ピンインの読み方 中国現地のピンイン習得法!ピンイン拼读
中国では小学校でピンインの授業があります。日本のピンインの練習法と全く違います。まずその練習法をご覧ください。
■ 中国で行われている中国語発音習得法!
「破壊と構築」と名付けていますが、なんのことを言っているのか?わかりにくいですね。
それを理解するにはピンインの仕組みを知る必要があります。
カエルライフさんのピンイン入門動画です。
ピンインを「音節」で説明しています。
※ 初めて中国語を学ぶ方は カエルライフさんの 「中国語発音超入門講座(全10回)無料」の視聴をお勧めします。
ピンインを正しく読むために欠かせないのが「音節に基づいて読む」ことです! 音節?なんだ?
音節を理解するためには、日本語もピンインと同じような発音記号「ローマ字」で比較すれば、わかりやすくなります。
音節(音声の単位)は子音と母音のセットで成立します。日本語では「し➟子音s+母音i」で一音節ですから、白は「しsi + ろro」の2音節、中国語では「子音b・母音ái」の一音節です。
中国語の発音の仕組みはこの音節が単位になります。
中国の小学校で「音節」という言葉は教えませんが、李姉妹が「破壊と構築」と名付けた練習法は子音と母音に分解(破壊)し、それを繋ぎ合わせて「構築」する方法がピンインです、と教えてくれたわけです。
「音節に基づいて読む」ことの意味をもう少し調べてみましょう。
ピンインの読み方、拼读pīndú・ピンドウー
中国の検索エンジンBaidu(百度/バイドゥ)でピンインの習得法を調べますと、【拼读pīndú・ピンドウー】 が紹介されています。
普通話音節の構成ルールというタイトルです。
ピンインの音節の読みかたは、子音・母音に分解し、また繋ぎ併せて再構成する方法で、その練習法を拼读pīndú・ピンドウー、拼音の読み方といっています。
では、この「音節を分解し再構成」とはどのような読み方でしょうか?
声母两拼法(子音と母音のうち単母音での組み合わせ)の練習法
中国語発音は音節に基づいて読みますから、発音のスタートは上記の図の「b」の発音のように、子音の口型を構えて、実際に喉から音声を発する時は「ā」の母音で終わるというように、一つの音節でスタートの構え(子音)から実際の発音(本来の母音)へと口全体が動きます。
拼读ピンドウー、拼音の正しい読み方の方法
まずこのことを念頭においてください。
中国語では子音の発音を意識して、母音は母音としてつなげる(連結する)という中国語ピンイン特有の発音の仕方があります。
一例:双唇音 bo の発音の仕方
子音を構え、それに続く母音を読み併せる、読み方
日本語の「ぼ」の読み方は母音(お)の口型が優先ですから口の開き方は「o・お」で子音「b」の構えには無頓着です!
しかし中国語では子音「b」の構えは大切で、その後につづく母音「o」の音声の出し方にも注意を払っています。
※ ですので「bo」が「b uo や b ou」にならないようにも注意してください。
拼读の基本的な練習法は以上になります。
そしてこの練習法は中国では、小学校で次のように行われます。
小学校の国語の教科書
李姉妹が紹介している中国の小学校教科書です。
上記は「b/p/m/f」の子音の練習ページです。それに「aやoなどの母音」を組み合わせる拼读の方法が右に示され、最後にかぶせ音素「声調」を連結して意味のある漢字の「爸bà 妈mā おとうさん、おかあさん」になることを、bà とmāの発音の仕方で教えています。
次の箇所の絵に注目してみましょう。
`そして実際の拼读では下記の図のような発音練習になります。声調をつければどんな漢字になるかが分かるようにしました。
注目して頂きたいのは音節を子音と母音に分けて音声を学ぶトレーニング方法です!
日本語を学ぶ場合、子音と母音に分けて発音の仕方をトレーニングすることはありません。日本語の声のプロも「母音」のトレーニングはしますが「子音」のトレーニングはしません。
この記事全部を学び終えるころには、中国語と日本語の発音の違いがはっきり見えて、それはとりもなおさず中国語の姿がしっかり見えることにもつながります。
次回の「日本人訛りを打ち消す!中国のピンイン拼读 」では、初めて中国語を学ぶ人のために、ピンインとローマ字を比べて日本語発音との違いも浮かび上がらせます。
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