチャー企業の立ち上げや、企業の成長に貢献をしてきました。その後34歳ぐらいの時に家族の事業により地元広島と行き来する頻度が増える中で、その当時住んでいた福山市の住居に起業したいと思っている方々に集まって頂き、その方々と一緒に勉強会を開催しはじめたのが経洗塾のルーツになっていると思います。
Q経洗塾を中国地方で広めていく上で苦労したことはありますか？
最初のうちは毎週のように起業を志している方々に集まって頂く交流会や、プレゼンテーションイベントをたくさん開催しました。また大都市圏からゲストをお招きして起業に必要なノウハウや知識を学び合うセミナーも開催しました。当時は中国地方にベンチャービジネスを志す方々も少なく経洗塾を広めていくのにとても苦労しました。
初期の経洗塾と今のKSJとは全く形態が異なっています。昔は僕が一方的に参加者に意見を言うだけでした。事業計画など宿題をして来なかったら「もうやめようか」なんてこともよく言いました（笑）
そのような中でも成果を出すことにこだわり続け、ベンチャー起業家を創出する過程をプログラム化し、どのような状況でも結果が出るシステムの構築を心がけました。この努力が今のサービスの基盤を作ったという自負はあります。
Q井上さんが思う起業家にとって必要な素質は何だと思いますか？
先にも言ったように常に建設的な自己否定力が無ければベンチャービジネスを創出することはできません。それがベンチャービジネスを志す上では一番必要な素質だと考えます。また自分が頑張った分だけ成果が出ることがベンチャーを経営していく上での一番の醍醐味です。
ベンチャー企業は世の中に存在しない商品・サービスを普及することをゴールとしているため、自己満足のためではなく、お客様に求められるものを提供していく必要があります。常に自分自身と会社の成長が鍵となります。
攻める姿勢だけではだめで、一旦立ち止まり謙虚に自己否定する姿勢が重要です。ベンチャーは自分たちのサービスを常に建設的に否定することができることによってのみ、社会を幸せにしていくことがができると考えます。
Q最後に今後のトリプルイー株式会社の展望を教えてください。
今後は今の事業を全国区に拡大し、より多くの起業家の育成に貢献していきたいと考えています。その上で海外へも展開し自分たちのサービスで多くの人を幸せにできたらと思っています。
貴重なお話ありがとうございました！！
定期的にnoteに投稿をしていくので引き続きよろしくお願いします。