PTAって名前より大切な事に気付いて改革①
日本全国でPTAが必要が不要かという議論が繰り広げられています。
令和六年度のPTA会長を仰せつかっている私です。
本年度でPTAを解散し、令和七年度より新しいサポーター制度としてリスタートすることに決定しました。
改革じゃ〜!無くしてしまえ〜!って感じではなくて、
学校運営や教育活動に保護者の姿は無いよりは有ったほうがよい。ならばよく言われる保護者と教職員が負担少なく関われるにはどうすれば?
と考えて検討した結果がPTAという名前と手段を捨てて出来る時に出来る人が出来る事を負担感なくやれるようにしよう!って事になりました。
言わば「名を捨て実をとる」ってことです。
さて今回は何故検討をしようと思ったかです!
私のPTA歴は今年で12年目、三つの学校が混じり合っています。その中で一つの学校で副会長を二年、会長を一年させて頂きました。
学校毎に多少の違いはあるものの遣り方や課題はほぼ同じやな〜と見ています。
役員選出に形骸化などなど。特に役員選出で苦労されているPTAが多いのではないでしょうか??
役員選出はPTA嫌だ〜って思う人の1番の要因とも言われています。
この役員選出で衝撃を受けた事が今年何とかしようと思った一つのキッカケです。皆さんのところではどう本部役員を選んで居られますか?立候補?推薦?知り合いに当たる?
経験した学校では選考委員会が開かれて「あの人に頼んでみよう」となって大勢(7人程度)で夜にお家に押しかけて「来年の役員お願いしたいのですがお願い出来ますか?」「いやー厳しいです」「そこをなんとか」「ほんと厳しくて」「わかるんですがそこをなんとか」とこの遣り取りが1時間も続き、渋々「わかりました、、。」
この様子を見ていて、子どもに例えたら「嫌って言ってる子に何してるの!」って大人が怒るのに、、なんでPTAなら許されるのだろう?
こんな真逆の事をしている私を含めた大人の姿を見てしまいました。
皆さんのところではどうですか??以外と同じ事してるPTAって多いのでは?
よし!クレームつけるんじゃなくて姿を見せてやる!
ここから在り方検討のスタートです!
①役員は大変だと言うのならば実際の負担を時間と
して数値化する。
②役員は嫌だと言う人が居るならば、その人がこれ
なら良いかって思えるカタチは何かと考える。
この二つからスタートです!
①大変そうと思ってても実際に何にどれだけ時間を割いているのかって聞かれて殆どの人は答えられないのでヒアリングや実際の経験を羅列して数値化しました。その結果、自分自身でも「こんなに時間割いてるんや〜そりゃあ無理だわ〜」って驚きと納得です。
この負担をどうなくすのかを更に検討し、最終的に解散してサポーター制度へ移行しました。
2つ目の役員への敬遠。これには様々な要因がありました。役員と聞くだけで、「色んな会議に出席を求められる」「名前だけで嫌」など様々なのでリスタート後のサポーター制度では学部(学年)代表は選出するけど運営委員って名前で代表という肩書は設けない。運営委員の役割はこれとこれだけって明確にしてイメージ先行を防ぎつつ、実際に必要な事だけへの出席として、なおかつ六名の運営委員の中で一人ずつ全2回の学校会議に出席としました。
役員の事ばかり書き連ねましたがPTA不要論が出て来た背景には生活スタイルの変化や、価値観の変化なども有ります。共働き世帯が増加し平日の活動が難しくなってきたという事実。価値観が変化した中で、本部役員が決めたことに従う、参加することを暗に求められているという昔ながらの考え方に嫌悪感を抱く人も出てきました。
これはあくまで想像で仮定ですが「私達はしてきたぞ!」「PTA会長経験した」こんな考え持つ人がいるならば、もうそんな時代でも無いし同じ遣り方は変化した社会には通用しないのです、、、。
これら昔から存在する暗黙のルールや求めが現代の保護者を苦しめている可能性は有るんだろうと。
でもね、時代が変わっても子どもの笑顔は大切で、殆どの保護者は子どもの為にとは思っています。でも同じ遣り方ではそれが実現出来なくなってきている事を多くの人が知って考えて寄り添わなければなりません。
そんな現代に沿ったこれからのカタチについての詳細は後の回でお話するとします!
ちらりと資料はつけますね!