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2025.2.12 導かれて、湯宿温泉

ミウラエツコです。
今日もなんてことない日常を。

年明けすぐに予約した温泉宿。
天気予報で雪が多いとは聞いてはいたけど、
雪国出身の割に20年以上東京に住むと「雪」に疎くなりますね。
新幹線で高崎を越えて長いトンネルを抜けたら雪景色!
天気予報で晴れ→雪は見ていたものの、まさかこんなに降ってるなんて!
宿は駅からバスを2本乗り継いで更に歩く秘境。

トンネルを抜けると…


あれ…?やばいかも??
駅から宿に電話したら、送迎車も出せず迎え入れができないとの事。
すぐ駅の観光案内所に向かいました。

せっかくここまで来たんだから温泉に浸かって帰りたい!

…観光案内所の方ってすごいですね。
温泉に浸かりたい・予算を伝えたらささっと情報を出してくれました。
自家源泉の旅館に決めました。
予定変更!湯宿温泉へレッツゴー!

バスに揺られる事20分位。
検索もしたことのない温泉郷に辿り着きました。
このオーバーツーリズムな昨今、休日なのに人がいない…

少し歩いた先の旅館はとっても古く昭和な匂いが漂います。
案内されたお部屋はとてもこじんまりとしていて、こたつもあって昭和ノスタルジー。

昨日描ききれなかった絵日記を描いてお風呂へ。
脱衣所で地元の女性と遭遇しました。
今年は雪が多くて雪かきでとても体がこおばっている。
とても温泉に入らなければやってられない!と日帰り入浴しに来たとか。

源泉は62度!
水を足さないと入れない程。
ッッッッカー!!!
地元のお姉さんと熱い熱いとキャッキャ言いながら浸かりました。
長く浸かる為に冷シャワーで冷ましては湯船…を繰り返し。

さて、この辺の情報が全くないままに来てしまったぞ、と部屋に戻り検索。
Google MAPで近隣を調査し、昔ながらの宿泊帳なども読んで情報収集。

ふんふん。15年以上も長く通われてるのね~
ふんふん。5時間かけて年に3回も通ってるの??
ふんふん。温泉マニアが通う温泉郷なのね~
と如何にこの旅館が愛されているのかがわかります。

宿泊帳を読み進めていると
つげ義春先生の「ゲンセンカン主人」の舞台になった」温泉郷!と言う事が判明。

主人公は温泉地を訪れ、駄菓子屋に立ち寄る[5]。駄菓子屋の店主は、この温泉地にあるゲンセンカンという旅館の主人である男が、本作の主人公に瓜二つであると述べ、その男がゲンセンカンの主人になったいきさつを主人公に語って聞かせる[5]。それは次のような話である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲンセンカン主人

つげ先生が湯宿温泉を訪れた際の原体験を元に描かれたそうです。

混浴(男風呂)の大浴場も朝の少しだけの時間女風呂と入れ替わり、入浴する事ができました。
丸くて大きい湯船。こうゆう湯船って贅沢!
お湯が注がれる注入口付近には温泉成分が白く石化していて、温泉成分の濃さが感じ取れます。

最高~!!

お目当ての旅館に行けなかったのは残念ですが、切り替えて良かった!
偶然訪れた割に大満足な湯宿でした。
観光客がいないこうゆう隠れた温泉地ってまだまだいっぱい眠っているのだろうな…

またふらりと訪れたいです。
偶然を大事に。

牧水いいこと言う
雪綺麗
レトーロ
水路からも湯気

1993年 佐野史郎主演!
ご興味あれば是非。

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