【シンガポール:帰国子女枠受験】中3長女の高校受験伴走をしながら小6中学受験にも動いていた母の回顧録~前編
こんにちは!
アンバサダーのMihoです😃
学校説明会やオープンスクールが、
あちらこちらで繰り広げられる時期となりました。
皆さん、お目当ての学校へのアポ取りや訪問計画はお進みでしょうか😊
ひと夏前は私も長女を連れて、NAVITIMEをライフラインに、
猛暑の東京/神奈川を、バスや電車を苦使して移動してました…。
こんな遠くまで…、と思いながらも、
やっぱり実際に行って見聞きしないとその学校の良さは分からないものだ。と感じたのを今でも思い出します。
なかにはメール上で断られていたにも関わらず(都内在住者のみ対象💦)
それを知らずに当日受付で参加して、
帰宅後にその断りメールに気づいた学校説明会もありました。
(知らないって本当に強い😅)
あの苦労があって今がある!
かいた汗は報われる!
皆さんもこの冬、きっとそう思えるに違いありません✨
さて、今回の記事は長女の高校合格後、
続いて長男の中学受験の渦中に書いた、
2024年度の帰国子女枠中学受験の回顧録をお届けします。
一時帰国中に受けられる英検S-CBTや、エッセイ強化に使ったサイト、
学習用に使えた英書についても取り上げているので、
ぜひ参考にしてみてくださいね!
それでは、どうぞ🙌
⇩この記事の前に書いていた帰国子女枠高校受験のシリーズはこちら⇩
英語を武器に一念発起
アメリカ人の父と日本人の母を持つ、
とにかく英語が武器な我が子達。
その武器を磨きに磨き上げて、
長女、長男ともに、第一志望の高校と中学にそれぞれ合格し、
現在は毎日が楽しくて仕方ないと通っております。
長女は家から学校までに距離があると言うことで、
当初は考えていなかった『寮』という選択肢を取り、
今では寮生活もエンジョイしています。
長男に至っては、学校まで市バスを使ってDoor to Doorで片道約1時間。
シンガポールではずっとスクールバス利用で、
バスがコンドの前まで来ていたので、
この公共の移動手段を使って通学するというのも新しい挑戦でした。
そんな親の不安も何のその、
長男の中学は土曜日も授業のある学校ですが、
保護者会などで休校になった時には、
「なんでママは行けて俺は行けないんだよー!」
とブスくれるくらい学校LOVEです。笑。
こんな日常を過ごせるなんて幸せの他の何ものでもない。
あんなに大変だったけれど、あれがあって今がある、うんうん。
本当に私も子供達もよくやりました😭
と、長女は高校受験なので、
中学校での志望校選択や受験に対しての教えがあり、
本人の心構えもバッチリだったのですが、
実は小6長男に関しては中学受験などほとんど考えていなかったんです。
それが、中3の姉の帰国枠受験リサーチを続けていくうちに、
英語のみで受験ができて、入学後は数理社英の4教科を英語で受けられる学校があることを知り、「だったら挑戦してみたい!」と自ら受験のレールに飛び乗ってきた小6息子。
この時すでに6月…。
英語と帰国子女枠のアドバンテージの強さをひしひしと感じつつ、
英語のみで受験できる中学校も幾つかあることを知り、
さらに、
高校からの受け入れがない(もしくは廃止)学校も増えてることを知ると、
これは小6長男もトライさせてみた方がいいんじゃないかと、
途中から熱を込めるターゲットがシフトチェンジしていました。
(というのも長女は推薦をもらい、一時帰国不要の受験で終わったからです。)
ターニングポイントは夏の実家帰省中に長女と受けた
英検S-CBTの英検2級合格。
それまで英語のレベルを測るテストを一切していなかったうちの長男。
ネイティブ並みに話せると言っても読み書きは大したことないので、
小学校の英語クラスもぼちぼちのレベル止まり。
(英語のレベルでクラス分けされます。)
そんなだったので淡い期待を断ち切るためにも、
一度英検を受けてみて可視化させようと拝んでみたらなんと2級合格!!
(↑英検SCBTを受けました)
この合格の文字を見た時には父母どちらも驚きすぎて、
準1級に合格した長女が、
「ちょっと〜!私の時と全然違くて喜びすぎじゃないの?傷つくわ〜。」
と怒るレベル。笑。
いやだって…💦
こう言っちゃ申し訳ないけど、
不合格を想定しながら何て言おうか考えてたくらい
期待してなかったから…。
長男自身にしても、この『合格』の2文字が、
「実はやれば出来るんじゃん、俺!」
と、モチベーションに火をつけたようです。
そうなると、
母も父も今更ながらとは思いながらも、
本人の意志を汲んで、やるだけやってみようと一致団結し、
まずは長女の通っている塾に、
受験用とはいえ、英語クラスのみの入塾をお願いしました。
これには塾側も、
「え?高校受験のためでなく中学受験ですか!?」
と面食らった様子。(そりゃーそうだ…💦)
渋る塾側にも、
「とにかく現実の厳しさを知らせしめる為にもお願いします!」
と頼み込み、ようやく入塾OKをもらい環境は整いました。
不安が底上げしてくれたモチベーション
アメリカ人の父と日本人の母を持つ我が子達。
シンガポールの日本人幼稚園から日本人小学校に上がり、
バリバリの日本語教育を受けているにも関わらず、
日本語があまり上達しない長男…。
(これは我が子3人に言えること。)
日本人学校に通っていたとはいえ、
周りには同じようにミックスの児童がたくさんいて、
住んでいるコンドにもいろんな国籍の混血の友達がわんさかいて、
自分の見てくれや、日本語力もそれほど気になることもなかった環境から、
いざ日本に移って、THEジャパンの中で自分は一体どう過ごすんだろう…。
と漠線とした不安があったのでしょう。
本帰国のタイミングを伝えてからは、
自分と同じような境遇の仲間がいる学校に行きたい。
ミックスで帰国子女で日本語が弱くても楽しく過ごせる学校に行きたい。
と日頃からポツリポツリと話すようになった長男。
そんなだったので、
英数理社の4教科を英語で授業してくれる学校が幾つかある事を知ると、
これはトライせずにいられるものか!
と受験に乗り込んだ次第でございます。
このミックスという一見華やかに見える影での、
本人でしか言い知れない不安が、
上手い具合にモチベーションと変身して、
成功に繋がったと言えるでしょう。
絞って決めた志望校2校
長男の希望する4教科を英語で授業する学校の候補はいくつかありましたが、英語のみで挑戦できる学校で、本人が「ここいいな。」と決めたのは2校のみ。
第一希望で選んだのは、
最近、女子校から共学校に変わったばかりの教会系の学校で、
2年生までが共学 (2024年7月現在)、3年生は女子クラスしかない。
という、これからの伸びしろ大の期待できる学校です。
こちらの学校、
紹介動画を見ると、生徒達が楽しそうに走り回っていたり、
パンフレットにもミックスや外国人が多く起用されていたりと、
確かに長男の興味をそそります。
で、もう1つの候補校はというと、
どちらかというと露出少なめの有名老舗スクール。
今年からまたぐぐーんと施設費や入学金を上げてくださって、
ああ…。と思った学校です。
しかしこの学校、
すでに高校卒業から海外への大学へと羽ばたいていった先輩のいる実績や、口コミの良さ、実際に赴いた時の印象の良さ (長女の学校見学で行きました)、他にも、メールで問い合わたその返信が的確で早い!
いや、本当、さすがです👏
受験対策に実際に使っていた英語ツールの紹介
この絞った2校に、
残り僅かな学習時間を駆使して受かるために、
◎塾では英語の全体的なレベルアップとエッセイの特訓を、
◎自宅では面接&エッセイに使う具体的な体験や記憶の収集と、
面接の特訓をしました。
以下、実際に使っていた英語ツールをご紹介します!
EDUBAL英語エッセイ書き方&対策法
まずはエッセイの特訓に見つけたのがこのEDUBALのサイト✨
思えばこれがEDUBALとの初めまして!でした😃
上の画像のエッセイの8項目、恐らくこちら王道の8項目だと思われます。
この8項目の中の幾つかを、自分の体験を織り交ぜて繋げる練習を繰り返す毎日。
簡単な例ですが、
例えばこんな感じです。
英検S-CBT
「英検を受けたい!」
しかし日程が合わずに受けられず英語能力を示せる資格がない…。
と悩まれてる方で日本国内に住まわれている方ならば、
断然に英検S-CBTをお勧めします!
ちなみに私は夏休みの一時帰国の際に、
長女と長男を連れて宮崎の会場で受けました。
この英検S-CBTは従来の英検とは違い、
受講者一人一人がそれぞれのブース(個室)に入り、
目の前に置かれているパソコンを相手に、
各自のペースでパソコンを操作しながら進めるスタイルです。
なので、
自分はリスニングに移ったけれど隣はまだスピーキングをしている。
ということもあり、
イヤホンをしていても周りが気になる人は気になるようです。
(慣れが必要?💦)
結果は約1ヶ月でWebから確認でき、その結果をダウンロードできるので、
証明書が届くまでの待ち時間を省けます。
ちなみに証明書は海外に発送してもらえないので、
私は実家の住所を登録してそちらに送ってもらうようにしました。
体験版はこちら↑
ちなみにライティングは筆記型かタイピング型かを選べます。
同日に別々の級を受けたうちの場合ですが、
長女は紙に書く方がいいと言うことで筆記型。
長男はタイピングが得意なのでタイピング型を選びました。
(記述方法は違えど当日は真隣でテストを受けていました。)
注意点と言えば、
英検S-CBTのスピーキングの相手はパソコン(機械)ということで、
時間がきたらピシャッと終わります。
生の人間相手の数秒間の延長などはありません💦
他にも沈黙が減点対象になるようなので、
言葉に詰まりそうになったら
「Oh .well…、とか、OK,Let me think…」など、
とにかく会話を続ける努力が必要なようです。
Ladder Book
英語が得意と言っても読むのがあまり好きではない長男。
そんな長男が「これ、読みやすい!」と言って読み始めたのが、
このLadder Bookでした。
レベルが1~5まであって、
写真でも分かるように文字の大きさが違います。
内容もさまざまですが、
長男の面接にとても役立ったのがガンジー。
「あなたの尊敬する人は誰ですか?」の対象に選ばれたのはガンジーで、
本番もガンジーでいきました。
(ちなみに長女の尊敬する人は私でした。)
シンガポールの紀伊國屋書店では販売終了だったので、
日本に一時帰国の際に買いだめ。
Amazonや海外でも書店で買えますが、
日本の本はやはり日本国内で買うのがお得です。
中古でよければBOOK OFFやメルカリ、ジモティを探してもいいかもしれません。
~後編に続きます🌱~
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