見出し画像

勉強しない子に育てる方法

※stand.fm「中山まち子の気ままにラジオ」の台本になります。

巷にあふれる「賢い子に育てる方法」。本屋さんの家庭教育コーナーにあるとドサッと置いてあります。

親なら誰しも賢い子になって欲しいと思いますが、実際はそんな上手くいきません。

どうしてなのか、と悩んで勉強しない子どもとバトルを繰り広げる。そんな事態は避けたいけれど、どうしてもケンカをしてしまう。

そういう時は、モノの見方、考え方を変えてみましょう。今回は反面教師として活かして欲しいなと思い、勉強しない子に育つコツをご紹介していきます。


1.親が子どもに無関心

子どもに無関心な家庭で、なかなか勉強に前向きになる子どもは育ちにくい。経済力に関係なく、です。いくら習い事三昧しても家の雰囲気が寒々としている、親から褒められない、スキンシップがほぼないまま成長した、という状況だと自己肯定感が育ちません。

何に対しても自信が持てず、チャレンジする気が失せたり。子どもにとってプラスになることゼロです。

子どもがやる気があって勉強する子になるには、まず第一条件として「子どもに関心を持つこと」がポイント。

子どもに関心というと、勉強だけではなく趣味とか好きな食べ物とかそういうこと。好きな漫画やスポーツに理解を示す、という感じ。

大人も自分の趣味に理解がある人の方が親近感を湧きますよね。それと同じ理論です。顔を合わせれば嫌味を言われたり、きつい言葉をかけてくる人に「いい人だな」と思う人はいないでしょう。

子どもならなおのこと。

2.テレビや動画サイト視聴、スマホ無制限

昔ならテレビやゲーム、いまならスマホや動画サイト視聴にルールを設けていないと、勉強しない子への最短ルートです。

たま~に、雑誌とかネット上に「ルールを決めていなくも難関中に合格」という記事が載ることがありますがあれはレアケース。真に受けると痛い目に遭います。

かくいう私も小学生時代は勉強もせず漫画を読んだりテレビを見たり、ラジオを聞いたりと好き勝手に過ごしていました。

これも、親から何も言われなかったからです。母親がテレビ好きということもあり、四六時中テレビがついている環境でした。勉強しなさいとも言われず、テレビを見る。野球シーズンは野球観戦でテレビを見る。あとはラジオで聞く。

それしか思い出がないですね。勉強した記憶が本当にない。

ですから、子どもが少しでも勉強する子になって欲しと願っているなら、テレビやスマホ、タブレット端末、動画サイトに関するルールを決めること。

学校から帰ってきて寝るまでの時間、意外と少ないので、貴重な時間をほぼ全てスマホ、アプリでゲームとか動画視聴に費やしてしまうのは本当にもったいないです。

そして、親がそういったものをダラダラみない、使わない。親がスマホで遊んでいるのに「勉強しなさい」と言われても説得力ゼロ。

子どもは親の言動を注意深く見ています。まだ小さいと思って侮るなかれ、です。

3.整理整頓ができない

先生に提出紙が行方不明。勉強するスペースが確保できない。いわゆる整理整頓が出来ないとなかなか勉強にやる気が出てきません。

もちろん、なかにはごちゃごちゃしている方が落ち着くという子もいますが、やはり整理整頓ができないのは勉強面や生活面に良い影響はほとんどありません。

私の親は2人そろって整理整頓ができず、洋服が散乱していました。

大きなカゴを買ってきて、そこにドサドサ選択した服を置くんですよ。一応タンスはあるけれど、空っぽ。畳んで入れるということが出来ない。

母親は全部やってもらっていたんだと思います。お婆ちゃんはきれいに整理整頓していたので。とにかく、乱雑な部屋や家は何が置いてあるのか把握できませんし勉強しようにもノートや教科書、ドリルを開くスペースがありません。

モデルルーム並みの殺風景もある意味コワイですが、勉強するにはある程度きれいな環境の方がいいです。

まとめ

さて、今回は勉強しない子に育つ方法と題しましてお話をしていきました。いきなり全てを変えるのではなく、少しでも出来そうなことから取り組んでいきましょう。

私でしたら、子どもの趣味に共感するはクリアしているのでやはり整理整頓でしょうか・・・。親の私が手本をみせないといけませんね。

勉強する子になることばかりを追い求めると、【うちの子はできないからムリだ】と悲観的になってしまいます。それよりは、【勉強しない子になることをさせない】と逆説的に考えることが大切です。

賢い子になる条件ばかりを押し付けると、子どもの方も嫌になります。最悪の事態を避ける、ということが基本。その方が気楽になります。








いいなと思ったら応援しよう!