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学美:ファッションの偉人の言葉から学ぶ、ファッション理論と美学〜シャネル〜①
みなさんおはこんばんにちわ、スカリーです。
今回はの学美は専門講義などでもご好評頂いているファッションの礎を築いた偉人たちの言葉から学べるファッションの理論・美学についてお話してゆきます。
私がリスペクトをしているデザイナーの中でもTOPに君臨している方がシャネルです。自分の考えやSculley Fashionizmが出来上がる際のきっかけになったデザイナーです。
女性なので、とても女性らしい考えを持つデザイナーでもありますが私も男性でありながら女性寄りの美学や考えを持ちレディースファッションデザイナーになったのもシャネルの影響です。
今回はファッションの基本であり、ブランドという概念を創り上げたデザイナー
‘ココ’・ガブリエル・シャネル 以下略シャネル ココは愛称です。
の言葉の一部から学んでゆきましょう。
![スクリーンショット 2021-07-10 23.03.20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56492973/picture_pc_06facb09bcdfce6dbed068e438f0716a.png?width=1200)
シャネルが紡ぐファッション理論の基本
世界的なデザイナーであり、この方がいなければ皆さんの身につけてる洋服は無かったとも言い切れるファッションの基礎を創り上げた人物、シャネル
その考えの断片を言葉から学んでゆく事が可能です。私は私なりの意見・解釈として書いてゆきます。
今回取り上げてゆくシャネルの言葉は2つ、この言葉の意味を理解出来ると一気にオシャレになれますよ。
まず1つめは私の人生を変えた言葉、そして未だに私が心に最も強く常に残している言葉
In order to be irreplaceable one must always be different.かけがえのない人間になるには、常に他人と違っていなくちゃ。
この言葉こそ、ファッションや美学における基本の考えであると私は信じてなりません。
皆さんはオシャレになりたい、綺麗になりたいなど様々な願望を持っているでしょう。その願望はすなわち、人と違う個性を持ちたい、他人よりもよく見られたいという潜在意識の表れです。
これは誰もが持っており、それを実現出来ている又は実現しようとしている人間に対して持つ感情が
「憧れ」です。
そしてその憧れはあれど自分自身では迷子になってしまう方も多くいるかと思います。そんな全ての方にお伝えしたいことはこの言葉そのものです。
ファッションとは他人と違うことを楽しむこと
オシャレとはまわりと違う事をアピールすること
貴方がオンリーワンの憧れられる存在になりたければ貴方だけの表現がなければならない
という事が詰まった言葉だと私は解釈し、それを皆さんに常に伝えています。
周りの同調圧力で好きでもない服を着ていませんか?
ブログやSNS・雑誌を見てそれを正解と思っていませんか?
本当に素敵なファッションとは、本当に素敵な人とは?それは一重に
貴方の考えが感じ取れるファッションをしている人だと私は思います。
なので私は仕事柄良く青山・表参道に行くのですがやはり多くの方が自分を持ったファッションをしている方が多く参考になるファッションの中心地と感じます。
たとえ、とてもシンプルで上品ファッションでも凄くモードなファッションでも私は美しいと感じます。もちろんゴシックロリータファッションでもその中に自分らしさや自信を感じられる方は多く、参考にさせて頂いております。
むしろそのような方々を横目に、今風じゃない・ダサい・恥ずかしいなど色々な意見を述べる方いらっしゃいますがそんな事を言っている方こそダサいと思います。
自分の美学を持つ人は相手の美学にも共感を示せると私は思っておりますし、現にファッションを学んだ方は上記のような考えはまず持ちません。全ての方の考え一つ一つが自分のファッションを磨くヒントだからです。
皆さんもオシャレになりたいと願うなら、違う事を楽しんでみてはいかがでしょうか?
二つ目の言葉
二つ目の言葉はとても解釈が難しい言葉です。
Simplicity is the keynote of all true elegance.シンプルさはすべてのエレガンスの鍵。
この言葉はファッション史を学んでもいないような方が多く現代のシンプルファッションの考え方に照らし合わせて間違った解釈をしてしている言葉です。
現代ではユニクロ・無印良品などシンプルという売り方をする洋服も増えていますが、それを後押しするようにこの言葉を切り抜いて使う方がいらっしゃいます。
しかしその言葉に乗せられてはいけません、確実に間違いです
これだけはしっかり理解をしてほしいのですが、この言葉は時代背景含めて理解をしなければいけないファッション史と合わせて学ぶべき言葉なのです。
確かにこの言葉だけを切り抜けばシンプルなファッションが最も良いという表現に感じるでしょう。しかしシャネルが現役でデザインを行っていた時代は洋服やトレンドはとにかく
「豪華で装飾過多気味の貴族のスタイルが基本の時代だったのです」
洋服はハイボリュームなドレス、ネックレス、ブレスレット、ハットなどのボリュームのある装飾品などが主流の時代において提唱されたのがこの言葉なのです。
要するに最初の言葉とこの言葉は繋がっています。
この装飾過多が主流の時代において、その考えの逆を行く事がシャネルにとっての美学であり
「まわりとの違いの主張」だったのです。
現代ではシンプルである事がオシャレという流行があります。もちろんそれを真摯に受け止め自分の美学に落とし込み、シンプルさの中に自分らしさのエッセンスを差し込める方のファッションは私も素晴らしと思いますしその考えを否定することは致しません。
しかし、みんながシンプルがいいといっているから真似ている人については正直呆れています。
そこでこの言葉を借りて表現するのであれば、また今の時代においてもしシャネルが生きているのであれば、この提唱は真逆の意味を持つ言葉に置き換わるはずなのです。
シンプルなものが主流なのであれば、その逆を行く装飾性の高いファッションこそまわりとの違いを生む大きな要因です。
「この2021年の時代において、装飾性こそエレガンスでありオシャレの鍵」
これが私がこの言葉から感じたファッションの理論であり、皆さんに伝えたいファッショニズムの1つです。
まわりと違う事は怖くありません、一歩踏み出してオシャレになってみませんか?
このようなSculley Fashionizmを持つ私ですが、
書いて欲しい記事があればコメントください!