東京楽器博2024のレポート - 「楽器展示、試奏体験、プロの演奏まで。音楽の魅力を120%体感できた1日」
今回、有り難いことに抽選に申し込んだら招待チケットを頂くことが出来た。そこで、この催しに興味はあったけど、残念ながら行けなかった人に対してレポートとして出来る限り共有をできればと思う
催しの概要とは
ホームページの一番上に載っていた
なるほど、視覚、聴覚、行動を通して体験を得るということだな。所謂、楽器の展示イベントという認識ではあったが、「新作」を見る以外に「何か」別の発見があるのかを探っていく
ブースを回る
僕はギターを弾くので、ベースやドラム、シンセサイザーなどはよく分かっていないのだが、興味を持って回っていく
シンセ・DJ・管楽器・ドラム・エレキ・アコギ・その他・ステージとエリアが分かれているのでグルっと回っていく
KORG
今回のイベントで、自分にとってマジの大本命のVOXのアンプ、ACシリーズ、NAMM SHOW 2024から音沙汰なかったので、本当に試奏できて幸運だった。これだよ、これって音が鳴っていた。日本だと初のお披露目では?
VOXの独特の鈴鳴と、カッティングの音が最高だよ。某バンドが好きな人にはたまらない音だ
こいつに、KORGのSDD-3000を組み合わせる日が楽しみだ。
ちなみに、隣でYoutubeの動画で拝見する西尾さんがギターを弾かれていたが、邪魔しては悪いかと思って声掛けは控えた。後ろからお姿だけを目に焼き付けた(拝んだ)
また、後ろにも数名待ちがいたので、Vox Ampsの待ちだったかと思うと悪いことをした。皆さん、すいませんでした
写真
恐らく、新しい情報を知りたい(期待している)人もいると思うので、出来るだけ写真を撮っていった。自分の経験がない楽器というのも多々あるので、詳しくは公式サイトを調べて見てほしい。(既にリリースされている製品もあり)
Shure
58と名前が付いているのがボーカルマイク向きであることを識別すると教えてもらった。なお、録音する周波数帯でマイクを選び、他の周波数帯を拾わないマイクを使うときに、外部の音を拾いづらいよと教えてもらった。(必ずしも広い周波数帯がベターというわけではないこと)超、勉強になった。
Dexibell
イタリアのDexibellのキーボードの展示、また、日本のメーカーとはデザインが違う感じがした
AlphaTheta_TORAIZ
Makuakeでクラウドファンディングをするとのこと。電子楽器はあまり詳しくはないが、ボタンの配置から2次元的に見てしまうが、実際はマルチトラック、マルチ音源で操作可能できることを学んだ。アンケートに答えてマグカップをもらった。ありがたい。アンケートでは音源の編集機能と音源のインポート機能の追加をリクエストした。電子ドラムパッドだとモノにもあるが、インポート機能はある。ハードウェア音源のインターフェースですごく難しいのは、DAWに音源がたくさんあるから、ハードウェア音源は相当、その音が気に入らないと買う価値を感じにくいって話だ。でも、ハードウェア音源はMTRに直接録音できるからいいよね。説明を伺う限りは、編集や操作機能の説明に熱が入っている様子だったので、電子楽器に詳しい方は、その部分に注目すると良いかと
YAMAHA
YAMAHAのエレキバイオリン、11月8日(金)から発売を開始するとのこと
廉価版のエレキバイオリンに比べれば、お値段は高いが、バイオリンを弾いている感が得られること。venovaもそうだが高級な楽器が買えなくても、様々な立場の人に楽器を提供する意志が感じられる。何気にバイオリンの市場価格について質問してみたら、世の中の音楽の学生が使うバイオリンというのは、相当コストが掛かっていることを知った。エレキギターとは世界が違う感じだ。その中、このエレキバイオリンは手に取りやすいことが分かった。ちょっとだけ弾かせてもらったが、弓と弦を直角(垂直)に当てるといいよって教えてもらった。意外に弦に弓が当たっていないことが発見だった。
SONICWIRE
SONICWIREで取り扱うTriviumのシグネチャーアンプの音源(何種類か有)、Black Fridayのセールが始まると教えてもらった。最初はギターのエフェクターと思ったが違った。IRDXというのを搭載しているようだ。IRDXは試していないので何とも言えないが、IRを持っていれば、その後に適用できるとのこと。ソフトウェア音源はクリーントーンの伸びが、アナログに比べて弱いと感じていたので、どこかで落ち着いて試してみたい。まあ、正直、自分はアンプはあるので急ぐことはないというのが本音である
話を戻すが、このソフトウェア音源はGainノブを回すだけである。これにより、ひとつずつ回す手間が省けること。ノブを回すことによりミキシングを調整してくれる。
音は骨太で、6弦をズンズン弾くのが楽しい。また、歪むだけではなくクリーンチャンネルも搭載しているのでクリーンの音も弾けるとのことだった
ソフトウェア音源はBiasAmpを持っているので、どれくらい変化があるかを比較してみたい
Stilblu
富山のギターメーカー、東京であれば、Xotique JAPAN SHOP 赤坂で置いてもらっているとのこと。写真を撮り忘れたがネックのプレートを変色させたサンプルを色々と見せてもらった。デザインとして面白いと感じた
都商会
Marshallの冷蔵庫、冷蔵庫のドアを開けさせてもらった。とてもクールだった。他にもバンドコラボのお酒を提供していた
Marshallのビールを購入した。比較的、日本製のビールと比べれば飲みやすいと感じた
BreedLove
KORGが代理店として取り扱う。写真にある真ん中のギターが音が柔らかく好みだった。後、単純に押さえやすいし。ハンドメイドであり、かつ為替もあるためか、値段は覚悟をすること。つなぎ目のところが14fretのものと、12fretのものがある
大和設備工業
ピックを取り扱っていたので購入してみた。公式ページを見ると、12弦ギターの輝きを得るとあるが、確かに1層のノーマルピックとは違った感じである。2層構造なので、遅延が発生するように聴こえるのではないかと考えたが、あまり、そういったことは感じなかった
キワヤ商会
浅草にお店を構えるウクレレの専門店、ウクレレだけのお店と言っていたので、かなり珍しく貴重では。ハワイの風を感じれてスタンダードなウクレレは?と質問したら、これをおすすめされた。ハワイアンコア材を使用しているので、ハワイの材が使われているということだ
日本エレクトロ・ハーモニックス
赤い卓上のアナログアンプが新作(他にもある)
超、多機能過ぎて理解が追いつかないが、デジタルアンプの時代にアナログで勝負しているように感じた。むしろ、デジタルよりもアナログアンプの方が好きなので、歓迎だ。真空管でもソリッドステートでもリアルアンプは歓迎していきたい
KAMINARI GUITARS
写真を撮り損ねたが、迅雷を試奏させてもらった。永久保証も付くとのことなので、購入のハードルは高いかもしれないが、気に入れば検討してみるのはどうか。いくつか他のケーブルも弾かせてもらったが、アンプかケーブルが要因で素直なクリーンが鳴ってよかった
アンプもケーブルもレスポンスが早い方が好みではあるので、もう少し検討を重ねていきたい
cymbalsmithHYH
韓国のシンバルメーカーと思われる。
波や雫などをテーマにしたシンバルを叩かせてもらった。確かに近くで音を聞くと感じが違う。波や雫などと言われれば分かる気がする。家では中々叩けるものではないから、リラグゼーションの一環で音が流れると面白いかもだな
鈴木楽器製作所
1984年に発売されたomnichoadの復刻版、電池駆動可
当時のモノに機能追加もされているとのこと
LYYL
韓国ソウルの机メーカー、88鍵のキーボードを収納できるように設計、また、背面にコードをまとめられる機能あり
ARTURIA
鍵盤のエリアで立ち寄った。ARTURIA製品はUIがオシャレであると思った
GEMVOX
Synthesizer VのAI音源、日本語と英語対応とのこと
グラフィカ株式会社
ドイツのミキサー、日本のものに比べるとかなり安価に設定されているらしい。BASS、MID、HIGHのノブを回すだけで、音のニュアンスがかなり変わる。好みを探すのが楽しい
音響機器を他にも取り扱うようで、DJなど大人が楽しむ設備を提供しているようだ
イベント
KORG CROSSOVER MUSIC FESTIVAL 2024に参加をしてきた。今回はこれが自分のメインである。幸運にも招待チケットを頂くことが出来た。KORGさんありがとう!生演奏を聞ける機会というのは早々ないので貴重な体験だ。なお、自分の主観的な感想となるのでご了承をいただきたい
はじめに
はじめに言いたいことがある。ROLLYとMartyが出演するというじゃないか。これ、ほぼ、ROCK FUJIYAMAじゃね?と思ったら、ROCK FUJIYAMAだった件について。ROCK FUJIYAMAの視聴者で会場にいた人なら分かるかと思う。心の中で期待していたことが叶った感じ
いつ、HELL YEAH(視聴者にはお馴染みの挨拶)をするのかwktkしていたが、流石に辞めておいたか。でも、きちんと宣伝をしていたし面白かったね。客層的には伝わると良いのだが
本題に戻るが、生演奏を聴くのはかなり久し振りである。PAのおかげもあるのか、音はデカいがまとまりがあって聞き取りやすかったのが素晴らしい
ROLLY
基本的に皆さん、身体は細いのだが、この方、御年60を超えてあのスタイルはヤバい。何ていうか彼の世界観に迷い込んだ気分だ。ROCK FUJIYAMAで見ているプレイを実際に聴くとやばい。とてもカオスな気分になる。
Sam Pomanti
本人が話している様子を見たら、とても繊細な雰囲気を感じた。このイベントのために書き下ろした曲も披露してくれた
鳴瀬喜博 / 村田隆行 / Hiromu Fukuda
ベーシスト3名によるスペシャルユニット
それぞれ、同じベーシストでもプレイスタイルが違う良い例を見せてもらった。言葉で表現できるボキャブラリーを持ち合わせていないのが辛い
何ていうか、鳴瀬さんが、段上から降りて演奏しているときに、後ろの人達が総出でシールドを伸ばして、距離を稼ごうとする姿に優しさを感じた。しまいには、ベースアンプの位置も動かしていたし
Coba
アコーディオンの演奏を生で初めて聞いたが、KORGがアコーディオンを作ったとのこと、演奏は異国情緒を感じだな。
アコーディオンって、メロディーとコードとリズムを全てひとつの楽器で出来るんだと初めて知った。特に、空気の収縮から生まれる空気圧がリズムに聴こえるのは初めての体験だった
押尾コータロー
この人もアコギ1本で、リズムと伴奏とメロディーを奏でていた、今回はKORGが取り扱うBreedLoveのギターも使っていた。
マーティ・フリードマン
本人は演奏をとても楽しんでいた。出来上がった曲を楽しそうに、情感溢れるプレイだった。本当にギターを弾く自分は反省しないといけないと感じた
ギターのトーンは、人それぞれ違うが、何ていうか、和とMetalの臭いがした。ヘドバンをしたくなる衝動にかられた
スペシャルバンド(大月文太(Gt)、岡田真帆(Dr)、笹井BJ克彦(Ba)、ハナブサユウキ(kb)
演奏というのは基本的に一人では出来ないものだ。バンドがいるから曲になると思っている。メロディだけ弾いても、伴奏だけ弾いても。リズムを刻むだけでも飽きてきて面白く無くなる。音楽の三要素は偉大だ。合わさるとよくなる。特に歌が入ると更に自分はカジュアルに楽しめるが、バンドがいるからこそ、出せる音の感じというのを学んだ
まとめ
実は、一睡も出来ない状態で参加したので眠さが限界突破しており体調も最悪な状態での参加であったが、ただ、楽器を楽しむだけではなく演奏を聴く機会や話を聞く機会に恵まれたのは、とても幸福で有意義な時間であった。テーマ通りの体験をすることが出来た
おわり!