エレベーターの開ボタン
空港のエレベーターは「日本に帰ってきた」ことを感じる空間の一つだ
まず、男性が我先にと乗り込み、操作盤の前の人は隙あらば閉のボタンを連打し、そして男性がとっとと降りる
男性を責めて申し訳ないが、欧米ではやっぱり男性が開のボタンを押して女性が先に降りるのを助けてくれることが多い
日本の男尊女卑と言う感覚がひしひしと感じられる
この場合はじゃあなんで女性が優先されるべきなんだ、と言う話にもなるが、そうではなくて「大変そうな人を手伝えるか」と言う感じ
以前会社の先輩が「行先の階のボタンを押す前に閉ボタンを押せば時間の短縮になる」と楽しげに話していたが、その数秒を短縮してその時間はどこに行くのだろう
やはり、灰色の男たちがくゆらす煙になるのだろうか