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【イギリス駐在】〜帰国子女受験・親のこだわりと娘の to do! その① ー夏休みー
ふたたびEDUBALアンバサダーのKikoです!
一時帰国が飛ぶように去った昨年の夏。ロンドンに戻ると公園の芝という芝は枯れてニュースになるほどに、、、異常気象による影響で、(泣)。
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今回は、中受にあたり長女の幸せを思い違えていた、あの話題に戻ります。私がどんな学校選びを長女のためにし、彼女が何を選択し、家族でどう方向付けていったのか。親のこだわりを中心に!
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母と娘のズレ
母は思い描いていたのです。
マイペースで穏やかな娘。帰国子女という存在を貴重に捉えて大切にしてくれる学校でなら、日本語や学校生活で分からない事が多くても、友達に助けられながら成長していく彼女の姿を。少しずつ日本に馴染んで日本を好きになって。『英語が話せる日本人』への道。
でも当の彼女は、本帰国後、日本式のルールで新たにスタートする自分が想像できなかったのでしょう。日本語に不安があることも確実に要因の一つでしょうが、イギリスの心地良い学びのスタイル(英語で思考する自分と、先生と気兼ねなく話せる関係性)、約6年間イギリスで積み重ねた、これが自分だと言える自分、を崩すことなく、そのまま継続したかったのだと思います。
私の想定とのズレ。まだ子どもだけどもう12歳。6年分成長した彼女に、どちらが正しいとも言えない以上、夏の一時帰国(初回をご参照ください!)を経て、私たちは長女の意思を尊重しようという決断をしましました。彼女の学びの延長線上にある学校を最優先に!
帰国子女受け入れ校
ここからは捉え方は人それぞれですので、あくまで我が家のケースであがった学校の一例として、参考程度に捉えていただけたらと思います。特に改革中の学校は学校自体が常に変化しています。興味のある学校情報は定期的にチェックを!
ではまず、帰国子女が受ける学校といって思いつく学校で、且つ英語中心の受験ができる学校(女子校含、男子校除)を挙げると・・・
渋幕、広尾学園、洗足学園、頌栄、三田国際、かえつ有明、山脇学園、富士見丘、大妻中野
上記言わずもがなな学校がほとんどですね。(広尾は英語での出題の算数に加え国語があります。ただ国際系進学校ということで外せない学校なので!)
私が注目したのは…
かえつ有明
対話を重視した先生と生徒の関係性、それが根底にあればこそ成し得る自由な校風、そして何より広報担当U先生の熱心さと温かさはオンライン学校説明会からもひしひしと!数多の受験生の親を相手に、そして受験生一人ひとりと真摯に向き合ってくださっていました。校長先生が変わられたようですが、なんといっても副校長の存在感たるや!お会いしてみたかった。。。英語も習熟度別で多角的な授業展開が魅力!
富士見丘
国も年数も様々なあらゆる帰国子女を多く受け入れてきた実績のある女子校。英語に対する取り組みに定評があり、英語を科目としてだけでなくツールとして活用。またICT教育を早くから取り入れている学校です。
上記以外に、私が教育に興味を持ってリサーチした学校は・・・
工学院、ドルトン東京、サレジアン国際、和洋九段、昭和女子、神田女学園、桐朋女子
これだけでも16校!
下のグループからも数校、私見を交えて補足します。
工学院
インタークラスがあり、主要教科を英語で学べます。イギリスの大学入試資格のAレベルが受けられる貴重な学校。ケンブリッジの教材を使う認定校。更に、世界各国の私立校から成るラウンドスクエアに加盟していて、日本に居ても世界の人々と交流が可能でとても魅力的!
ドルトン東京
とにかくユニーク。生徒によるオンライン説明会を聞きました。校長先生のカタに囚われないフレキシブルな感性で、学校自体にエネルギーを感じました。
和洋九段
学校自体の教育ベースがPBL(Problem Based Learning)中心であるところが魅力的。娘が苦手な日本語も、探究活動中心の学校生活の中でツールとして日本語を使っていくことで克服できるのではないだろうか。。。
昭和女子大附属
校長先生による、グローバル教育、理数教育、女子教育に対する思いに感銘を受けました。
桐朋女子
1959年から帰国子女の受け入れをしている歴史ある学校。ことばを大切にしている。過去の教育改革で口頭試問のみの入試にしたこともあったとか。通知表がない!?独自性の高い取り組みを古くから実践している貴重な学校。
'こだわり'から絞る!
受験科目に算数国語を加えたら、もっと選択肢はありますね。でも長女のこだわり(初回の記事参照)を大切に、そのままの彼女が入ってイメージが湧く学校という視点から学校を現実的な4-5校に絞り込みました。
一時帰国時に説明会などで見学した学校は以下の通り。あっ、5校ではなく7校でしたね…(苦笑)
三田国際、かえつ有明、山脇学園、富士見丘、工学院、和洋九段、広尾小石川
実際の受験は、以前述べたように英語一本にはしませんでした。理由は以下の通りです。
①かえつ有明の校風にとても惹かれていたこともあり、この学校が求める日本語力のボーダーに共感がもてたから。日常の学校生活で最低限知っていてほしい漢字、自分の意見を書く力、その辺りは苦手であっても克服してほしくって。
②いわゆる帰国子女受け入れの歴史ある伝統校で英語のみの受験ができたとしても、教育方針として、帰国子女に、4科目受験で入学した生徒に追いつくことを求める進学校とは、我が家の方針が違っていたから。
とある塾に一度問い合わせをして、上記受験校を相談したところ、珍しいパターンですね、と言われました。英語一本の国際系の受験であれば、三田国際、サレジアン国際が一般的と言いたかったのでしょう。でも受験で日本語を使うことになったとしても、既に感じ取れる校風を持つ学校、一時帰国中に実際見て納得できた学校を優先させました。
英語にこだわるなら、ブリティッシュスクールやインターナショナルスクールにすればいい、こんな声が聞こえてきそうですね。でもここにも我が家の方針として、日本の学校に入れたいという強い思いがありました。
①駐在家庭という立場を経験したからこそ、今度は友達の出入りがあまりない環境を子どもに与えたかったから。
②クラブ活動、特に運動部に娘の憧れが強かったから。日本語離れが進んだとき、繋ぎ止めたのは日本のアニメでした。バレーボール、バスケット、テニスなど部活動がテーマの日本アニメを見て、結束力のある部活に入りたい!と強く思ったようです。
ロンドンでも部活はありましたが、休み時間を利用した参加型のものだったり、出る出ないも自由だったり、勝手にその場を楽しむスタイルで教えられることはなかったり。。。一つの目標に向かって共に励まし合う仲間の存在、これは日本の学校の良い側面だと思います。
こだわりの合致!
それまで私が描いた娘の幸せと彼女の希望にはズレがあったので、正直私の中で不安はありました。娘の学力が受験という土俵に届くのか。本帰国のタイミングも読めなかったので、今受験をする必要が本当にあるのか。本帰国のタイミングで編入試験のある学校にチャレンジするという選択肢も。
でも彼女はブレませんでした!自分の意思で受験を選びました。その覚悟に応えるべく私たちも腹をくくりました。
英語で学び続けたい娘のこだわりを叶えてくれて、大学はもう一度イギリスに行きたいという目標へ向かって、更なる英語力を期待できる学校を目指そう。引っ込み思案で控えめな娘の決心に、私たちは全力で応援しようと決めたのです!
娘の to do!
さぁ、志望校が絞られたからには頑張るのみ!
弱点の克服と傾向と対策を余念なく!
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その後も、受験校として掲げた一つ一つの学校に対して、娘と私の to do!は続いていくのでした。。。
夏以降の娘と私のその後は次回以降に綴っていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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