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家庭で思考力を伸ばすコツ

※stand.fmの台本になります。

少子高齢化が進み、AIやロボットが労働力不足解消のツールになると期待されています。この傾向は、2020年以降一気に加速。セルフレジも市民権を得て、当たり前のように浸透。またレストランでは配膳ロボがメディアで取り上げられています。

簡単に言えば、これからの時代は条件の良い仕事はスキルがないとゲットすることが一層難しくなるのは避けられない時代に突入しています。

子どもがどんな分野に進んでも、可能な限り安定した生活を送って欲しいと願うのが親というもの。安定した生活をゲットするには、手に職があることはもちろんのこと、受け身ではなく自分で考えて動く力は重宝されます。

今回は、家庭で思考力を伸ばす3つのコツをご紹介していきます。

1.小さい時から考えさせる時間を作る

乳幼児期の頃は、何でも急かしたりしがち。出かける時も「早くしなさい」と何度も言ってしまう経験のある方は少なくないでしょう。

親が急かし、考えさせる前に何でも準備をしたり片づけると、子どもの考える時間を奪っていることになります。出かける前に何をすればいいのか、アレコレ考えて準備をする。仕事でも使われるいわゆる「段取り」です。

大人になれば完璧に出来るようになるとは限りません。

段取りを考えるのはけっこう大変で、苦手な人は苦手なまま成長します。ネットでも段取りが上手くなる方法、といった情報は検索すればかなりの数にヒットするほど。それだけ悩んでいるかたも多いです。

考えさせると言うのは子どもに丸投げではなく、時間を設けて「どうすれば良いのか」と自分で物事を考えさせて答えを導き出させるというもの。親が先導して世話をしていると、レールに乗って動く人生が当たり前だと勘違いしてしまいます。

そうした勘違いをなくし、自分の頭で判断させたり考えさせる時間を意識的に設けることが大切です。

2.カードゲームやボードゲームをする

オンラインゲームやテレビゲーム(もはや死語?)が超簡単に遊べる時代。

タブレット端末やスマホがあれば乳幼児期からゲームできちゃう時代ですが、こうしたゲームは「こうなったらこうなる」とうま~く制御されています。

バグがないかぎり、ルールに則て進みます。もちろん個人個人進み方はありますが、枠組みの中で遊ぶものです。全否定する気は全くありませんし大企業が次々オンラインゲームに参入しているのですから将来性はたかいです。

しかし、幼児期から積極的にやるべきかと言われればその必要はなく、成長したらで良いかなと思います。その際も、消費者マインドではなく作りてマインドを持ってプレイした方が得策。課金とかの売り上げが凄いから、大企業が参入している世界。儲かる仕組みやビジネスマインドを理解させる、という意味合いならOKです。

さて、トランプやUNOなどの定番カードゲームを小さい頃からやっていると、相手の読みを考えるようになります。たいていの人はゲームで負けたくありません。勝つためにはどうすれば良いのかと子どもながらに深く考えます。

我が家の場合、子ども①②③ともにカードゲームが好きです。2020年の春、臨時休園や臨時休校の時は毎日のように遊びました。また、ボードゲームも遊びましたが、ドラえもんの日本一周旅行は日本地理や世界地理を学べるので一石二鳥どころか三鳥です。

子どもが各自「勝つ道筋」を一生懸命考えます。将棋や囲碁も同じですので、積極的に取り入れていきたいですね。ただ、保護者も参加して遊ぶことが大前提です。

一緒に遊ぶのが面倒だな、と避けないことが一番重要かもしれません。

3.紙芝居をたくさん読む

保育所や幼稚園、こども園といった施設では先生が頻繁に紙芝居を読んでくれます。

一度にたくさんの子ども達が見てくれる、ということもありますが紙芝居は間が大切です。

次の場面ではどうなるのか。そして1つの絵の中に様々な情報が入っています。

次の絵が出てくるまで、アレコレ子どもなりに考える。耳から入ってくる情報と視覚から入ってくる情報から推測するようになる。受け身ではなく能動的に楽しめるわけです。

定番のアンパンマンや馬場のぼる先生のおうさまサブちゃんとかがオススメ。

絵本の読み聞かせと違って、親子で距離を置いて読むので子どもの反応が分かりやすくおすすめです。

一口に思考力と言ってもテストなどで数値化するものでもなく、他の子と比べることも難しいです。ただ、考える力は人生を通じてとても大切なものです、小さい頃から自分で考えさせて答えをみつける機会を増やしていくようにしたいですね。





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