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株式会社エデュテクノロジーが埼玉県久喜市教育委員会と連携し、「 BI ツールを活用した『 次世代型学校教育 』の実現に関する研究 」を実施

教員のメンタルヘルス向上と、学校組織運営の適正化を目指す


株式会社エデュテクノロジー ( https://www.edutechnology.co.jp/ )は、BI ツールを学校教育に生かす、「 BI ツールを活用した『 次世代型学校教育 』の実現に関する研究 」の一環として、「管理職のスピーディーかつデータドリブンな意思決定を促す実証研究」を久喜市教育委員会と共同で実施しています。この実証研究は、BI ツールを使って教員の状況を可視化したデータが、管理職の意思決定にどのように活用できるかを明らかにすることで、教員のメンタルヘルス向上と、学校組織運営の適正化につなげることを目指しています。


【 実証研究に取り組む背景 】


現在の学校現場では、多様化・複雑化した教育課題に迅速かつ的確に対応するために、これまで以上に一人一人の教員が抱える業務が増加しています。そして、それぞれの教員がその時々でどのくらいの負担があるのか、管理職は把握することが難しくなってきています。また、教員一人一人のメンタルヘルスといった目に見えづらいものの実態を把握することも非常に困難な状況にあります。その中で、教員の休職などによる子どもたちの学びや学校運営への影響が少しずつ大きくなってきています。

そのためエデュテクノロジーでは、管理職が事前に教員の体調等のデータから心身の健康状態を把握し、危機的な状況を未然に回避する意思決定ができれば、運用的なリスク回避につながるのではないかと考え、久喜市教育委員会と連携し、BI ツールを活用した「管理職のスピーディーかつデータドリブンな意思決定を促す実証研究」を始動することにいたしました。

【 実証研究の目的 】


久喜市教育委員会による「 BI ツールを活用した『 次世代型学校教育 』の実現に関する研究」を通じ、教員一人一人の心身の状態や学校で起きていることなどのデータを BI ツールを使って、即時的・効率的にレポートとして可視化します。そのレポートを管理職が「日常的な意思決定にどのように利用することができるのか」をエデュテクノロジー及び久喜市教育委員会による「管理職のスピーディーかつデータドリブンな意思決定を促す実証研究」で明らかにしていきます。
また、教員のメンタルヘルス向上を含めた学校組織運営の適正化につなげることができるのか、といった課題解決への有効性についても実証します。

すでに、久喜市立砂原小学校及び久喜市立鷲宮中学校では、2022 年 5 月より、端末を通して教員が健康状態などを入力し、BI ツールを使ってこれらのデータを管理職に伝えるという取り組みを始めています。

BI ツールとは:さまざまなデータを分析・見える化して、経営や業務に役立てるソフトウェアのことです。 BIはビジネスインテリジェンス、つまり、ビジネスの意思決定に関わる情報という意味になります。

【 実証研究の概要 】


エデュテクノロジーでは、この実証研究を下の図のように運用しています。

1、教員が健康状態などのデータを入力
毎日、教員に体調ややる気、退勤予定時刻などを、簡単なアンケート形式で端末に入力してもらいます。

2、管理職が BI ツールで可視化されたレポートを確認
教員が入力した健康状態のデータを、BI ツールが分析、可視化したものがレポートにまとめられ、毎日3回(朝・昼・下校前)と月1回、教員及び管理職のメールに通知されます。管理職は、全教員のデータを一元的に確認することができます。

3、データを元に管理職が意思決定 (本実証研究の範囲)
管理職は BI ツールによって視覚化されたデータから、教員の心身の健康状態を確認します。教員自身から申告されるデータにより、これまでの経験則による健康状態の把握ではチェックしきれなかった変化を見逃すことなく確認することができます。そこから、教員への声がけや業務の割り振りといった運用的リスク回避のための適切な対応につながる意思決定が可能になると考えられます。
管理職がデータを活用することで、円滑な学校経営を行うための意思決定にどのような貢献があったかをヒアリングやアンケート等を介して明らかにしていきます。

【本実証研究に関するお問合せ先】
株式会社エデュテクノロジー 担当:高井 潤 中川 絢子
連絡先:03-5953-7820
メールアドレス:press@edutechnology.co.jp

株式会社エデュテクノロジー


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