お久しぶりです。2週間以上も空いてしまいました。
小田祐路です。

前回初めてのNoteだったにも関わらず多くの方に見ていただけて嬉しかったです。

今回は、大学4年で内定を蹴ってから現在まで何しているの?について詳しく書きたいと思います。
長いですがお付き合いください。

初めてのイベントに参加

2024年7月、内定を蹴ったものの、1ヶ月間は正直なところ大きなアクションを起こせずにいました。しかし、「さすがに何かやらなくては」と焦り始め、地元のスタートアップ向けのガレージを訪れてみることにしました。そこでは、スタートアップ支援や補助金・助成金の申請方法を教えてもらえるほか、現役の経営者の方々が相談に乗ってくれるなど、非常に充実した環境が整っていました。

初日は何もせずに過ごしましたが、翌日ガレージを再訪した際、学生時代に起業し、卒業後も会社を経営している方と出会いました。その方が主催するイベントに招待してくださり、二つ返事で参加を決意。このイベントは、2日間の合宿と3週間の伴走期間、最終発表を通じて「自分がやりたいこと」を見つけることを目的とした、学生向けのプロジェクトでした。

知り合いが誰もいない中での参加に緊張しましたが、合宿では初日に自己分析や社会課題とのマッチング、2日間目にやりたいことの具現化、成果発表などがあり、自分と向き合う機会になりました。私は教員について調べるうちにメンタルヘルスに興味を持ち、「教員の病気休職者を減らすプロジェクトを作りたい」と考えるようになりました。2日間、夜遅くまでメンターさんと試行錯誤を重ね、最終的に「AIの顔認証システムで教員のメンタルヘルスを守る」という案をまとめ、成果報告会を終えました。

この2日間は充実感に満ちていましたが、その後の3週間はまさに怒涛の日々でした。チームは、メンターさん1人、ユースメンターさん2人、参加者5人で構成され、毎週課題が出され、それをクリアしながら最終発表に向けてブラッシュアップしていく形式。正直、本格的なプレゼン資料の作成、市場規模の調査、プロダクト開発のMVP設計、さらにはメンターと伴走する機会すら、これまで経験したことがなかったので、慣れるまでの間に何度も心が折れそうになりました(親友にガチ相談して何とか乗り越えました笑)。

しかし、この3週間は本当に毎日が学びの連続でした。もともと遊ぶ予定やや友人との沖縄卒業旅行の予定もありましたが、あまりの忙しさと充実感、そして「本気で取り組みたい」という強い思いから、すべてを断り、このプロジェクトに全集中。行動力も圧倒的に鍛えられました。以前は何をするにも尻込みしていましたが、「やった方がいい!面白いでしょ!」というマインドになり、変にハイな状態で動き続けていました。

先生や学校関係者に次々とヒアリングを重ね、その流れでノンアポで行政にも突撃——当然、しっかり断られました(笑)。この経験から「やっぱり何事にも根回しは大切だ」と学び、後日ちゃんとアポを取ってヒアリングを実施。その後の3週間は、資料作成やピッチの技術を磨き、最終発表に向けて準備を整えていきました。

本番ではいくつかの賞が用意されており、「賞を取れなければ明日はない」と覚悟を決め、すべてを掻っ攫うつもりで挑戦。結果は、審査員賞の一つを受賞しました。悔しさが勝りましたが、一生懸命考えたものを誰かに評価してもらう喜びを初めて感じました。信じられないほど辛く、信じられないほど疲れ、信じられないほど充実した1ヶ月間。大学生活最後の夏休みは、この思い出でいっぱいになりました。

最終発表の全体写真(会場には合計100人以上集まりました)

現場を知ろう!

9月中旬、初めてのイベントを終えて振り返ると、自分の事業案には「机上の空論感」が漂っていました。そこで、イベントで出会ったメンターさんの紹介で、とある市立小学校の校長先生とお会いすることに。10月から小学校でボランティアを始めました。

さらに、SSS(スクールサポートスタッフ)という制度を利用すれば、お金をもらいながら現場を学べると知り、11月からは同市の小学校さらには中学校でもSSSとして働き始めることができました!
主な業務内容は、授業の補助、校内の美化活動、先生方の業務サポートなど。これらの仕事を経験する中で、「教員免許がなくてもできる仕事って意外と多いんだな」と気づき、「これらの業務を巻き取ることができれば、先生の労働時間削減に貢献できるのでは?」と感じるようになりました。

同時に、この仕事(特に授業補助)は、教職を目指す学生にとって「現場を学びながら報酬を得られる」という点で素晴らしい機会だと実感し、もっと多くの学生に広めたいと考えるようになりました。実際、「もし自分が大学1年生のうちにこの制度を知って、子どもたちの笑顔に触れることができていたら、教員の道を諦めずにいたかもしれない」と思うほど、充実した経験になっています。現在もSSSとして働きながら、「より教員が楽になり、本来業務に集中できるようになるか、労働時間を削減できるか」を模索し続けています。

その他

SSSの仕事を続けつつ、ガレージに通い、メンターとの壁打ちを繰り返しながら、日々アイデアをブラッシュアップしています。これまで何度もアイデアをピボットし、何度も気分が落ち込んできましたが、「成し遂げなければならないことがある以上、諦めるわけにはいかない」と思い、歩みを止めずにいます。

そして、実は1月最終週から2月の第2週にかけて、東京遠征、3つのピッチ、さらに1つの新プログラムへの参加が控えています。やることが多いときこそ、Noteで整理しながら進めていきたいですね(笑)。
また、これらの挑戦についても報告できればと思っているので、ぜひお楽しみに!


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